お誕生日、おめでとう(日記86)

今年の２月に結婚式をした弟に、あかちゃんが産まれた。

生まれたら教えてね、と、数日前にLINEしていて、ここ最近の地震に気をつけてね、と、昨日LINEして、今日、さっき、ぐーぐー昼寝して目が覚めたタイミングで、

うまれたよ！母子ともに健康です！
元気な男の子です！

と、連絡がきた。

写真にうつるのは、奥さんと、うれしそうな弟と、うまれたばかりの、ほわほわの、ふわふわの、でもきりっとした顔の、あかちゃんだった。

思わず、うわーーーーーーーーーー！と、声をあげてよろこんで、同じく部屋でだらだらしていた同居人氏1に、

なに？！どうしたの！？大丈夫？！

と、言わせてしまった。

わたしは、にやにや、にやにやしながら、

生まれたんだよ、生まれてきたよー！

と、報告した。

今日、わたしは、おばさんになった。
こどもがうまれるよ、と、聞いてから、わくわく、わくわく、ずっとしていた。

毎日は無理だったけど、思い出せる日には、

母子ともに健康で、無事に生まれてくれますように。
待ってるよ、待ってるよ。

と、こころのなかで、これからうまれてくるあかちゃんに、話しかけていた。

大きな地震が起こる可能性があったり、ものの値段が高くなったりして、暮らしていくだけでもどんどん大変になる世の中だけれども、うまれてきてくれたあの子が、すこやかに生きていけるような世の中にしたいと、心の底から思う。

うまれてきてくれて、ありがとう。
あなたに会いたくて、待っていたよ。
みんな待っていたよ。

あなたがこれから大きくなるときに、ままならなくて涙がこぼれることも、たのしくて胸がはちきれそうなことも、どちらもたくさん、あると思う。
どんなときでも、あなたのまわりには、あなたがうまれてきたことを、こころからよろこんだひとたちが、そばについています。
だからどうか、思いっきり、生きてね。
思いっきり、あなたはあなたの思うように、生きて生きて生きて、大きくなってください。

あなたが生きてくれることが、わたしの、よろこびです。
あなたに会えたことが、わたしの、よろこびです。

拝啓、甥っ子くんへ。
うまれてきてくれて、ありがとう。
そして、お誕生日、おめでとう！