こんにちは
イデアレコードの左川です。
ChatGPTを使って外食業界に使えそうなことをいろいろ試していますが、ブレスト的に新しいアイデアをもらうというのが一つの使い方としてあるので今回は飲食店の「旬のメニュー」を一緒につくってみました。ただプロの料理家ではないので、あくまでアイデアということで。
ChatGPTの回答精度を上げる投げかけ方というのはいろいろと情報が展開されているので、そのあたりを考慮しながら、条件を投げるところから始めてみました。
※ChatGPTの日本語は時々おかしいことがあるのですが、そのままの記載としております。
一体、どんなものがあがってくるのか…
第1稿
なんか初回から悪くないものが挙がってきました。
旬な野菜もしっかりと入っているし、なんかそれっぽいメニューにはなってます。褒めると良いらしいという説もあるので、まずはしっかりと褒めながら、ブラッシュアップしていきます。
第2稿
「香ばしく炊き上げたご飯とアスパラと蟹肉のおこわ」って、ご飯とおこわが一緒!?「味覚の競演 和牛のすき焼きと春野菜のお浸し」って、すき焼きとお浸しの組み合わせは斬新!?「鮮度抜群の春魚 桜鱒の昆布締めと青じそのあんかけ」って、鮮度抜群なのにあんかけにしちゃうの!?…等、ところどころ気になるところはあるけど、それっぽい修飾語も付いて、美味しそうなメニューになってきた。
そろそろ変化球をいれていきますか!
第3稿
怒られる!村上春樹ファンに怒られる!
こちらの指示が悪いため、村上春樹っぽさの表現どころを間違えてる。ChatGPTが期待している反応をしないときは、きっとこちらの言い方が悪いはず。とはいえ、なんというか独特のセンスには才能を感じざるを得ない。
"「ノルウェーの森」の世界を飛び移らせ、旬な食材を使用した「春の贅沢」 - 春野菜と鮮魚のお造り"って、一体どんな料理なのか気になる。"「ねじまき鳥クロニクル」のような、不思議な世界観が広がる「春の味わいの旅」 - サーモンとキノコのお茶漬け"って、「春の味わいの旅」っていいながら、サーモンとキノコのお茶漬けかい!って、と突っ込みどころが満載で、愛しくなってくる。
が、あまりやっているとファンに怒られそうなので、方向性を変えてみる。
第4稿
いやいやいやいや…もっと怒られる!福本伸行先生の作品がとんでもないラインナップになってる!
こうなったら全面的に左川が悪いですね、これは。
"「バガボンド」のような、力強い「緑陰の黙示録」 - 筍の土佐煮"って、「緑陰の黙示録」は破壊力がありすぎて料理には思えない笑。 "「ボーイロールカウビバップ」に出てきそうな、クールな「桜餅ロックン」 - 鶏肉と桜海老の桜餅巻き"って、文章なのに噛んでしまって「カウボーイビーバップ」って言えてないし笑。”「ベルセルク」のような、壮絶な「軍鶏の英雄伝説」 - 春野菜と鮑のお吸い物”って、「軍鶏の英雄伝説」なのにお吸い物に鶏肉入ってないし笑
時を戻そう。
第5稿
とりあえずそれっぽくはなった。
併せてキャッチコピー的な紹介分も作れたのでよしとしよう。
「旬なメニュー」ではなく「料理のキャッチコピー」を作成するヒントをたくさんもらえたし、大満足。
ChatGPTはブレストのパートナーとしては最高かもしれない。聞き方のテンプレートをうまく定義できれば、もっと才能を引き出していけるだろうな。そして、もっともっと遊べるはず笑
以前のChatGPTとのやりとりはこちら。