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世界が変わっていく時は、自分を変える時。

占星学的にも、神智学的にも、「時代の変換点」と言われるタイミングが近づいています。今年から、来年にかけての山場。その後もきっと大きな変化の波が幾重にもやってくる時代がつづくのでしょう。

以前は、マヤ暦が終わる2012年12月に、そのように言われていた時がありました。スピリチュアルな分野では、それに向けての書籍もたくさん出ていたし、番組などでもきっと、取り上げられていたかと思います。暦の終わり=世界の終わり という話になっていた色が濃いので、「なんだ、終わらなかったじゃないか」と思った人も居るかもしれません。

私自身は一時マヤの暦をかじってみたこともありましたが、難しくて定着せず、そしてどうも文明そのものに親近感を感じず、恐らく自分は(過去生や魂レベルでも)あまり接点がないのだろうなと思って、自然と距離が空いていたのですが、比較的信頼しているゲリー・ボーネルさんの「光の12日」などは、本を読んではいました。が、どうなるのかなあ、、とぼんやり受け止めるくらいで。要はあまり、「マヤ暦の終わり」を深く意識はしていなかったんですよね。

が、そのポイントから11年が過ぎた今振り返り、冷静に感じてみると、やはり2012年の終わり頃というのは、「分岐点」だったのではないかと思います。私は「ずぶっ」と「ヒーリングサロン」や「クリスタル販売店」の形でつまり「スピ」の世界に居たので、こちら側からの目線でしか分からないのですが・・少なくともこちらの世界で見えていることは、何かが終わり、世界を変えるというテーマが、「解き放たれた」感じがしています。問題が撒かれた、というか。

その結果として2020年のパンデミックがあったのではないかと。より大きな問題が撒かれた、というか配置されたという感じ。

かつての世界大戦や、各地で起きてきた内乱(日本でいえば平安から鎌倉、室町末期〜江戸に入るまでの時期、そして幕末)のたびに、人々は物理的に生活や日常が塗り替えられる体験をし、結果として心が何とかそれに着いていくよう順応して、社会も変わっていく。人間が自ら良いほうへと変われないときに、世界はそのような自浄作用を起こして、生まれ変わっていくリズムを繰り返しているんですよね。

2012年末からは、色々な意味でチャンスであったと思いますが、そのように「世界」が手綱をゆるめる時って、「自由」が尊重されるため、横からの力がたくさん流れ込み、人々も受け入れてしまいがちなのです。。

人は潜在的に「変化」を恐れる本能があるので、周囲で何かが動き出した時に「今までこれでやって来たのだから」と自分に言い聞かせがち。ポジティブな気持ちのつもりで「大丈夫。これまで大丈夫だったから」と。けれども、私は歴史が好きなので若い頃からずっと歴史に触れて常に考えて来ましたが、やはり、変わる時は変わる。人類をめぐる状況が新しい時代に合うものへと進化していく時の流れというのは、どうしてもやってくる。そのようにプログラムされているからです。人間が世界を管理するわけではないのですよね。。

例えば、日本よりも「ジェンダー平等指数」が高いアフリカの国々などは、内乱で男性がすっかり居なくなり(ジェノサイドなどを経て)、また恐らく第一・第二次世界大戦後の西洋もそうですが、結果的に、女性の社会進出が進んだ。男性たちが留守の間に生産業などを担い、女性たちが「手に職をつけた」形になり、終戦後に社会進出をした女性たちが出て来たという。

実際にパンデミックを機に多くの見直しと変化が起こり、社会は確かに変わりつつありますね。何もないと人間は「これまで通りでよし」と思ってしまうので、色々なことが起こる。ヒーリングの世界では個人個人でそれが起こることも多い。時代の変わり目には、一国や一地域まるまる、時には世界全体で。

風の時代や水瓶座時代と表現されている新しい時代は、自由や平等、ヒューマニズムや地球や自然と共生する人類の「賢く美しいありかた」が求められるのではないかと思います。しがみつくのではなく、分かち合うような社会。「自分さえ良ければ」という精神は通用しなくなる。絶対的な善のようなものが、エネルギーとして認識されて、それとともに在ろうとするような。

関係のない人は居なくて、ひとりひとりが自分の中でその変化を体験し、消化していく。私自身も頑固な不動星座(水瓶座)なので、人の言うことを聞かずに自分の価値観を貫く傾向がありますが、やはり人生を振り返ると、揺さぶられるような現実が起きた時、固執するのではなく、深いところから(うわべだけではなく)切り変えられた時こそ、新しい現実を自分が生み出せるように変わって行きます。

乱世には、乱世に乗っかろうとする人が出てくるそうですが、時代の変わり目こそ、利己であるか、利他であるか、愛で行動するか、その逆であるか、固執するか、良きほうへと自分が変われるか・・の、選択の時であるし、世界中の人々の選択が、世界の次の時代の流れをつくっていくことになるのだろうと思います。次への流れ・・といっても、宇宙レベルで進化プロジェクトは決まっているので、うまく進化できないとなると大きな次なる刺激がまたやってくるという感じ。自由意志というのは、本当に自由になんでもやっていい、という意味ではないんですよね。

前にこちらでも同じようなことを書きました

星に対する見え方、その意味や、人類や世界への影響力などを決めて、地球をある意味管理しているエネルギー場があります。神智学ではこれを「ロゴス」と言いますが。そこで決まっている時代の流れ・・という意味で、大きな変換点が今年〜来年、のようです。個人個人でも、新しい時代に見合う自分になるよう、変化を促され、誘われる時期になるのでしょう。

Love and Grace
Amari