マルチカルチャーなオーストラリアの学校で調理実習をしようとしてぶち当たった壁
オーストラリアで学校の先生です。
教科は日本語。
オーストラリアは、学年末に差しかかっていまして、最後に何か楽しいことを!と、日本食の調理実習をすることに。
年度末で予算があまりない!
そこで思いついたのが、日本が世界に誇る発明である、インスタントラーメン。
最近、オーストラリアの大手スーパーでも購入可能になりました。
日本の文化紹介とともに、日本の味を楽しんでもらおうというコンセプト。
考えもまとまり、アレルギーのチェックをしようとクラスで話していると・・・
生徒「グルテンフリーです。」
グルテンを含む食品が食べられない、シリアックという病気は白人に多いらしいです。
病気とまでは判断されていなくても、食べると体調不良を起こす人も多くいます。
こちらは、みそ汁かラムネで代用。
生徒「ムスリムです。」
おーっと、ここはマルチカルチャーな国、オーストラリア。
私が食べてもらおうと思っていた、ラーメンは完全にアウト。
チキンラーメンならどうか?と、思ったのですが、「ハラール認証」されていないので、こちらもダメ。
このままでは、せっかくの楽しい時間が台無しに!
そこで・・・ビーガンラーメンなるものがあると聞き、日本食マーケットにいったのですが、賞味期限切れ。
日本なら、アマゾンですぐに手に入るのに。
今度、日本に帰ったら、私も食べてみたい!
日本のがダメなら、韓国のはどうか?
ありました!
これなら、ベジタリアンやビーガンの子にも食べてもらえるので、安心。
調理実習で気をつけないといけないことがアレルギーだけではないというのは、非常に興味深い!
マルチカルチャーな国ならではですね。
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