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#0063 公民連携の最前線: 大学院での講義を担当

あくまでゲスト講師としてですが、私が大学院の講師を務めることになるなんて、夢にも思っていませんでした。

私の専門は公民連携事業(特にPPP(Public-Private Partnership)・PFI(Private Finance Initiative))におけるファイナンスです。

全国の様々な地域で行われている公民連携地域プラットフォーム(確か最初は多摩だったかな?)で東洋大学大学院PPP研究センターの先生との出会いは偶然でしたが、noteでの情報発信がきっかけで講義依頼を受けることに。新しい挑戦に胸を躍らせながら、私はこの貴重な機会を最大限に活かすべく準備を進めました。

テーマは『劣後融資』めちゃくちゃニッチ!

講義資料のスライド

私の大学院での初講義体験と、そこから学んだことをお伝えしたいと思います。(1224文字)

○講義の準備

講義の依頼を受けた時、私はまず何から手をつければいいのか、途方に暮れました。社内資料や顧客向け資料など仕事で使う資料は大量に作成してきましたが、劣後融資というニッチな領域について、90分もの間、社会人の受講者を引きつける内容をどう組み立てるか。

いろいろと悩みましたが、私のこれまでの実務経験とnoteでの発信が大きな助けとなりました。

PPP・PFIの資金調達はプロジェクトファイナンスが主体ですから、何度もキャッシュフローキャッシュフローキャッシュフローと強調し、シニアローンレンダー(銀行・信金)が如何にキャッシュフローを拠り所に融資判断をしているか、シニアと劣後のリスク・リターン、銀行とノンバンクの違いなどに触れつつ、劣後融資の実務的な内容まで、幅広く深く掘り下げることに決めました。準備を進めるうちに、私の知識と経験がすべてなのでこの講義にすべてを投入しようと改めて思いました。

○講義当日の経験

講義当日、私は緊張と興奮でいっぱいでした。
準備している期間は途中で逃げ出したくなるような気持ちになることもありましたが、当日は良い意味で開き直ったような感覚で、臨むことが出来ました。

アカデミックな環境で人前に立つのはこれが初めて。

しかし、話し始めると、私の中の熱が自然と言葉になり、90分間があっという間に過ぎていきました。劣後融資のマニアックな概念から釧路の魅力の紹介まで、一つ一つのトピックに深く没入していきました。受講者の熱心な視線を画面上からも感じながら、私は自分自身がこの瞬間を楽しんでいることに気づきました。

○反響と自己発見

講義終了後の受講者からの反響は私に大きな喜びと自信を与えました。
「次回も講義をお願いしたい」という声をいただき、私の話が皆さんにとって価値あるものであったことを実感しました。

また、長時間話すことの意外な楽しさを発見し、自分の知識と経験が人の学びに貢献できることに大きな充実感を感じました。この経験は、私にとって新たな自己発見であり、今後のキャリアにおいても貴重な糧となりました。

また機会があれば、こうした講義やプレゼンにチャレンジしてみたいと思います。

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