マスクのマナー(個人の自由と社会変容)
前回の投稿で、コロナ騒ぎの3年でマスクを着用するのがマナーになった、という話がありました。
マナーって、相手を不快にさせないためのもの。
マスクした顔だと、表現が分からなくて怖くて、不快に思う人もいる。
コロナ前は、健康な人が、人前でマスクをしていることの方がマナー違反だったけど、3年間、「マスク着用のお願い」を強いてきたことで、思いやりのある人はマスクをする、というマナーができあがった。
そもそも日本は、一度もマスクを義務(強制)にしていない。マスクをしなけらばならない法律はない。
ずっと個人の自由だ。
ただ、「強制ではないお願い」で、マスクをしないと「思いやりのない人」と見られる風潮を作った。
強制ではないけど、「お願い」を聞いてくれる人には金銭的なメリットを出した。
施設管理者責任で「お願い」を強要し、公共の福祉を受けられない事態にも発展したが、何かあったときの責任追及を免れるためには、やむなしとされた。
法律ではない「お願い」と風潮、空気感で、社会を変えられた。
優しくて、思いやりのある人の心をつかって、世界はいとも簡単に変えられた。
この歴史は忘れてはいけない。
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