1日目、東海自然歩道西の起点。箕面から忍頂寺2020年6月20日
コロナ明けで温めていた企画をスタートさせることにした。何年かかるかわからないけど東海自然歩道を西から東に繋いでいく旅。大阪の箕面から、東京の高尾まで1,300KMくらいかな?のんびり楽しんでいきましょーーー。
と言うことで始まった僕の東海自然歩道の旅。
今回は車で移動し十三で宿泊するプランにした。ここは阪急の各路線が集合するところなので、この土日で大阪の東海自然歩道を進むには便利だと思ったから。
東海自然歩道の西の起点は明治の森箕面国定公園のなかにある。以前にここを訪れたときにその起点の碑を見つけ、漠然とここから始まるんだー、、、なんて思っていた。
調べてみると東京の高尾山まで繋がっている!普段は愛知県内の東海自然歩道をよく走りに行き、東海自然歩道をとても身近に感じるので、その道が大阪や東京までつながっていると感じると、なんだかワクワクしてくる。
そしてコロナの自粛中にトレイル、ロードのいろんな大会が軒並み中止になるなかで、東海自然歩道を西から全部繋いで行こうと言う気持ちになった。
その第1日目をやっと今回スタートさせることができた。
阪急の箕面駅に降りると、すぐに東海自然歩道西の起点の碑があって、傍のベンチに可愛いゆるキャラが座っていた。
記念に写真を撮ってから箕面公園に向かう。
東海自然歩道の起点はまだ先にあるのだけれど、ここの見どころは箕面の滝だと思うので滝に向かう道を行く。
以前に来たときには残念ながら台風や大雨により木々が倒れ滝までの道が通行出来なかった。
滝に向かう道は朝早い時間から、散歩やランニングの方々が多く行き交っている。
基本的には滝まで登り坂なのにランナーたちはグングンの走って登っている。
僕は歩きでももう息が上がってるのに、お散歩の方もペースが速くてバンバン抜かされる。
滝道をぐねぐねと進むとしだいにあたりの空気感が澄んできた気がして道も真っ直ぐになった。と思ったら、迫力のある滝壺が目の前にどーーーんと現れた。前日まで雨が続いたせいか、水量は豊富で滝に勢いがある。上から勢いよく溢れ出してくる水が滝壺に落ちるとしぶきがあたり一面に上がりなんとも勇壮な雰囲気だ。
大滝を満喫した後は、いよいよ東海自然歩道の西の起点に向かう。滝から少し道を戻って、左手にあがっていく道を辿って政の茶屋へと向かうのだが、どうやら道を間違えたらしく同じところをグルグル待ってしまった。少し遠回りとなってしまったけれど、ビジターセンター脇を抜け、やっとたどり着いたスタート地点。
ここから僕の東京までの道のりが始まる。この気分の高揚とは裏腹にその起点はものすごく地味だ。あたりに人もまばらで意識しなければここが東海自然歩道の起点となっていることに気がつかない人も多いだろう。
石の階段を登るところから始まるこの道をしばらく道標に従って進むと、大きな道路の上を渡るところで左手に巨大な石造りの建造物が目に入る。その奥に水を蓄えた箕面川ダムだ。コンクリートの巨大ダムとはまた違って、石を積み上げたような緻密な感じがまたカッコいい。
そしてそのまま尾根道を行くと程なく最勝ヶ峰に着く。ここには開成皇子の墓が静かにあった。さらに尾根道をどんどん進む。行き交う人もまばらで木漏れ日の中を気分よく進む道が続く。やがて道は北摂霊園の縁に出る。広大な園地を横目に斜面を下るとしばらくは林道をジョギング程度な感じで気持ちよく進む。
山の中のトレイルもいいけれど、木々に囲まれた林道も快適に走れるので気持ちよく進める。
泉原集落に出ると道標が自由に立てられないからか案内が乏しくなって迷う。これは東海自然歩道あるあるかもしれないけど、愛知県のいつもの道も迷うのは大抵集落に入ったところだ。
あっちでもないこっちでもないと迷ったあげくに一つ角を曲がってみると、民家の壁に次の案内があった。ある程度覚悟はできていたけれど、やはり道に迷うと気持ちも凹む。
事前の予習でも、わかりにくいなぁと思っていたところでやっぱり迷った。これから進む長い東海自然歩道の道のりで、こんな事は茶飯事になるから、まあこんなもんだなと気を取り直して先に進もう。
そしてこの先にキリシタン自然歩道なるものがあるみたいなので、どんな感じの土地なのか興味が高まる。
山の中の舗装路は人通りもなく、田畑が広がる長閑な道だ。でも、なかなかキリシタンな感じはしてこない。も少し進めば雰囲気が出てくるのかな?と思いつつ歩をすすめると、竜王山荘の前に出た。
今日のゴールの忍頂寺の交差点まで着いちゃった。
こうして1日目は無事に終えることができた。忍頂寺のバス停で時刻表を見ると、次のバスまで1時間ある。僕は田川さんと蛭子さんがやっていた路線バスの旅の番組が好きだった。こう言う状況は食事のタイミングだ。さっきの竜王山荘に行けば何か食べられそうだ。
施設の喫茶店でカレーライスを頼みゆっくりと次のバスを待った。こう言うところで郷土の料理ではなくカレーライスとかを頼むのがブレない蛭子さんだな、、、なんて考えながらそのカレーライスを味わって、十三の宿へと戻った。
今回使用した地図
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