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深夜事変

七夕ですねー、もう2024年も折り返し!
早い!

保護猫の「おでん君」をお迎えして、トライアル開始!

トライアル1日目、おでん君は無事にオシッコをしてくれて、ご飯も食べて、水も飲んで、一安心といった感じでした。

トライアル2日目。
とにかく、おでん君はケージの中でどっしりと構えていて、夜鳴きすることもなく、落ち着いた様子でした。
私たちがケージを開けると、頭をスッと差し出して、まるで「撫でろ」と言わんばかりの態度をとってきます。
猫を触ることに慣れていない私としてはありがたいことで、ペットと共に飼い主も成長していくんだなと思いました。
そして、ベッドの下を塞ぐ、💩をする、この2つが達成され、トライアル2日目にして、ケージ開放が許されたおでん君でした。

そしてトライアル3日目。
そこで事件は起きたのです。。。

事件って何のことにゃ〜!!

ところで、猫を飼う際に、想像することはなんでしょうか。

可愛い寝姿?
近寄ってきて癒しを与えてくれる存在?
眺めているだけで幸せ?

か…かわいすぎる~~!

どれも正解です。
でも、忘れてはならないことがあります。

それは、「生物学的に、猫は人間と同じ、動物である」ということ。

食べる、飲む、そして排泄する。
気分もあるし、ストレスやイライラすることもある。
猫本人が、うまくいかなくて困ることがあるし、嫌いなものや好きなものもある。
どうしようもないほど眠いときもある。
元気な時もあれば、病気なときもある。

インターネットやテレビなどでは、寝ている姿やおっちょこちょいな姿など、可愛い姿に見惚れてしまうことがあります。
もちろん、それは微笑ましいことです。
でも、猫を飼うとは、それだけのことではないんです。
当然ながら、ちゃんと、お世話をすることが必要なんですね。

私は、妻とこんな話をしたことがあります。

私「ペットを飼ってる人でさ、よく布団で一緒に寝てる人いるじゃん。」
妻「うん。」
私「あれって、一緒にお風呂入って綺麗になってから布団に入ってるの?」
妻「そんなわけないよ笑」
私「じゃあ💩とかしたままの体で入ってきてるってこと?汚くない?」
妻「ん〜...汚いと言われれば汚いけど、自分で毛繕いして綺麗にするし、汚いと思ったら拭けばいいし…そもそも、そういうことを考えたことがないかも。」
私「え!?真っ先に考えるでしょ?笑」
妻「いや、う〜ん...。『家族』だからかなぁ。猫と一緒に寝るのはイヤ??」
私「一緒に寝るのは全然構わないし、むしろ一緒に寝たいけど、綺麗かどうかは別問題じゃない?」
妻「ん〜、気になるなら問題だけど、気にしたことないよ。」
私「え〜〜...。『家族』になると気にならないの?いや、動物が嫌いってことじゃなくて、ペットを飼ったことがないから、ペットを『家族』として捉える感覚がわからないだけなんだけどさ。」
妻「ん〜...。じゃあ、人間の子供は?」
私「そりゃ、一緒に寝られるでしょ。子供、いたことないけどさ笑」
妻「子供がいたことないのに寝られるって、それも想像上だよね。人間の子供はよくて、ペットはダメ。これは矛盾じゃない?感覚は、子供のそれと同じだよ。『家族』になれば、ペットも人間も一緒。多分、もし猫を飼い始めたら、布団に入って来ても、気にならない存在になってるんじゃないかな。」
私「そんなもんかねぇ...。全然想像できないや。」

はい、今となっては、今夜もベッドに上がってこないかとワクワクしながら待つ私です笑
『家族』を知らないときも、『家族』を知っているときも、どちらも経験したことがあるからこそ、先ほどの会話における両者ともの意見が理解できます。
動物に対して偏見があるとか、そう言われても仕方がない会話内容ですが、ペットを飼ったことがない人間からすると、経験が無いからわからないんですよ。
経験以上に勝るものはありません、本当に。

この『家族』である感覚は、世話をすればするほど、育まれる感覚なのかなと思っています。
猫を飼うのは、決していいことばかりではありません。
「かわいい」だけじゃありません。
何度でも言います。
「かわいい」だけじゃないんです。
そのトラブルはきっと、『家族になるため』の、あるいは『家族であるため』の試練なんですね。
だからこそ愛情を注ぐし、親身になるし、大切になっていくものなんです。
不思議ですね〜。
「手がかかる子ほどかわいい」、なんて言葉がありますが、まさにその通りです。

人間のベッドですやすやな、おでん君

というわけで、私たちはこの『家族になるため』の試練を受けることになります👿

ガサッ...ガサッ...ガサッ...ガサッ...

…何やら音がします。
うるさいくらいに響く、猫砂を搔く音。
眠い目を擦りながら、枕元の時計を見ると、無情にも針は深夜3時を過ぎた頃を指しています。

(こんな深夜にトイレ…)

一向に止まない猫砂の音に「うるさいなぁ」と感じつつも、少し耐えれば止むだろうと思い、また寝ようとしました。
しかし…。

妻「くさいッッ!!!」

飛び起きたのは妻でした。
それまでグーグー寝てたのに…。
確かに、このとき多分初めて「猫の💩は耐え難い臭さである」ということを認識した気がします。
勿論、私もそのまま放置して眠るなんて到底できず、妻は叩き起こされたせいでイライラしている様子(妻の寝起きの機嫌はサイアクです笑)。

そんなこんなで、私は💩処理を、寝ぼけ眼で行いました。
扱いなれていないスコップねので💩がなかなか掬えないし、体勢を低くしてやるもんだからトイレにスコップを入れるたびに肩の関節がゴキゴキ鳴ります(私は肩甲骨周りの筋肉が硬いため、整骨院通いです)。
丁寧にやらないと💩が手に…と思った矢先にベチョっと…(´;ω;`)
ああ、💩処理よ…なんて大変なんだ…。

そう、私にとっての初めての💩処理は、こんな形でやってきたのでした。

狭い部屋に💩の臭いが充満し、逃げ場などありません。
唯一の対処法は「窓を開ける」、ただそれだけです。
4月とはいえ、深夜はまだまだ冷えるこの季節に…眠気なんて吹っ飛びます(苦笑

この深夜事変は、おでん君が我が家に来たエピソードとして欠かせないネタです。
今となっては、💩処理なんて毎日の事なので慣れたものですが、このときはテンヤワンヤでした。
翌朝には、この「深夜事変」を夫婦で笑い話にしつつ、深夜にも💩をする可能性があるということを身をもって経験したため、「深夜に💩をさせないようにするためにはどうすればいいのか」を話し合いました。
今回は、おでん君にとってはまだ慣れていない家なわけだし、深夜の💩は人間が寝ていて緊張がほどけた瞬間だったからなのかもしれないと前向きにとらえ、今後はなるべく同じ時間にご飯を与えて、規則正しい生活を心がける、ということで認識を合わせました。
毎晩、深夜に💩をされたら私たちが困ってしまいますからね笑

この「深夜事変」を経て、わたしたちはひとつ飼い主としてレベルアップしたんだと思います。
ありがとう、おでん君!
ありがとう、💩!笑


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