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マネジメントは帝王学

「マネジメントって特別な人のためもの」
と思われがちですし、
「日常のこんな小さな中に、そんないちいち理屈っぽく言われると腹が立つ」
と受け止められがちな原理原則。

言う人に反感を持たれるのか、
その堅苦しい説教的な話に反発するのか、
言われてドキッとした自分から目をそむけたくなったのか、

まあ、いずれにしても、

マネジメントは日常に関係ないと思われがちです。

このマネジメント。
ただ管理する意味を持つのではなく、
人がよりよく生きるための考え方であると、
体系的に示してくれた人がいます。
その人がドラッカー博士。

そのドラッカー博士が伝えたかったこと。

それは、働くを通していかに幸せに生きるか!ということではないかと
私は理解しています。

なぜ、そう思うか。
ドラッカー博士の多くの著書を訳して日本に紹介した
上田惇生さんのご著書『ドラッカー入門 万人のための帝王学を求めて』に
次のように示されているからです。

「昔は国王、領主の治世いかんによって、国民、領民の幸せが左右された。そこで王子教育のために帝王学なるものが生まれた。会社でもつい近頃まで、社長の経営状態で会社の運命、社員の幸せが左右された。リーダーの才覚で成功するか失敗するかが分かれた。そのため、二代目が帝王学を学ぶために他社へ修行に出された。ドラッカーは、これからはそうではないという。組織のメンバー全員が自らを律する帝王学を身に付けなければならない。
全員がトップのように働かなければ、組織の成功、社会の繁栄はないという」

『ドラッカー入門 万人のための帝王学を求めて』著:上田惇生/出版:ダイヤモンド社

自然災害、パンデミック、経済危機、戦争、今世界は刻々と様相を変えています。
世界だけではない。
身の回りを見渡しても、働き方も、人間関係の在り方も変化しています。
その中で、
「社長が頑張ったらいいじゃない?私たちは、言われたことをやっている」
ドラッカー博士は、それだけで、賃金を期待できない時代がやってくる。
社会生態学者として、今を予想していらっしゃったのです。

だからこそ、誰もが社会を幸せにしていこう!という帝王学を学ぶ必要があるとおっしゃったのだと思っています。

帝王学とは、端的に言えば
「わたしは」を「われわれは」と考えることではないでしょうか?

確かに、何も変化を起こさなくても、
これまでと変わらず生きていけるかもしれませんが、
ほんのちょっと、ほんの少し意識を変えてみると、
「マネジメントってわたしとわたしたちをより良くする学問だ」
「今から学ぶことに意味があるんだ」と、
気が付くのではないでしょうか。
分かり合えないと思っていた人と分かり合えることもできるかも。。。。

それを絵本がサポートしてくれる。
絵本はマネジメントの入門書です。

どんな絵本から、マネジメントの何が学べるのか!

それを最初に示したのが
『絵本はマネジメントの教科書』です。

手にしてほしいな~~と願います。


絵本×マネジメントの挑戦は続く・・


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