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【月の子どもと星の子守唄】第7回 自分を大切にすることがいちばん

助産師しほさんによる「月の子どもと星の子守唄」第7回は「自分」のことについて。
「自分を愛せなければ、誰も愛せやしない」大好きな番組の根源ともいうべき名言の一つです。(知っている人はどの番組かわかるかも(笑))
だれか、ではなく「自分」はどうなのか、今考えるべきはそれなのかもしれません。

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2021年あけましておめでとうございます。
2021年あけましておめでとうございます。
昨年はoffneさんにて連載を始めさせていただき自分自身学ぶことが多く、とても良い1年でした。
offneの方、これを読んでくださる方々に感謝しています。
今年もマイペースになりますがよろしくお願いします。

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今回のテーマは一見、出産や子育てに関係ないと思われるかもしれませんが
深ーく関係しているので読んでいただきたいです。
2021年のテーマは
『Love Myself』『自分を愛する』
これは2016年あたりから自分のテーマでした。
4年かけて少しずつできるように変わっていったのですが、仕事柄多くの女性に会う中で、自分を愛することができずしんどい思いをしている人(自分ではそれが原因だと思ってない人)が本当に本当にたくさんいることを実感しました。

この自分を愛することの大切さに気づいたのはたった4年前なので、まだまだひよっこですが、この事は周りの人に伝えなきゃと思い地道に伝えている今です。
皆さんはどうですか? 「そんなの当たり前!自分を愛してる!」ってしっかり言える人、徐々に増えては来ていますが特に日本人は少ない気がします。
遠慮・控えめ気質(これは気質と言うよりそう育てられたからかな)が関係しているかもしれません。
ほかの人にわざわざ自分を愛しています!と言わなくてもいいですが、自分自身にはしっかりと伝えて欲しいと思います。

自分について知っていますか?

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生まれて1〜2ヶ月ほど、赤ちゃんは 寝る泣くうんちやおしっこをするおっぱいを飲む の繰り返しです、ふと笑ったりしますが何かを見たり感じて笑うとはまた少し違う微笑みです。
2ヶ月くらいを過ぎると目が合うと笑ったりこちらに対する反応という形で笑ってくれます。
そして泣いて怒って感情を出します。
自分の感情にしたがって表現します。
空気を読む赤ちゃんはいません。
(空気を読んでよく寝てくれるとか言いますが、その子の特徴だと思います)6ヶ月が過ぎ、1歳が過ぎ、2歳が過ぎ、いつから子どもは周りの反応を気にするようになるのでしょうか。
感情をストレートに出したとき親から怒られるようなことがあったり、大人の優しさとは違う視線を感じるようになったからでしょうか。

特に保育園や小学校など家族以外の人と交流する場(社会)においては自分のストレートな感情を出せなくなる子どもが増えるような気がします。
その子の性格そのものもありますが、親の教えや先生の教育方針などの影響を受け人は社会性を身につけます。
「人に迷惑をかけないように生きる。人の役に立つように生きなさい」など、言われたこと聞いた事はありますか?
年代によっても違うかもしれませんがよく聞いた言われた言葉だなあと思います。
もちろん、人に迷惑をかける事はよくないと思いますが、中心が自分ではなく人(他人)になってしまう教えだなあと思います。

前にならえ横に並べで教育を受けるとその中からはみ出さないように、周りの人をみて「あ、自分ずれてる!ちゃんと揃えなきゃ。」と、本当は今の場所が居心地がいい場所であってもずれることが良くないとされているため、居心地が良くなくても合わせる。
そんな日常を幼い頃から過ごしてきた人は多いのではないでしょうか?

みんながみんなバラバラであるとまとまらなくなる教育としては当たり前かもしれませんが、それを繰り返していると、そうするのが当たり前で自分の本当の気持ちを置き去りにしていることが多過ぎて、本当の気持ちを見失うことがあります。
見失っていなくても、揃えなくても大丈夫な場面でも揃えてしまうことがあります。
うまく書けませんが、幼い頃からの教育や躾などで自分の感情をうまく出せなかったり、しっかり蓋をしてしまって他人が中心となって生きている人が多いです。

自分の性別は?年齢は?何が好き?憧れていた事は?嫌いな言葉は?本当に男性が好き?子どもが好き?家事が好き?旦那さん好き?休みたい?動きたい?お金いらない?

