愛と友情と殺し
人々よ。
42人いた生徒達も下巻では半分以下まで殺される。
愛と友情と殺しの物語。
これだけいる登場人物を余すところなく、キャラクターを活かし切るのも凄まじい。大概、登場人物が多いとボケることが多いが。
中学3年生が互いに殺し合うというデスゲームではあるが、その実、生きること、生に対する執着というような、あくまでも至極前向きな作品だったんだな。
出版当初、ホラー大賞の選考でお歴々の圧力で抹殺された本作だが、見る人は見るもんだな。
当時は国会まで巻き込んだ一騒動も起きてたな。
何にせよ、こうして世に出たわけだから。
他の作品が出てくることを楽しみにしているが、いつになることやら。
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