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ユニークプロダクツ 02

2022.10.30

10/14よりOFS gallery にて開始しているユニークプロダクツ
インタビュー動画、insta , HPにて続々公開されております。

インタビュイー(って言うらしい。インタビュー受ける側の人。知らなかった。)には、出来るだけ話があちらこちらに行き過ぎないよう、予め質問を投げかけているのですが、話し始めるとやはり、気になる事が出てきてしまって、結局私の方が、話を脱線させる。

大体15分程度にまとめられたらいいな、と思いつつ、試行錯誤を重ねて作り上げられてるプロダクトですもの、そう簡単な話でもなく、ローングインタビューになってしまうことも。

そのお一人が、貝山伊文紀さん。長野の安曇野を拠点とし「枝の匙」を作られている、デザイナーさんです。

雑木と呼ばれる廃材になってしまう木の枝。細かったり厚みがなかったり、節があったり。使い道のあまりない木の枝の個性を見事に汲み取って一本の匙を作る。
さて、貝山さんにインタビューの方向性をご説明していると…
あれ?いなくなっちゃった…?
あ、戻ってきた。「だいぶアナログ人間なんですよね」と貝山さん。そんな気はしてましたw

しかし、そんなちょっと天然を感じさせる貝山さんの口から語られ始めたのは…「クラフト作家」ではなく、「デザイナー」としての立ち位置から見つめる、日本の森林問題でした。

事前に貝山さんの事を調べていて、どうやらこの方はプロダクトとしての「枝の匙」を作りあげる事そのものが目的ではないのだろう。ということまでは想像ついていたのですが、その背景にこれほど深い視点があったとは思ってもおらず。

「はー…」と感心しながら聞き入る。口開いてる。
ふむふむ…そうなのか。
んー?どゆこと?
っはー!なるほど。
へぇぇぇえ〜っ🧐😳

と、もはやインタビュアーでも何でもなく。ただただ聞き入る一視聴者状態に。

気づけば、1時間半も時間が経っており、パソコンの充電が無くなりそうになってようやく話を中断。「もっと話したい事あるんですけど…」と言いつつ、お店のオープン時間も迫ってきて、心残しつつ解散。

そして、インタビュー途中から気付いてはいたが…これ、編集どうするの??ww

それでも、貝山さんは
デザインの視点から切り込むことのできる(OFSのような)ギャラリーを通してお客様の目に触れること、
や、
これまで語ったことのなかった「枝の匙を通して自分が見ているもの。作る目的。」を、この機会に語ったこと、
に、とても意味を感じて下さっていて。
私としても出来るだけ貝山さんの言葉を溢さず伝えたい。

そんな想いもあり、結局、編集後も47分となるインタビューを載せる事にしました。

しかし、一点、
貝山さんは目の前で口を開けて聞いている、基本知識を持たない私にもわかるように、丁寧にじっくり話して下さっていたので、そこだけちょっとテンポ良くなるように、再生スピードを1.25倍速に編集してみた。

けれど、その速さで再生しても普通に話しているようにしか聞こえなかったw。どれだけじっくり話していたのか…と思ったけど、その時には二人とも集中して時間の流れは気にならなかったんだよな。

時間の感覚って面白いな、などと思いつつ
ふと、手元を見たら石井洋二さんのcaocao君が、とぼけた顔をしてこちらを見ていた。

今日もお疲れ様、ときっと言ってくれている。
可愛い奴だな…と、ふとサイドを見たら、こんな所にISHII YOJI STUDIO のマークがっ!やりよる!

その他インタビューはコチラ💁‍♀️

☝️さっきのcaocao watch とISHIZO をデザインしている石井洋二さん編

☝️コンテンポラリーなモビールを制作するtempoさん編

☝️老舗文具メーカーKOKUYOが、新たな切り口でプロダクトの可能性を広げている THINK OF THINGS

只今、絶賛elementsさん編を編集中です!
これがまたロングになってしまったのですが。だってお話が面白いんだもの。
会期中に間に合うのか?w


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