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【ビジネス書レビュー】伝わる図解化 加藤拓海 (著)

本の概要

必要なのは、センスではなくロジック!

今、ビジネス界で話題沸騰の「伝わる図解化」。この本は、X(旧Twitter)で人気を博する図解デザイナーによる、ビジネスコミュニケーションの新たな指針を提供しています。
図解の「黄金ルール」を駆使し、あなたのアイデアを明確に伝える方法を解説。しかし、単に図を描くだけでなく、相手に理解されるためのロジックを深く掘り下げています。もしかすると、これまでのあなたの図解は、重要なポイントを見落としていたかもしれません。

感想

「伝わる図解化」は、単に「どう描くか」だけでなく、「なぜ描くのか」、「何を描くのか」という視点から図解の重要性を体系的に説明しています。各用語の定義が詳細に記されており、図解初心者にも理解しやすい内容となっています。

この本を読んで、図解の方法論に入る前に「なぜ図解なのか」が詳細に説明されているのが印象的でした。また、図解の初期段階での組織化にも触れられており、図解に不慣れな人でも本書を読めば、メッセージを伝える図解を作成できるようになると感じました。

特に、「ロジック、センスではない」という言葉に勇気づけられ、すぐに資料作成に取り組みたくなりました。文章の行間もクリアで読みやすく、これまで「デザインはセンスのある人が行うもの」と思っていた方々にも是非読んでほしい一冊です。

図解やプレゼンテーションスライドに関する数々の書籍を読んできましたが、多くは方法論や詳細なテクニックを紹介するものが多いです。「わあ、すごい!」と思うことはあっても、実際に自分がそれを身につける感覚には至りませんでした。しかし、今回は背景から学ぶことができたため、頭の中ですべてが理解できたように感じます。

図解やスライドを作成する人なら、この本を早めに読んでおけば、後で読む書籍でのテクニックを学びやすくなるでしょう。本文中の図解やイラストも可愛らしく、読みやすさを助けています。

結論として、「伝わる図解化」は、ビジネスマンにとって非常に有益な一冊です。図解の重要性を俯瞰的に捉え、体系的な学びを提供してくれます。図解の初心者からベテランまで、すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊です。


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