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チームワークの箱
こんにちわ、組織の箱です。
今回は特性・チームワーク・価値観の関連性をテーマに書いていきます。
因みに
特性というと長所・短所などのイメージを持たれる方も多いかと思います。
特性は長所・短所などと、少しニュアンスが違うと感じています。
他にも才能とか強みとか様々な言われ方をしますが、
全てをひっくるめて、特性と捉えています。
何故なら長所と考えないかと言われれば
長所と捉えると限定的な観点からの判断を生む結果となり
包括的(Comprehensive)な判断が難しくなるからです。
Flexible team
特性と捉えた方が
組織活性・人材活性には汎用性が高い。
私は前述通り長所・短所を見つけるよりも、
その人の特性と捉えると利便性が高いと考えています。
理由としては
長所と捉えると定性的で正しい指標が確保できない。
※少し言い方が、複雑なので下記に例えを。
人の長所はとても相対的なもので場面や環境、人間関係によって
長所にも短所にも変化してしまう状況が多々あります。
同一人物の長所評価をする立場で考えてみましょう。
ある人にとっては「コミュニケーションがしっかり取れる人」
他の人にとっては取っつき難く「コミュニケーションが難しい人」ということもあり得ますよね。
結局この人のコミュニケーション力は長所の分類に入れていいものかどうなのかの判断に迷うことになります。
他にも、Aグループの中で見たときに、先見性があると評価されている人でも、Bグループで見たら先見性の評価は真ん中くらいという事態も出てきます。
How to make a team
あなたがセールス部長なら
どんなチームを作るか?
特性は、気質・志向性に近いものがあります。
例えばあなたがセールス部長だったとします。
セールス部門には下記のタイプの人間が
それぞれ3人、合計9人いるとします。
この人数で
「3人1組のチームを3チーム」作るとしたらどのような組み合わせを作るでしょう。
Aタイプ【新しい人と沢山話すことが好きな人】
Bタイプ【特定の人と深く関わっていく方が好きな人】
Cタイプ【人の意図をくみ取って陰ながらサポートしていくことが好きな人】
大まかに分けて下記の図になると思います。
実は組み合わせが正解ということはなくて
組織形態や規模、業界によって最適な組む合わせは変わってきます。
ただ、あなたはセールス部長なので
セールス部門全体の売上を上げたいと思うはずです。
その為には個人個人の能力開発はもちろんですが、それだけでは限界がある。チームワークを発揮する為に、そしてチームとして最大の結果を得るにはシナジーを生み出すことの重要性を感じるはずです。
Optimal procedure
良い手順は?
チームワークを高める為には、何をすればいいのか・・・・。
組織開発を担当された方やマネージャーをやっていた方は、
最初に悩むべき点なのではないでしょうか。
コーチング・1on1・AR(アクション・リサーチ)などの個人へのアプローチ。
階層研修・ワールドカフェ・ファシリテーションなどの集団的アプローチまでやりようは沢山あります。
しかし、何よりもまずやってもらいたいのが状況確認です。
その中でも特に重点的に確認・理解をしていかなければならないところがあります。(下記の図参照)
また下記の図の通り会社的に明確にしていく順番と、
個人を理解していくべき順番があることを知っといた方が都合がいいでしょう。
図の通り奥に行けば行くほど不明瞭な部分が大きくなりますが
本当に大切な根本があります。
これは、木の根っこが見えないのと同じ理論です。
この理論で行くと、
会社では、vision・mission・valueが根っこの部分に当たります。
根っこが枯れれば、当然木も枯れます。
個人では、人格・価値観・信念が根っこ
これが元になって行動や思考は生まれます。
話を戻すと、いいチームを作る為には見えない根っこの部分を理解しつつ、それに沿った文化を醸成していくことです。
自分たちの文化に沿った根っこを持っている人財を雇えることは
会社にとって大きな財産となります。
また、会社は文化に沿った人たちが働きやすい環境を整えていかなければ離脱も早いことを知っておかなければなりません。
また、個人としても働きやすい環境を作ってくれる会社に感謝すべきですね。
個人と会社の協力無くして、良いチームを作ることはできません。
お互い敬意を持ち、貢献していきましょう!
「組織の箱」紹介
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