英語だけはできて、専門性がなかったら?考えただけでゾッとする
小学生の頃から英語が話せる人に憧れ、留学に憧れ、学生時代は英語の勉強以外した記憶がない。
高校は英語科にすすみ、公立のわりにけっこう満足なカリキュラムで、高3では教科の3分の1が英語でした。
英語は大好きだったのですが、高校に入ってからは内容が難しくて落ちこぼれ気味。
それでもなんとか、外国語大学に入り、アメリカに交換留学をしました。
その辺りからなんとなく感じる、自分に「専門性」がない危機。
大学1年生の頃には、漠然と「教師」は選択肢にありました。
進路が教師に定まったのは、教育実習を経験してから。これがハマり自分の専門と言えるまでになりました!
日豪通算15年ほど、学校の先生をしています。
小学3年生から高3まで通っていた、ちょっとユニークな個人経営の英会話教室では、口酸っぱくこう言われていました。
もし、小学生からこの言葉を叩き込まれていなければ、私はただの英語好き、英語が話せる人で終わったかもしれません。
ゾッとします。
おうち英語も早期英語教育も親子留学も
「子どものために!」
と、思うなら、英語を身につけた先の「専門分野は?」
までお子さんと一緒に考えるのはどうでしょうか?
余談ですが、ユニークな英会話教室の主宰者だった先生は息子さんが大学進学した際にこんな会話をしたそうです。
先生:「海外の大学に行ってもいいよ。」
息子:「何で?日本の方が〇〇の分野は進んでるのに何で海外に行く必要があるの?」
先生が息子さんにも「専門分野の重要性」を説き、彼が理解していた証拠。
彼の将来にとって一番良い道が日本なら、日本でいいですもんね。
彼は、日本人なら誰もが知っている国立大学で博士課程まで終え、外資系企業に今はお勤めのようです。(英語は、子どもの頃から触れる機会があったので、問題なし。)
また、専門性がないなら日本で就職するのも悪くないと思うんですよ。
と言うのも、アメリカで出会った日本人の友だちの就職戦略が参考になるんです!
彼女は、大好きなファッションをアメリカの大学で専攻したけれど、これではアメリカでも日本でも満足する給料の仕事に就けないだろうと判断し、
日本の会社の「全学部全学科募集」に着目。
なんと!SE(システムエンジニア)になりました。
これを聞いた私は
「しっかりしてるなー」
と、ただただ感心したのでした。
最後にも一度、アラフォーの私が小学生の時から耳にタコができるほど言われていた一言を置いておきます。
英語はただの道具、専門分野を持ちなさい。
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