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これは秀逸!経営者専門ライターが選ぶ理念&クレド6選

いま「理念」が見直されている

ライター歴25年の経営者専門ライター、おふぃす・ともともの高野朋美です。
ひと昔前、「理念でメシが食えるか!」という声が中小企業の経営者から聞こえていました。しかしいま、それを大々的に公言する経営者は少なくなっています。
なぜか。
理念の重要性が、経営者の間で見直されつつあるからです。

ところで、企業理念とは何か。
簡単に言えば「企業が目指す最終ゴール」。その会社が、事業を通じてこれを成し遂げたいと思っている夢が企業理念です。

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会社には、多種多様なタイプの人が集まっています。
すべての従業員が社長と同じ価値観、考え方を持っていれば問題ないのですが、実際にはそうはいきません。人の数だけ価値観があり、考え方があります。要するに、一人ひとりバラバラなのです。
そんなバラバラな個性が、それぞれ「自分はこの夢をめざす」と言って行動したらどうなるでしょうか。おそらく、組織として収集がつかなくなります。

そこで効力を発揮するのが理念。
一人ひとりバラバラであっても、理念があれば「従業員としてめざすべきはこれだ」という方向性が見え、動きやすくなります。

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理念とクレドの関係とは?

ところで、クレドとは何でしょうか。
クレドは、その企業が社会に約束する誓い。
私たちはこんなふうに考え、こんなふうに行動します」という宣言文に近いものです。

理念は会社の進む方向を大きく示すものですが、クレドはもっと具体的。理念が「50年後こうなっていたい」という理想の姿なら、クレドは「そのために今日どう判断し、どう行動するか」を従業員に教えてくれるものです。

この二つは、お互いに密接なつながりがあります。理念というゴールをめざすための指南書がクレドですから、切り離しては考えられないのです。
組織に例えるなら、理念は社長、クレドは専務、というところでしょうか。

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理念、クレドがあると会社に何が起こる?

理念やクレドは誰のためにあるのでしょうか。
すばり、そこで働く従業員のためにあります。
理念によって自分たちが行くべきところが見えていれば、従業員は「あそこへ行けばいいんだな」と見通しが立ち、希望を持って働けます。
クレドによって「何をすればいいのか」が分かれば、それに一心不乱に取り組むことができます。

理念もクレドもなければ、どこに行けばよいのかも分からないし、何をしていいのかも分かりません。
行き先を告げられず、しかも、交通手段が分からないまま動かなくてはならないのと同じ。
そんな状態で「がんばれ!」「もっとやる気を出して!」と言われても、従業員が困ります。
そんなことにならないよう、経営者は理念とクレドをしっかり構築しておく必要があります。


経営者専門ライター厳選。参考にしたい理念3選

理念は、すべての従業員にとって分かりやすいものがベスト。そうした理念は社外の人にも伝わりやすいというメリットがあります。

TOP1

服を変え、常識を変え、世界を変えていく(ファーストリテイリング)

…ユニクロの企業理念です。短くてストレートな上に、ユニクロの服でどんな変化が起きるのか、一瞬でイメージできます。

TOP2

買う身になって まごころこめて よい品を(ミツカン)

…ミツカンの「2つの原点」のうちの一つです。「自分たちは企業人として何をするのか」という原点に立ち帰らせてくれる理念です。

TOP3

焼鳥で世の中を明るくする(鳥貴族)

…1本の焼鳥を通して、どんな社会づくりを目指すのかがはっきり分かります。シンプルなところも伝わりやすいポイントです。

経営者専門ライター厳選。参考にしたいクレド3選

クレドは、日々の仕事の中で活用されるものなので、端的で覚えやすいものが浸透しやすいと言えます。具体的であることがポイントです。

TOP1
楽天「成功のコンセプト」

…5項目にすっきりとまとめられています。毎日どんな姿勢で仕事にのぞむべきかが直球で伝わってきます。

TOP2
リッツカールトン クレド

…リッツカールトンのクレドは有名。何をすることがおもてなしなのか、どんな心でサービスを提供するのかが明確です。

TOP3
オリエンタルランド「4つの鍵」

http://www.olc.co.jp/ja/csr/safety/scse.html

東京ディズニーランドを運営する企業がオリエンタルランド。とるべき行動と考え方を短い文章で語っています。

浸透する理念&秀逸なクレドの共通ポイント

優れた理念、クレドに共通しているのは、一貫性があること
ときどき、理念とクレドのつながりが見えにくいケースがありますが、このような場合、従業員が「この理念があるから、このクレドがある」という納得感を感じられなくなり、結局は浸透しなくなります。

従業員が一貫性を実感できる理念、クレドであることが、従業員の心を一つにするコツ。だからこそ、理念もクレドも、伝わりやすさや分かりやすさにこだわることが大事。単なるキャッチコピーではなく、従業員の心に深く入り込む言葉を「文章のプロ」といっしょに考えていくことが、成功の秘けつです。


浸透しやすい理念&クレドの作り方は?

理念をつくる第一歩は、経営者である社長の想いを「見える化」することです。
見える化とは、明文化する、ということ。
まずは思いを書きつづり、そこから理念となる言葉や文を選りすぐり、伝わりやすい言葉に言い換えていく作業が必要です。

しかし、多くの社長は、日々の忙しさの中で、自分の想いを明文化する時間すらとれていないのが実情。
そんな社長のために、インタビューによって理念とクレドを作り上げていくのが「理念文&クレド作成サービス」です。

忙しくて自分の想いを振り返る時間がない社長にこそ、おすすめです。

経営者必見!リモートワークに不可欠な理念文&クレド

おふぃす・ともともでは、経営者にインタビューを重ねることで一緒に理念文・クレドを作成するサービスを行っています。

複数回のインタビュー・ヒアリングを通して、プロのライターとともに作成していくことができます。


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