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【城福浩の視点】マンCはなぜCLで敗れたのか? グリーリッシュの「1秒,1歩が分けた明暗」

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今季のUEFAチャンピオンズリーグも残すは決勝戦のみとなった。マンチェスター・シティは準決勝でレアル・マドリードに競り負け、悲願の欧州制覇はまたもお預けとなった。ホームで迎えた第1戦は4-3と打ち合いを制し、アウェーでの第2戦でも、決定的とも言える先制点を奪ったものの、後半45分から立て続けに2失点を喫して合計スコアで追いつかれると、延長戦の末、レアルに決勝弾を許すことに。2年連続となるファイナル進出を目前で逃す形となった。レアルとシティの勝敗を分けたポイントは何か?数々のJクラブを指揮してきた城福浩氏は、途中出場のイングランド代表MFジャック・グリーリッシュに注目している。


text by 城福 浩

レアルはカゼミーロが戻ってきて、1stレグで際立っていたデ・ブライネに対し、DFラインとともに監視し続けていた。ここ最近はフェデリコ・バルベルデを右ウィングに配置していて、それは彼の推進力も計算には入れてのことだろうが、この試合はとりわけバルベルデが中央に絞る機会も多く、中盤の網をより強固に張ることでシティのビルドアップを阻もうとしていた。加えて、バルベルデの攻守における運動量がトニー・クロースとルカ・モドリッチの守備の負担を軽減させ、攻撃にエネルギーを持たせ、勝負どころで今好調なロドリゴを投入するというゲームプランがうまくはまっていた。デ・ブライネ対策とバルベルデ起用が試合を通して効果的に働いていた。

シティは、カイル・ウォーカーをこの試合に間に合わせ、ヴィニシウス・ジュニオールのスピードに対処した。カンセロも出場停止から戻ってきたことや1stレグの内容を踏まえたら、レアル対策はカイル・ウォーカーの復帰で対応、あとは自分たちのサッカーをやるのみ、という思考になるのは論理的に思えた。実際、決勝進出にあと一歩のところまで迫った。試合プランも順調だったはず。一体シティに何が起こったのか?私なりの見解をまとめていきたい。

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