見出し画像

子供を望んでもなかなか授からない問題

少子化が問題だと叫ばれている中で、うちには2匹の...じゃなくて2人の娘がいる。そりゃあもうかわいい。かわいさ余って憎さや怒りが沸き上がってくるレベルで自由奔放で天真爛漫で傍若無人で跳梁跋扈。部屋はいつでも空き巣に入られたようになっている。

で、うちはたまたま結婚出産育児がAmazonPrime便のごとく数回クリックでスムーズに決まってしまったのだけれど、聞くところによれば僕の両親は最初はなかなか子供ができなくて悩んでいた時期もあったらしい。

仲良くしてくれている人たちにもこの悩みを抱えている友人たちがいて、実態を聞いていると不妊治療のハードモードさがもうちょっとどうにかできないもんかな...と思ってしまう。


とはいえ、僕らは運よく2匹の...2人の娘がいる。マウンティングになってしまわないかが心配だし、すんなりご懐妊のおまえらになんてこの気持ちわかられたくないわっ!と思われないか不安でもある。

ただ、そうは言っても少子高齢化&晩婚化と晩産化&不妊治療ハード問題があるのが現実であり、この問題がずっと長引くとおそらくうちの娘2人も当事者になる可能性が全然ある。人ごとではない。

それにこの手の問題って社会保障や働き方やみんなの価値観やふんわりとした常識や世間の目や空気感もろもろが複雑に絡まりあっている。すぐに解決なんてできないだろうから、小さくても声をあげて広めて地道にちょっとずつみんなの意識に潜り込むしか手はないんだろうな。


そんなわけで、友人のyuricameraさんが今まさに個人発信で不妊治療の話をもっとしようよ!という取り組みをされているので応援シェア。

マガジンの表紙とかヘッダー画像、お気付きの方もいるかもしれない。これ、なんとイラストレーターのサタケシュンスケさん作。

特注したらしい、自腹で。彼女のこういうきっぷの良さとセンスあるお金の使い方はホント見習いたい。彼女はきっと良いおかあさんになると思うんだ。

今や日本では5組に1組が不妊治療をしており、体外受精では18人に1人、約100万人(16年度/厚生労働省調べ)が体外受精で誕生している。

世界で初めての試験管ベビーと呼ばれている1978年生まれのルイーズ・ブラウンさんという方がいる。現在、結婚して自然妊娠で授かった2人のお子さんがいる。

 1978年の当時は8割の人が反対していたが、あれからまだ40年。これからますます体外受精や顕微授精で生まれる子どもが増え続けていくのではないだろうか。


5組に1組が不妊治療中という現実

僕はこれをみるまで現実としての数字は知らなかったのだけれど、今や5組に1組が不妊治療中らしい。たしかに、僕の周りの友人夫婦にも不妊治療をしている、と話してくれた人たちがそれくらいの割合でいる。

ただ、まだまだナイーブな問題でもあり、気軽にオープンにしづらい空気があるようにも感じる。

それこそ「ちょっと風邪引いちゃって...」くらいのノリで話せるようになれば、もう少し悩んで苦しむ人も減るんじゃないだろうか。

これはすごく利己的な話なのだけれど、せっかくの友人たちが、子ありor子なしでライフスタイルが分断されたり気を使いあったりして、少しづつ関係が離れていくのがなんとも寂しいのだ。僕は子供を望まないのもアリだし、望んでいるけどなかなかできなくてもアリだし、望んでいたけど別の道を選ぶのもアリだと思っている。

こういう価値観に優劣はないから、自分はこういう価値観で今こうなんで、を気軽に言えるようになったら良いなぁ...もちろん、言わない自由も尊重した上で。


婚外子の問題とか、養子縁組のハードルとかも含めて、親にも子にも選択肢が増えて幸福になれる確率が上がったらいいなぁ...と思っています。

そんなわけで、応援シェアでした。

このマガジン、共同運営できる人も探しているみたい。不妊治療で励まし合えるコミュニティってきっと救いになる気もするので、興味ある方はぜひチェックしてみて下さい。

ナイーブな問題だけど、広まって欲しいな。
「♡」を押すと、明日の更新の予告が出ます。
オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。


いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm