Twitterで見かける先生批判をする保護者に一言、言いたい元学校の先生inオーストラリア
元学校の先生、アラフォーでオーストラリアにやってきました。
現在は、オーストラリアのハイスクール(中高一貫)で、学習支援の仕事をしています。
Twitterでよく見かける不毛なやり取り。
一方的に誰かを批判する人。
いますよね?
ある日、こんなのを見かけました。
ちょっとこの件、掘り下げてよろしいでしょうか?
日本でどんな良い教育受けてきたの?
私の第一声は・・・
「どんな良い教育受けてきたの?」
でした。
さぞかし日本で立派な教育を受けてきたんでしょうね。
私の生徒としての実体験からも、学校の先生としての実体験からも良い教育を提供してくれるのは、一部の先生です。
残念ながら、事実。
その昔・・・教育大学を出ていない先生は、現場で下に見られたらしい。
ここ最近では、各大学が教育学部を新設したり、教員養成に力を入れたりする傾向が見られます。
こんなこと言うのはどうかと思いますが、いわゆるFランク大学卒でも先生になれるんですよ。
高学歴の先生、Fランクの先生、現場でさまざまな先生を見てきました。
正直、学歴だけでは何も語れません。
生徒の扱いで言えば、Fランクの先生のほうが上手なんてことはありますよ。
日本は、事実として教職課程さえ修了すれば、どんな大学卒でも先生になれるんです。
オーストラリアの教員養成
日本とオーストラリアで学校の先生を間近で見てきました。
オーストラリアの先生のほうが
「教科を教えるプロ」
という心意気を感じます。
文化も関係するのか、教育実習生は自信に満ちた人が多いですね。
というのもオーストラリアでは、日本と比べ物にならない時間の教育実習をしないと教壇に立てないんですよ!
合計10週くらいはあったはず。
教壇に立つ自信もつきますよね。
オーストラリアも教員不足なのですが、大学卒業後すぐにフルタイムの先生の仕事を見つけることができないこともあるようです。
そんな先生は、Tempirary Relief Teacher (代替え教員)をすることが多いので、先生になる心構えが徐々にできるのかも。
さいごに
見かけたツイートはどんな意図だったのはわかりません。
一つ言えることは、
日本で教科指導以外に生徒にアツく接してくれた先生を見てきた方には、オーストラリアの先生が物足りなく感じる。
のかも。
日本の先生は、あたたかく親身な先生も多いですもんね。
これを言ったらおしまいですが・・・
どこの国でも、良い先生、そうでない先生。
自分と自分の子どもに合う先生、そうでない先生。
は存在します。
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