コンピュータにも感情があるの?

仕事で終日デスクトップパソコンを使っている。メインが一台、サブが一台。それぞれいつでも使えるようにセットアップしてある。実際には、ほとんどメインばかり使う。サブはメインのバックアップ用なので、ごくたまにしか立ち上げることはない。

このサブをたまに立ち上げると、どうも機嫌が悪い。つまり動きがやたら遅い。業務用なのでそこそこ高性能のパソコンだし、メインに比べてそれほど古いというわけではない。具合が悪くなったからサブに「降格」したというわけではない。まだまだ現役バリバリで働けるはず。それでも初期画面が現れるまでやたら時間がかかるし、立ち上がってからも、しばらくはどうも動きがぎこちない。ただ不思議なことに、使っているうちに機嫌を直してサクサク動いてくれるようになる。

なぜだろう?

パソコンについてはハードに関してもソフトに関しても全く素人なので、的外れかもしれないが想像してみる。ハードディスクに埃がたまったり回転部分の油が固まったりして動きが悪くなるから?しばらく使っていないうちにいろいろなソフトウェアのアップデートがたまっていて、見えないところで必死になってその遅れを取り戻そうとしているから?内蔵電池が放電して弱っているから?無理やり考えてみるが、やはりよくわからない。

もしかしたら、あまり使ってもらえないことに拗ねているのかも?これなら何となくわかる。パソコンがへそを曲げてこちらに意地悪しようとしているように見えるからだ。感情がないと思われている植物でも、同じ環境で育てていても、一言優しく声をかけた方がなにも声をかけない方よりもよく育つという。やはりコンピュータにも感情らしきものはあるのかな?ずっと放っておかれたら、機械と言えどもやはり面白くないわな。

これからはサブのパソコンにももう少し愛情を注ぐことにしよう。もう少し頻繁に使ってやることにしよう。いざという時にバックアップがまったく使えないということになれば、それこそパニックになってしまう。

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