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定年起業が頭にうかんだら、まずやること


何歳から定年を意識するかは、人それぞれですね。私も40代の方から相談されたこともありますし、59歳で会社からの条件提示を受けてご相談においでになった方もあります。定年後の働き方への準備は早いにこしたことはないですが、自分ごととして考えられるようになるタイミングがあるので、必要だとわかっていても行動に移すには時間がかかるようです。
 定年後の働き方を考えるのに、「起業」をイメージされるかたは少なくありません。定年後再雇用は収入もさがるし、仕事も選べないことが多い。だったら40年の会社員生活を活かして、好きなことで収入を得たいと思うのは、もっともなことですね。

起業はまず、コンセプトを決めることから

「起業」が頭にうかんだら、自分のビジネスのコンセプトを決めましょう。コンセプトとは、「意味のあるコンテンツを作成するさいの基準となる考え方」のことで、集約すると「誰に」「何を提供して」「どんな未来にお連れするのか」ということです。

コンセプトが明確なビジネスは、成功につながる可能性がとても高くなります。それは、明確なコンセプトは競合との差別化ができるからです。ターゲットに刺さるコンセプトをつくることで、何をすればよいかがはっきりして、ビジネス成功の可能性が高まります。

なので、コンセプトはしっかり考え抜いて独自のものとする必要があります。他者のコンセプトを安易にまねるのはやめましょう。 

大手企業在職中に副業を始めたAさんの場合

大手企業に勤務しつつ副業を考えていたAさんは、まず自分の経験を振り返り、強み、得意、やりたいことを整理て、キャリア資本一覧を作成しました。キャリア資本とは、仕事で身につけたこと、プライベートや趣味で身につけたこと、人的ネットワーク、経済資産の4つです。
次に関心のある分野=副業をやりたい分野の市場動向やプレイヤーについて調べ、どんなニーズがあるかを検討しました。
それらを元にコンセプトをつくり、組織に頼らず一人で仕事をするのに必要な能力を点検し、副業マッチングサイトに登録しました。コンセプトがあることで登録時の情報が的を絞ったものになり、コラボの相手を探しやすくなっています。

まとめ

定年後の働き方で起業が浮かんだら、まずコンセプトをつくってみましょう。コンセプトをつくる過程で様々なことが整理でき、視点が定まってきます。一人で考えるのがうまくいかないときは、ぜひご相談ください。

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