いろんな質問をしてみてください。
はっきり答えられるでしょうか。
その答えは誰目線でしょう。
自分に多くの質問を問いかけてみてください。
答えはなるべく3秒以内で。
自分でもびっくりする本音が出ます。
しっかりと自分の本音を出してあげてください。

自分の本心に従う

自分の本音に気づいたら従ってみる。
家事も全部やめて私はディズニーに行きたい!なんて本音、最高です。
でも今はどうしても無理なこともあります。
コロナであったり、もしくは母乳で育てていて、今で2ヶ月、赤ちゃんを遠くに連れていけないなど。
そんな時でも、出た感情にしっかり向き合います。
家事に疲れていたことやディズニーという世界に触れたいこと、ストレスが溜まっているのかもしれませんし、一時的に現実逃避したいのかもしれません。

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その感情を、伝えられるのであればパートナーや育児の協力者に伝えてみてください。
反応が怖ければ最初はノートなどに書いてもいいと思います。
自分の感情と向き合うことを日々続けます。

そうすると、ずっと眠っていた自分の本音
(心の中にある宝石箱のようなもの)が開き出します。
光が溢れます。
その光は自分を包み込みます。

これはおとぎ話ではありません☺︎
続けると、他人がどうしているこうしているよりも自分はどうしたいかが見えてきます。
好きなように生きろと言っているのではなく、自分の感情を無視せず大切にすることで人は心のあり方が変わります。

自分で決めて行ったことには責任が持てます。
成功・失敗どちらに転んでもそれは成果であり財産だと思います。
他人目線で生きていると、自分の本音とのズレがどんどん募りしんどくなります。
どこかで爆発してしまったり、鬱になってしまったり。

私自身が本心を伝えることが上手ではなく、いろいろ思っていてもいえなくて、かと言って愛嬌よくその人に合わせることもできず、多分変な人、扱いにくい人と思われていたことも多かったかなと今では思います。
家族や友人など伝えやすい人にさえ、溜まってから、こうなのに!と言ってしまって後悔することも。
それって、他人に私のこころを解ってよ!というすごいエゴから来ている状態ですよね。
自分の気持ちを伝えていないのに超能力使って気づいてよと言っているようなものです。
こんなすれ違いによって自分も傷つきたくないし大切な人を傷つけたくないですよね。
普段から、自分の本音に気付き、少しでも表に出できていたならすれ違いはひどくならないと思います。
まず人に伝える前に、本当の自分の感情を知る、そしてそれを認める。
自分で自分を認めることを私は自分を愛することだと思っています。
とっても難しいことかもしれませんが、自分というものに軸を持っていって欲しいです。

なぜなら、旦那が、実母が、義母が、と他者軸で生きている人たちがしんどくなっている場面を見てきたからです。
あなたはどうしたいですか?と聞くと「わからない」と答える人もいたり、ポロポロと泣く人もいたりしますが、話すうちにその人の本音が出てきます。
そこを大切にしていないと本当にしんどいです。
良い顔を向けるのが家族ではないです。
その中での子育ては負担が大き過ぎます。
本音を出して欲しいなあといつも思っています。
家族に言えない時はまずは第3者に伝えることもいい方法です。
産院でも助産院でも新生児訪問でも育児相談でもどの場面でもいいです、心にある宝石箱の蓋を少しでも開いて輝いて欲しい(臭いですか?このセリフ☺︎)と、助産師たちは思っています。

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自分の感情にむき、できるだけ従い、表出する。
心と脳と行動を一致させること、自分を愛すること。
自分を愛せている人の周りは自然とよい流れが起きます。

ぜひ、少しずつでいいので実践してみてくださいね。

寒くなり冷えが増す時期です、血の巡りの衰えは心にも影響します。
いつも以上に体を温めて、ご自愛ください。

○お知らせ○

3月より、京都左京区にある素敵な本屋さん 恵文社さんにて リトミックや発達療法士をされているMusic &さんと共に月1回 月の助産院プロジェクト開始します。
大好きな本屋さんなのでワクワクしています。
キッチンもあるので体に良いものを作る方々をお呼びして何か提供できる空間もいいなあと。
また、どなたも気軽に相談できたりする場所にできたらと思っています。
詳細はSNSなどでお伝えしていきますのでよろしくお願いします。
コロナ対策しながらお待ちしております。

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○ 太陽の恵み 1月 ○


1月のおすすめ食材
冬まっさかりなので、大根・人参・白菜など
お味噌汁やお鍋で水分をたっぷり含ませて食べます
汗をかかないからと水分を摂らなくなりがちなので食べ物で水分補給を
鍋もおじややうどんで栄養が溶け出した出汁をしっかりいただきます

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ABOUT -お話を聞かせてもらった人ー

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なかつかしほ
助産師、看護師、農家
月の助産院プロジェクトメンバー
星の本屋

京都府出身
農家の家に生まれ育つ

田舎が嫌で高校卒業後、都会へ出て最高な人たちと出会い
楽しい日々を過ごす

看護師10年目に助産師というキーワードが降り注ぎ
今までとは畑違いの助産師となる

いろんなご縁から京都へ戻り、現在は助産師と畑仕事を行い
自然を堪能している

赤ちゃんが大好きな仲間たちによる月の助産院プロジェクトメンバーの1人
また、心が込められた本を届ける星の本屋でもある

「愛で生きる人」がモットー。

月の助産院プロジェクトInstagram:https://www.instagram.com/tsukinojyosanin/

星の本屋Instagram:
https://www.instagram.com/hoshi_books/

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