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聴くってなんぞや?

コーチという仕事はクライアントの話を聴くことが仕事です。
研修講師として登壇することもあるのですが
実は講師も話すこと以上に受講生の話を聴くことがとても重要です。

コーチだけではなく、カウンセラー、コンサルタント、アドバイザー
プランナー、ファシリテーターというお仕事も「聴く」というスキルが必要です。

実は「聴く」スキルって専門的な職業の人だけが必要とするものではありません。
会話が必要な人数、つまり二人以上人が集まれば「聴く」という行為は自然にやっていることです。

ちなみに
あえて「聴く」と書いてますが、「聞く」に置き換えてもらっても良いです。
どちらも行為は同じなので。
ただ。タイトルが『リーダーの聴き方』なので、ここでは「聴く」に統一したいと思います。
なにより、リーダーには「聞く」ではなく「聴く」で聴いてもらいたいから。

きっと一度は聞いたことがあると思います。
「聞く」は門越しに聞く。
「聴く」は心で聞く。
社内研修で講師がそんなこと言ってませんでしたか?

ちなみに
私はコーチング研修でそうお伝えしています。

でも
「聴く」ってそれほど重要視されていなかったりしませんか?
プレゼンのスキルを上げる練習をする
ビジネスでの交渉術を学ぶ
どちらかというと「話す」にフォーカスされている。

そもそも
子どもの頃から「聴く」練習ってしたことないですよね。
練習をする必要がなかったとも言えます。
コーチやカウンセラーの様に「聴く」仕事でなければ
特別な練習をしなくても何も困りはしないわけです。
だって、子どもの頃から普通にやっていることですから。

普通にやっていること。
もしかしたら、息を吸うように無意識にやっていること。
なのに
実は上手く「聴く」ことができていない人が結構います。
そして
「聴く」が出来ていないことで人間関係や仕事が上手くいかない人が結構いると感じています。

実際に、「聴く」という重要性に気づき
トレーニングを研修に取り入れている企業も増えてきました。

コミュニケーションの基本はまず「聴く」ことから。

人は自分の話を聴いてもらうことで「安心感」「信頼感」「自己肯定感」の
三つの感を得ることができます。

「安心感」「信頼感」は心理的安全性をつくり
「自己肯定感」は心理的安全性の中で自分の能力を最大限に発揮する原動力になります。

ということは
この三つを相手に与える聴き方をすると
リーダーとしてチームをまとめることが出来るんですね。

プレゼンの前に練習するのと同じように
「聴く」も練習をすれば良いんですよ。

なのに
なかなか「聴く」を練習しようとは思わない。
でも
ちゃんと「聴く」ができれば
リーダーとしてチーム作りがスムーズに出来るようになると私は思っています。

私の「聴く」という経験が
少しでも誰かの役に立てたら嬉しいと思いながら
このnoteを進めていきたいと思います。


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