『もし、日本が中国に勝っていたら』
歴史にもしもはないと言われるが、戦後数十年を経た現在、改めてもしもあの時、こうしていたら、戦争は避けられたのではないか、被害をもっと抑えることが出来たのではないかと次代に向けて鑑みることは重要ですね。
本作を日本人がこのタイトルで書いたなら、全く違う結論になっていただろうか。
本書終盤の、日本のような中国、中国のような日本という国があったなら、あの時欧米列強は座視しただろうかという一節、実に感慨深い。
人道的な戦争などというものは存在しないが、どこに植民地化されるかでもまた変わってきたんだな。
満州の五族協和って考えは、実に良いと思ったんだが。
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