高卒アラサーバツイチ子持ち女子が就活してみたお話。第2話
・登場人物プロフィール
・ハローワークで相談
・選考テストは不安でいっぱい
登場人物プロフィール
○神崎 文子 27歳 A型 高卒 バツイチ 子持ち
飲食、接客サービス業で働いていた。仕事で知り合った男性と結婚、出産
コロナの影響とご主人の事業失敗で別居。シングルマザーになった。
○中村 優香 27歳 O型
文子の幼馴染 彼女自身も苦労した転職を経験しており、アドバイスや
サポートをしてくれる存在。
その他
○芋先生 キャリアコンサルタント 講師
○校長先生 訓練校の女性の先生
○その他受講生
ハローワークからスタート
…人 人 人…
月曜の朝、ハローワークについた。
「こんなに就職活動に困っている人がいるんだ…」
しばらく周りを眺めてた。
パンフレットがあって、お目当ての訓練校を見つけた。
「募集期間は・・・よかった。ちょうど受付期間みたい。」
「OAビジネス基礎科 定員15名なんだ・・・」
受付を終えたあと、名前を呼ばれた。
ハロ職員「神崎さーん」
「就職についての相談ですね。どんなお仕事を希望されてますか」
文子「仕事の前に、訓練校に行きたいです。」
必要な書類に記入を案内された。
ハロ職員「あと、顔写真をご用意ください。」
書類を作成して、のですぐにその訓練校へ向かった。
「訓練校の受付はこちらでよろしいですか?」
建物に入ると事務室らしいところがあり、声をかけた。
部屋の奥からショートカットの女性が受け付けてくれた。
受付女性「訓練のお申込みですね。〇月〇日選考試験があります。
よろしくお願いします。」
文子「あ…はい…え?選考試験があるのですか?あ…はい…わかりました…」
”テスト嫌いで社会人を選んだ私が?また試験やらなきゃなの?”
一気に不安になってきた…あきらめようかなっておもった
すぐ優香に連絡した。
どんなテストがでるの?服装は?持ち物は?そのあとに面接があるなど
彼女のアドバイスが無かったら、私は何も準備をせずに普段着で不安なまま選考試験会場で不安に押しつぶされ、あきらめていたかもしれません。
優香「不安なときは、行動がたりてないときだよ。こまったら私に連絡すること忘れないで頼ってね」
あの日、彼女からもらった言葉は、この訓練校の講師から就職活動の時にもらったアドバイスとのことだった。私はその言葉がこれからの人生に大きな意味を持つことをこの時はまだ知らなかった。
=選考試験に向けて=
優香と再会
優香「まず、採用される人はテストと面接でポイント見られるからね!」
「いくら選考試験だからと、へんな恰好でいかないこと!テスト準備はやっててね!」
私はリクルートスーツを優香から借りた。お金がなかったから仕方ない…
でも、うれしい言葉を優香はかけてくれた。
優香「うん似合ってる! 私のお古だけど、これからも度々入り用あるから就職するまで使っていいよ」
情けなくて、うれしくて私は涙が出た。ただ私には不安があった。
文子「でも…テストが嫌いで学校をやめた私なのに…大丈夫かなぁ…」
優香「テストを怖がってるの~?そんな小さなことでメソメソしてたら未来は掴めないよ~」
私は、自分のテスト嫌いを理由に進学をあきらめて就職したけれど
優香は私にテストについて教えてくれた。
優香
あのさ~テストを受けること嫌で逃げてもいいけど、今の自分の場所が満足ならいいんじゃない?
ぶんちゃんはさ~今が不満なんでしょ?その不満を消すため、行動したらたまたまテストがあるだけ。それをただ嫌いだからって理由でビビッてどうするの?いい?私たちが生きてる社会は、それのテストを乗り越えた人が高い給料もらってんの。
ぶんちゃんは次の仕事のために資格をとりたいんでしょ?それもテストをクリアした証明なの。
学生の頃テストを嫌がってたのは、それをクリアして何が得られるのか意味が解らなかったからじゃない?今はその目的がはっきりしてるでしょ?こんなことで愚痴らないでよ~」
ゆうちゃんは、訓練校で大変だったことについて色々教えてくれた。
でもそれは会社員になったら何でもない小さなことなんだと教えてくれた。
「私はここから変わったんだ!」
その彼女が、ここで学ぶことが大事だと訴える目は、私にはとてもキラキラ見えて、厳しい言葉もあったけど、とても優しかった。
■今日わかったこと
・ハローワークには結構人がいる
・訓練申し込みに顔写真が必要
・参考になるホームページがあった。
「はじまり」⇐「ハローワークからスタート」⇒「第一関門 選考試験」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?