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たったの1年半でインフラエンジニアを辞めたわけ

毎日投稿を初めて4日目にしてネタが尽きたので、前職(インフラエンジニア)を辞めた理由を書こうと思います。

備忘のためなので、インフラエンジニアを志す方々を踏みとどまらせる意はありません。

特に男女差別の意もありませんが、文中に女性ならではの悩みもあるので私が女であることも事前に述べておきます。

はじめに

インフラエンジニアなどとかっこつけて言っていますが特に技術的な仕事はほぼしないで辞めました。

私が働いていた会社はいわゆる一次受けのSIerで、二次受け、三次受けのベンダーさんたちの作業を統括することがメインの業務でした。

先輩方はPMを主に担っていましたね。
その中で新人の私はPM補佐として従事していました。
定例会の議事録を書いたり、ベンダーさんたちの作業スケジュールを取りまとめてお客様に報告したり、作業場所を予約したり、設計書のわかる部分のみ書いたり、構築やテストをお手伝いしたり、、などなどです。

辞めた理由

では何がきつくてやめたかというと、
一番は「サーバルームが嫌すぎたから」です。
今エンジニアとして日夜サーバルーム通いをされている方が聞いたら泡を吹いて倒れるかもしれない舐め腐った理由ですよね。。
でも私にとってはサーバルームはれっきとした地獄でした。

サーバルームとの闘い

サーバルームとはその名の通りサーバがたくさんある部屋で、システムの稼働には欠かせない部屋です。 
機械のためのお部屋なので人間が長時間過ごすには適した環境ではありません。
どんな環境かというと、

①うるさい。
サーバの稼働音+オーバーヒートしないためのファンの轟音がすごいです。
ヤフー知恵袋に「ハチの巣に頭を突っ込んだ感じ」と書いてあって笑いましたが盛らずにそのくらいうるさい。
隣の人と普通の距離で会話ができない。
もしOJTの先輩がタイプだったら顔をめちゃくちゃ近づけていい大義名分になるくらいにはうるさい。(イケメンOJTなどいない。)

②寒い。
オーバーヒートしたら困るので大体部屋は20度くらいに設定されています。
まあ寒い。寒すぎる。
1-2時間くらいなら耐えられますが、サーバルームでの作業は大体終日ですので普通に風邪を引きます。
また、自社の技セでの作業であれば話は違いますがサーバルームでの作業≒客先作業≒正装必須でした。
で、女性で正装となるとやはり逃れられないのがパンプスです。フォーマルな格好が求められる際の足元はパンプスしかない。。7-8時間パンプスでサーバルームで過ごした後の足はもう説明するまでもないです。
ちなみに男性は冷えに強い?らしく「寒いですよね。。」と言ってもあまり共感してもらえませんでした。(´-ω-`) 
生理の日のサーバルーム幽閉はまあ地獄です。
エンジニアって男性比率が多いから、私の課も男性しかいなくてその日は生理だから行きたくない!とかは言えなかったですねえ。
(これに関しては女性の先輩がいたとて難しいと思いますけどね、仕事ですから。)

③乾燥している。
あまり気にならないかもしれませんが、肌は確実に乾燥します。またもちろん飲食禁止なので喉がすごく乾く。作業に集中して水分補給を忘れて脱水みたいになったことがあるので要注意。です!

④窓がない。
これは現場によりけりですが、なぜか窓がないことが多い。(セキュリティの問題?)
窓がない環境で轟音と寒さの中、コンソールにただひたすら向かい続け、何時間も過ごせばまあ、気が狂います。諸説あるかもですが 私は気が狂いました。

以上、ただのサーバルームへの恨み辛みでした。 

まとめ

休日も日夜も問わずサーバルームで作業や運用保守をされているエンジニアの皆様には頭が上がりません。
私はプロ意識のかけらもインフラを守ることへの達成感も微塵もなかったので辞めましたが、この1年半インフラエンジニアの環境に身を置いたことで社会の見え方が変わりました。 
  
そしてなんとなくインフラエンジニアへの就職・転職を考えている女性の方がいらっしゃったら検討材料としていただければ幸いです。
もちろん男性でも上記環境は耐えられねーよ!って方いらっしゃると思うのでどちらともご参考までに。 
  
厳しいエンジニアリソース不足の時代であることも理解しています。
ネガキャンしてごめんなさい。ただインフラエンジニアはつらい。サーバルームはきつい!おわり。 

おわりに

ちなみにここに書いても何にもなりませんが、前職で一緒に働いていた方はとても尊敬できる方ばかりでした。
技術職なのでもちろん気難しい人も多かったですがどなたも自分のスキルに対する自信とプロ意識からくるものって感じでした。
身体的・精神的に厳しい職種ではありますが、向上心を持ってプロ意識高く働きたい方には向いている世界かなと思います。
私は体力も強靭なメンタルも向上心もプロ意識も持ち合わせていなかったので無理でした(よく入れたな!) 

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