【広告屋さん必見】井村光明さんの著作
栗田さんのまとめが、わかりやすいので引用させていただいた。
「広告コピー」って、実生活でも使える。
広告の考え方を、就活に応用しよう。
コピーライティングをマスターしたら、あなたの事業は成功します。
そんな本は、死ぬほど見かける。
実用性が、切り口になっているため、売れる。
一方で、井村光明さんの著作は、「脱力感」を読む人に与える。
それでもクリエイティブしたいなら、ヒントくらいは教えてあげられるがなあ、といったものだ。
正直だ。
就活や、転職で話を盛らないで落ちまくるダメなタイプの見本のような、誠実さだ。
夢より、現実。
ホントのところは、こうなんです。
つい、言ってしまった。
その瞬間、冷める相手もたくさんいる。
あ、その程度ならもう結構。
次の方、どうぞ、となるのが世の常。
だから、みんな話を盛る。
自分に興味を持って欲しいからだ。
もし、これが、NHKののど自慢コンテストだったら、鐘が鳴ってワンコーラスも歌えないだろう。
ビブラートも、ファルセットも、あらゆるうまく聴こえるテクニックを使わずに、ひたすら地声で歌唱するようなやり方。
大したことないのね、あなた。
審査員の興味は、次に移るだろう。
井村光明さんは、
「クリエイティブの世界の幻想」
を、打ち砕くパンクロックだと思う。
NHKののど自慢コンテストで、突然セックスピストルズの「アナーキーインザUK」を歌い始めるような空気の読めなさ。
これが、この本の魅力なのだ。
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