見出し画像

2022J1リーグ第20節

 本日はサンフレッチェ広島のマッチデイ。現在首位を快走中の横浜F・マリノスを相手にアウェイ 日産スタジアムで19時キックオフだ。こんな重要な一戦が平日に行われるのは少々勿体ない気がする、土曜夜ならかなりの動員数を狙えたのではないかと思わせる一戦だ。なぜなら、首位を快走中のマリノスにこちらも好調で首位争いに顔を覗かせる勢いのサンフレッチェ、この試合の結果が最終的な結末へのターニングポイントになるであろうからだ。

 マリノスにとっては前回対戦は非常に悔しい完敗であったため、なおさらに今節は気持ちが入っているだろう。マリノスはさらに現在5連勝中と好調で、中でも攻撃力が爆発している。サンフレッチェ広島はそんな攻撃陣をどう食い止めるかが重要になる。今節もボール保持率は相手が上回り、受けに回る時間が多くなるであろうが、スキッベ監督が目指すボール奪取から攻撃へ(ポジティブトランジション)の切り替えを素早く行い、速いパス回しで前進するサッカーが普段通りできれば勝利は自ずと見えてくるだろう。

 さらにこの試合はサンフレッチェ広島サポーターにとって待ちに待った声出し応援解禁日。つまりJリーグが現在段階的導入を進めている声出し応援の運営検証試合ということ。やはりこれがないとプロサッカーの試合は完成しない。今日はそのガイドラインを遵守したうえで存分に声出し応援をしてもらい是非選手の後押しをしてもらいたい。選手、監督はその声援を得て120%の力を発揮しきっと良い結果へと導いてくれるはずだ。

 そんな重要な一戦に期待が高まる中、サンフレッチェオフィシャルから新たな動画がアップされた。

 ドイツ ブンデスリーガ1部のFCケルンと育成の提携締結後初のケルンスタッフによる直接指導の様子だ。実際にTwitterでリアルタイムにこの情報はリリースされていたが、このように動画として発信してくれるのは実にありがたい。内容は非常に興味深くいろいろな発想や視点を提供してくれている高評価な動画である。中でも最も興味深いこととして、”日本の選手たちはトレーニング中非常に集中力が高くしかもそれを最後まで持続している”ということで”強いて言えば、その集中力が故に顔が強張っている時があるほどなのでもっと笑顔を見たかった”と。”サッカー選手は楽しんでいる時が最も上達する時なのだから”とコーチは語る。ドイツの名門からの指導ということもあり選手達はいつも以上に真剣に取り組んでいたと思うが、それをひいき目に見てもたぶん日本の育成年代の選手達は日々のトレーニング中に笑っていないだろう。

 これは文化の違いと一言ですませば、これ以上日本サッカーの進歩はないだろう。今は令和の時代だ、化石の様な根性論から完全に脱却し、ここぞの集中力と楽しむことをメリハリをつけてやってもらいたいと願う。スキッベ監督がオーガナイズするトップチームが雰囲気が良く強いのはこういったイズムが流れ込んでいるからではないだろうか。

ODA SYCLE
小田

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?