❝いろんな言語のことわざ紹介❞
今回はウクライナ語、ウイグル語と広東語のことわざを紹介します!
1.Всюди добре, а вдома найкраще.【ウクライナ語】
<意味>
どこも良いが、一番良いのは我が家。
<解説>
意味は英語の「There's no place like home」ということわざに近いです。どこに行っても楽しいことや面白いことがたくさんあるかもしれませんが、自分が生まれ育った故郷に勝るものはないという意味のことわざです。色々なところを訪れるのは楽しいことですが、自分の家は、たとえ平凡であっても、一番居心地の良い大切な場所です。
2.بۇغداي نىنىڭ بولمۇسىمۇ،بۇغداې سۇزۇڭ يوكمۇ【ウイグル語】
(bughday nening bolmisimu, boghday sözung yoqmu?)
<意味>
◆直訳:「小麦のナンがないのだとしても、小麦の粒ぐらいさえもな
いというの?」
◆意味:「他人が困っているとき、その人が求めるものを与えられなくても、言葉で慰めることぐらいは、できるのではないか?」
<解説>
同じナンとはいっても、小麦のナンはとうもろこしのナンに比べ、柔らかく美味しく食べやすいので、やさしい言葉の例えに用いられます。したがって、このことわざの後半の「小麦の粒くらいさえもないというの?」は、「やさしい言葉(の一つ)もないの?」という意味です。
3.偷雞不著蝕把米【広東語】
<意味>
◆直訳:「鶏を盗むことができなかったあげく、お米まで無駄にした」
◆意味:「こっそり得をしようと思って、かえって損をする/した」
<解説>
広東語には、ニワトリに関することわざが多くあります。その一例がこの「偷雞不著蝕把米」です。使い方は二つあり、一つは他人に対し、「多大なリスクを背負ってまですることではない」とアドバイスする時と、もう一つは、損をした人に対して揶揄する時です。日常生活では、残念ながら、後者のほうがよく使われています。(笑)
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