好きな人のためなら頑張れる【無敵状態】
「好きな人のためなら、なんでもできちゃう」そんな経験がある人は多いのではないだろうか。恋に落ちると好きな相手のために、通常であればできないようなことでもやれてしまう。
その力こそ恋愛の尊さであり、滑稽さでもあるのだ。
1:好きな人がいると無敵状態になれる
恋に落ちているときと、そうでないときでは目の前に広がる世界が違う。灰色でくすんでいた日常がキラキラと輝きだす。起床した瞬間から好きな人に思いをはせて幸せな気持ちになる。毎日行くのが億劫だった学校や会社だって、好きな人に会えると思うだけで、通学や出勤が苦痛じゃなくなってしまう。
それまでつまらなかったものが、「意外と悪くない」とまんざらでもない気持ちで向き合えるようになる。恋に落ちると人生はポジティブで満たされるのだ(片思いが長くなってしまったり、恋人が愛情を注ぎ返してくれなかったりするとつらくなるケースもあるけれど)。
そんな幸せな気持ちが影響するのだろうか、好きで好きでしかたない相手がいるときは行動が強気で前向きになっていく。
それまではいい加減にしていた仕事も、好きな人が見ていると思えば積極的に取り組むようになるし、好きな人と食事に行くためなら、苦手な予約の電話をするのも簡単にできてしまうものだ。
このような日常のささいなことだけではない。人生の重大な決断だって、好きな人がいるときは、「あの人のために頑張ってみよう」と一歩踏み出せるケースは珍しくないだろう。
心の底から愛せる相手がいると、人は無敵状態になれるのである。
2:人生のベストパートナーは
愛の力がもたらす無敵状態は、気持ちを前向きにさせて、頑張る原動力になる。自分ひとりではできないことでも、「やってみよう」と行動する勇気を与えてくれる。使い古された言葉だけど、「愛は人を強くする」のだ。
しかし、どんな恋愛でも無敵状態になれるわけではない。「心の底から愛している相手」ではないと、なかなかこのような心境にはいたらない。
恋愛には「好きだと言ってくれたから」と取りあえず付き合ってみるケースもあれば、「この人なら落とせそう」と若干の妥協で相手を選ぶこともある。それが必ずしも間違っているとは思わない。しかし、このような恋愛で無敵状態になれるかというと難しいような気がする。
そう考えると、自分を成長させて、前向きな人生を送るためのベストパートナーは「あなたに夢中」と胸を張っていえる相手ではないだろうか。
3:無敵状態になれる相手との縁は大切に
「この人のためならなんでもできる」このような無敵状態は制御できなくなるケースもある。
好きな人のために自分ができる以上のお金を貢いでしまうとか、夢中になっている気持ちを相手に都合よく使われてしまうなど、マイナス面もあるのだ。
それに自分が心の底から好きになっても、相手が同じ気持ちになるとはかぎらない。脈がないならどこかで諦める必要がある。相手が苦痛に思うほどつきまとってはいけない。
そう考えると、「恋愛は心の底から好きな人とだけ付き合うべし」なんて断定はできない。いろいろなかたちの恋愛があって当然だし、「とりあえず付き合ってみる」そんな恋愛だって幸せを感じられるし、楽しいものだ。
さらに言ってしまえば恋愛対象じゃなくても、産まれてくる自分の子どもへの愛が無敵状態にしてくれることもあるだろう。恋愛以外でも無敵になれるシチュエーションはあるのだ。
無理に探したって無敵状態になれるような恋愛ができるわけではない。それぞれが望む恋愛を楽しめばいいのだと思う。ただ「この人のためなら、なんでもできる」そんな無敵状態になれる相手と出会えたなら、その縁は大切にしたいものだ。
その人と一緒に歩む人生は、どんな苦難も乗り越えられる人生になる(かもしれない)。
4:まとめ
「好きな人のためなら、なんでもできる」そんな気持ちになれるのは素敵なことだ。恋がもたらす無敵状態は、使い方さえ間違えなければ、人生を前向きにして、自分を強くしてくれる。もしそんな相手と恋愛関係になれたなら、大切に縁を育んでみよう。もし相手にその気がないのなら、いさぎよく諦めよう。そんな失恋も人を強くするものだから。
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