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「育休最終日」が話題に

こんにちは、沖縄で社労士をしております松本です。

今日は2024年4月30日。
X(旧Twitter)では「育休最終日」がトレンド入りしていました。

育休を取得してこの4月から保育園にお子さんを入園させた方が、5/1に職場復帰することが多いので、最後の育児休業日について感慨深くなりポストが多くなっているものと思われます。

新生児の場合、年度途中で保育所に入所するのはかなり困難なことが多いと思います。
(ただでさえ年度途中の入所は難しいのですが)
ですから、育休を満1年取得していなくても、4/1には泣く泣く保育所入所をさせる人も一定以上いると思われます。
それまで毎日朝から晩まで一緒にいた我が子と離れる時間というのは、とてもとても寂しいものでしょう。

ポストを見ていると、1年以上育休を取得して、2歳児になる年度に保育所入所を決めた方もいるようでした。
育休給付金は原則子が1歳になるまでしか給付されませんから、育休給付の延長あるいは、無給で過ごしたのかもしれません。

育休給付延長が難しくなる?

先ほど述べた「育休延長」ですが、実は現状ではちょっと問題となっていることがあります。
それが「育休を延長するために最初から落選狙いで保育所申し込みを行う場合ある」というものです。
厚生労働省はこれを問題視して、育休給付延長の審査の厳格化を行う方針を決定しました。

育休給付延長 適切か審査へ 落選ねらった高倍率保育所希望も(NHK)

社労士をしていたら「社員が育休の延長を相談してきた、こんなことが可能なのか」という相談を受けることがあります。
実際育休を取得する社員と、それをカバーする社員の問題も相談を受けることがあります。

育休延長目的の保育所落選狙いは、市町村の保育所入所事務にも影響を与えています。
自宅近くの定員の空きがある保育所ではなく、遠方の高倍率の保育所に入所申込する事例もあるそうです。

子どもを産み育てやすい環境を作ることも重要ですが、職場の負担というものもどのように解消していけば良いのか、難しい問題となっています。

高年齢雇用の推進と絡めて今後企業に提案していきたい分野ですね。


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