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飛行機での移動はカーボンオフセットを行うべき?

Nature Climate Changeの調査により、観光業界が2018年に440億トンCO2を排出し、世界全体の11%を占めていることが分かった。そのうち飛行機の利用による排出が最も大きな割合を占めているため、飛行機のCO2排出削減対策が課題視されている。

CORSIA(国際民間航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム)への適合が義務化
2021年、国際線の航空会社は国連の協定「国際航空のためのカーボンオフセットおよび削減スキームCORSIA」に基づき、排出したCO2に応じた排出量のオフセットが義務づけられた。それをきっかけに、同年200社以上の企業が2050年またはそれ以前にカーボンニュートラルを実現することを誓約した。

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個人に何ができるのか?
CO2排出は、人々が日々の営みを続ける限り、避けられない現実となっている。私たち一人ひとりが、他人事ではなく、自らの問題として認識することが重要。飛行機の利用にあたっては、CO2削減の解決策の一つとしてカーボンクレジットの購入が挙げられる。
クレジットの購入は、植林や再エネプロジェクトの開発など、CO2排出を削減するための取組に還元する。例えば、デルタ航空、ユナイテッド航空、ブリティッシュ・エアウェイズなどの航空会社は既に、少額の追加料金を支払うことで、フライトのカーボンオフセットを行うオプションを提供している。
また、2022年1月にNational GeographicとMorning Consultは消費者意識調査を行った。同調査では、航空会社が提供するカーボンオフセットの追加料金を支払ったことがあるか、または支払う意思があるかを利用者にアンケート調査したところ、38%の回答者が「支払ったことがある/利用したい/利用するかもしれない」と回答した。

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最後に
旅行者にカーボンオフセットの価値を理解してもらうことで、より有意義な旅を実現できるかと考える。環境保護団体への寄付はその効果を正確に把握することが難しい場合が多いため、カーボンクレジットの購入により、CO2排出量の削減を明確に示すことができ、価値の高い取組と言われている。

引用:https://www.nationalgeographic.com/travel/article/should-you-buy-carbon-offsets-for-your-air-travel 

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