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新しいチャレンジをして、変わったこと

この半年間をちょっと振り返ってみました。ふとnoteにまとめてみようと思いだしていくと、自分でも気づいていないことがたくさんでてきました。

昨年9月、


「おださん、こどものための”投資体験ゲーム”を一緒に作りませんか?」


10年以上付き合いのある仕事仲間から提案を受けたのが、ことの始まりでした。どうやら三重県のとある自治体が関心を持っていて「やってみたい」とおっしゃってると。まだ手元にそのゲームのサンプルもない中で、話だけ引き受けてしまったらしい。どういう順番?と思ってしまったのだが、この時はなんとなくの直感で不思議と背中を押されているような気がして、ひとまずやってみようとなった。新しい始まり方とはこういう感じなのかもしれないと。

もりた


こうして、この日から業務の合間に2人で作業することになりました。気が付けばいつしか弁当やらポテチやらで、ほとんど学祭の準備でもしているかのような状態になり、オフィスにあるテーブルもしばらく見てなかったほど散らかりだした。そんな日々が続いた1ヶ月後。1つのサンプルができあがった。

これは一度、試したいね〜


サンプルができたら人は試したくなるもので、まずは身近な仲間に声をかけて、僕のオフィスで小さく6名くらいでやってみることになった。これが、2023年9月25日。日付まで記憶に残っているのが、なぜなのかは自分でもよく分からないのだけど、何かの役に立つ日が来るのかも知れないので、記しておこう。こうして、サンプルとはいえ「はじめての投資体験ゲームの日」を迎えることになった。

ひとまず実験的ではあったのだけど実際にやってみたところ、これが信じられないくらい盛り上がったのです。平日の日中にも関わらず、いつもは働いているであろう時間帯に、大人6人が大はしゃぎしてる異様な光景。

これはすごい…


自分たちで作っておきながらこう言っていいのか分かりませんが「これはすごい」という心の声が聞こえてしまったのです。こうなれば、もっと実験してみたい!と、もう少しサンプルを試したくなり10月、11月、12月と改良を加えながら数人規模の小さなイベントを続けました。やっぱりすごい。どうやらゲームには、子どもと大人の境界線をなくしてしまうものがあるらしい。こうして、ちょっとずつ掴みかけてきた12月中旬、ホームページにとあるお問い合わせがやってきたことで僕たちの活動を一変させることになりました。これまでサンプルでのんびりやっていた日々だったのが、そうも言ってられない出来事へと発展していくことになったのです。それが、名古屋市「冨士中学校」での開催です↓


これまでは自分のオフィスでやるような少人数開催だったのが、公立の中学校での開催なるとさすがにサンプルじゃなくて完成版をつくらなくては!と焦り、この時になって、ようやく本格的なスイッチが入ることとなりました。

そして、年が明けて2024年1月。あっという間に当日を迎えます。ただ、この時、本来なら普通に準備するであろう準備ができていないことに気づかされました。校長先生とのご挨拶で名刺交換をする時にです。僕たちのメンバーはそれぞれが違う仕事(FP・デザイン・整体師)をしていて、当然ですが名刺もそれぞれ違うわけです。そんな状態で校長先生と名刺交換するとなれば、どうなるでしょうか? ご想像の通り、全員バラバラのものを渡すことになります。肩書きもそれぞれ。これは、一体どういう団体さん?  的な顔になって自然だし、さすがに怪しすぎる。せめて名刺だけでも統一した方がいいんじゃないかと。そんな反省もあって、4月に一般社団法人「CURIATION!(キュリエーション)」を設立することになりました。恥ずかしながら、後になって気づくという有り様でした。


いろいろありましたけど、こうして、ようやく名刺を統一して活動できるように整ってきたのが、ここ最近。そもそもこんなにも短期間で展開していくとは微塵も思っていなかったので…という言い訳みたいな感じになってしまうのですが、僕たちはゆっくりと1-2年くらいかけて準備していけばいいやという感覚だったのです。

というのも、これまでの経験上「投資」という言葉が入っているだけに、預貯金比率が50%を超える日本社会では、まだまだ身構えてしまうのではないかと思っていたからです。ましてや学校という教育現場ならなおさらです。ところがいつの間にか社会の空気が変わっていた…というのが実際のところで、半年後には、これまで出会ったことのなかった教育現場の方々や教育委員会、さらには政治家さんまで。素敵な大人たちと子どものお金教育について語り合うという信じられない展開になっていったのです。起業して約18年が経ちますが、こんな経験は初めてです。こういう自分の身の回りで起きた変化って、振り返ってみて初めて気づくものがあったりします。

新しいチャレンジをして、変わったこと


そんなこんなんで現在に至るのですが、やっぱり新しくチャレンジをすることっていいなーと思うんですね。僕もそうですが、年を重ねるたびにどんどんチャレンジしなくなってしまう自分もいて、現状維持の自分がだいたい勝っちゃうんですね。けど、この半年を振り返ってみて出会えなかった人に出会えるようになったのは、新しいチャレンジがきっかけだったわけです。まだまだ具体的な収益化をどうするかといった課題もあるのですけど、こういう必要なことは後からちゃんと形成されていくものだと勝手に思っているのですけど、新しい「やってみたい」がはじまることは、いつどのように、人それぞれに訪れるかはわからないので、このアンテナはすごく大切だなと思った最近です。


また日々の気づいたこと、書いていきます。


おわり

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