意識低め薬学部と好きな事の話

意識低め。

まぁタイトルの通り。

何で薬剤師になろうと思ったの?って聞かれると、困る。

資格さえ取れば生活には困らないから。めちゃくちゃお金持ちにはなれないけど、平均年収以上は稼げるし。薬剤師って言っただけで結構世の中的には凄いねみたいな雰囲気あるし、みたいな。

打算的。。

周りもそう。親に言われて何となく、、、親がお金持ちだったから、、、医学部落ちたんで、、、親が低収入だから奨学金借りてでも親より金持ちになりたいみたいな。。。

まぁ底辺薬学科なんで、そんな感じ。意識高めもいるけれど、本気で薬剤師になりたい!みたいな人はごく稀。

実際、仕事をする上でも薬剤師は医者の処方がないと何もできない。薬剤師は薬の専門家、エキスパートみたいな事をいうし、最終確認であり薬剤師は医療の最後の砦みたいな話もあるし、まぁ実際そうではあるけれど。医者が決定権を持っている以上、勝手に処方したり、処方内容も変えられないし、実際医者の力は強い。病院にいけば、看護師さんの方が動けるし患者さんと接する機会も多くて尚更薬剤師の存在って何だろう、、となる。

打算的、、、

むしろよくそのモチベーションで勉強続けられるよな、とかは思う。自分すごい、偉い。

本当は薬剤師になりたいとは思ってない。けど1番初めに書いた通り、生活には困らないから、が本音。

もっと本音を言えば、薬剤師より料理人になりたいと思った時もあった。。

私は料理が好きだった。今も好き。料理好きが高じてかSNSにあげていたら、プロ並み、すごい!料理人になれば?とまで言われたこともある。

けど…

料理なんてやろうと思えば誰でも出来る。今の時代わざわざ高いお金を払って料理教室なんか通わなくても、プロ レシピ名で検索すればいくらでもプロみたいな料理が私みたいな素人でも家庭で簡単に作れてしまう。

それに、料理人になったからと行って将来安泰とはならない。今はコロナ禍ということもあってか軒並み苦境に立たされている飲食店も多い。

コロナが流行る前からそれは感じていた。生半可な気持ちで料理人になっても食べていけない、、、、

他にも料理を作るのが好きだからこそ分かることもある。家族や恋人に出すようないわゆる家庭的な一般的な料理と見ず知らずの大衆に出す料理は全く違う。星付きのレストランを獲ろう!とか、有名どころのホテルのシェフになろう!みたいに思う本気のプロは覚悟も違うし、何より食材一つ一つに対する扱いも違う。どうしたら美味しくなるだろうか、見た目はどうだろうかみたいな事も考えて最低限の知識を得た上でさらに美味しい料理を作る。

普通の飲食店だってそう。修行を積みどうしたらいいかと試行錯誤をする。集客ができなければ美味しくない店はいつかは潰れていき、また新しい店が立つ。。

相手からお金をもらっている以上、お金を払ってでも食べたい!と思わせるような料理を作りたいって気持ちは料理が本気で好きな人なら1度は思うと感じる。

正直、私はそこまで本格派ではないし、そこまで極めると当然、やりたくない、違う!辛い!みたいな負の部分も出てくるわけで。せっかく大好きな綺麗で美味しくて幸せのイメージである料理というものが私の中で壊されていくと感じる。

好きを仕事にしたら嫌いになるし嫌になる。好きなことは趣味程度に収めておくのが1番いい。

そしてたどり着いた薬剤師への道。

正直、薬学部はつらい。

毎日勉強ばっかりで、課題、実習、テストテスト。1単位でも落とせば即留年。留年に怯える毎日。

正直、何でこんな事、、将来の資格の為、、、なんて考える。むしろそのモチベーションだけで、今まで進級してきた自分が素晴らしい。。。

薬学部の話は追々記事に書くとして。。

本当にただの安泰、お金が稼げるの理由だけで、患者さんの為に医療を!みたいな気持ちが微塵もないこんな私が薬剤師になっていいのか、ごめんなさい、とすら思う。。

本当に打算的である。。

でも、今更辞められないし引き返せない。私大薬学部は6年間で1000万かかる。今まで大学に払った学費を考えるだけでゾッとする。それに今辞めたところで大卒ではなくなる為、高卒、ただの薬をちょっとかじった何の資格もないニートが誕生し社会に放たれる。。。

何と恐ろしい話かと思うが、それが現実である。

打算的でも、理由がなんであれ卒業をし、資格を得なければならい。。

今、薬学部に行きたい!行こう!志望してます!って高校生や受験生がいるのであれば、一度立ち止まって考えてみて、、、辛くても後戻りは出来ないんだよ!!そんな生活が6年間も続くしストレートで綺麗に資格まで楽に取れるわけではないのだよ!と言いたい。。

まぁ、自分で選んだ道なんだけど、生きるのって大変。

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