在宅緩和ケア地域連携研修会

院長の大塚です。

2月24日に熊谷市医師会で在宅緩和ケア地域連携研修会が開催されました。
緩和ケア領域についての知識やスキルの面の向上を目的に医師会が主催、地域の多職種を対象に実施しており、今回は筑波大学附属病院緩和支持治療科の東端考博先生をゲストにお迎えし、お話しいただきました。

タイトルは「緩和ケアのリソースが少ない地域を支える」。専門家が少ない地域でどう緩和ケアを実践していくか、がテーマでした。その1つの答えとなるのが、「距離」と「職種」と「時間」の壁を超えていくこと。地域の資源を効率的に活用し、連携と役割分担でケアの質を落とさない「協働」がより一層重要になると感じました。

また、コロナ禍でICTが急速に進み、将来的にはオンラインで緩和ケアの専門家にコンサルテーションできるようになるとの話もあり、とても頼もしく感じます。現在でもがん拠点病院主催の勉強会がオンラインで開催されており、「時間」「距離」の壁がなくなりました。「職種」の壁も医療介護専用SNSの普及によりリアルタイムの共有が可能となっています。

東端先生には筑波から遠路来ていただき、「せっかくならば対面で」と現地参加をメインとしました。参加者の反応も良く、有意義な会となりました。

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