IAP呼吸法 疲れない体を作ろう
外出自粛や在宅勤務が続く中、ストレスにより疲労が溜まりやすくなっていないでしょうか?
本日は疲れない体を作るための呼吸方法をご紹介します。是非最後までこのnoteをご覧ください。
【参考文献】山田知生(2018)『スタンフォード式疲れない体』サンマーク出版
【IAP呼吸法とは】
今回はIAP呼吸法(intra abdominal pressure) **と呼ばれる呼吸方法をご紹介します。この呼吸法は息を吸う時も吐く時も、お腹の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法です。お腹周りを固くしたまま息を吐ききる**のが特徴な呼吸法です。
【なぜIAP呼吸法がいいのか?】
IAP呼吸法をおこなうことで腹圧の圧力が高まります。お腹の圧力が高まると体の軸、すなわち体幹と脊柱という「体の中心」が支えられて安定し、無理のない姿勢を保つことができます。 また体の中心を正しい状態でキープすることで、中枢神経の通りがよくなって体の各部と脳神経がうまく連携し、余分な負担が減り、疲労を溜め込みにくくする体がつくれます。
【期待できる5つの効果】
① 腹圧が高まることで、体の中心(体幹と脊柱)が安定する・体幹と脊柱が安定すると、正しい姿勢になる
② 正しい姿勢になると、脊柱と体の連携がスムーズになる
③ 中枢神経と体の連携がスムーズになると、体が「ベストポジション」(体の各パーツが本来あるべきところにきちんとある状態)になる
④ 体が「ベストポジション」になると、無理な動きがなくなる
⑤ 無理な動きがなくなると、体のパフォーマンス・レベルが上がり、疲れやケガも防げる
【横隔膜に目を向ける】
・IAP呼吸法で一番意識していただきたいことが「横隔膜」に目を向けることです。
・胸だけの浅い呼吸をしていると肺の下にある横隔膜をあまり動かせないので、本来上がったり下がったりする横隔膜の動きが悪くなります。そしてお腹の圧力がかかりにくくなり体はどんどん縮こまって姿勢が悪くなってしまいます。姿勢が悪くなってしまうと中枢神経の信号も体の各部分に届きにくくなり、このことが結果的に疲れやすい体を作ってしまう原因になっています。
・IAP呼吸法で横隔膜を下げて息を吸えば、腹腔が上からプレスされる形になり外側に圧力がかかります。疲れにくい体を作ることができます。
【実践編】
① 耳と肩のラインをまっすぐにしてゆったり座る。お腹を太ももは90度。ひざ裏(太ももの裏側とふくらはぎ)も90度に。手の平を上向きにして、指先(人差し指、中指、薬指の先)をお腹にに向けて両手をひざの上に置く。
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② 両手をゆっくりスライドさせ、足の付け根に指先を軽く差し込む。
③ 5秒かけて鼻から息を吸い、足の付け根に差し込んだ指を徐々に押し返すようにお腹を膨らませる。これが腹圧が高まっている状態。このとき、肩を上げないように。横隔膜が下がりやすくなる。
④ 5秒かけて吸った空気を5秒〜7秒かけてゆっくりと口から吐く。
ポイント→息を吐くときに腹圧を弱めない。膨らんだお腹が指を押し返す感覚をできるだけたもったまま、息を吐く。息を全部吐ききったら、お腹を一度ゆるめて③に戻る。
③と④を合計5回繰り返したら終了
※注意点3つ
① 肩をあげないようにする
② 体を前に倒しすぎないように注意する
③ 背中を丸めないようにする
以上の注意点をふまえて呼吸法をおこなっていきます。
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