【OPV News !7月編】ご無沙汰しております。

2020年7月31日 14:59

みなさんお久しぶりです。
小高パイオニアヴィレッジのコミュニティマネジャー野口福太郎です。

感染症が猛威を振るった春から少したち、未だ油断ができないものの新しい生活様式にだんだん適応し始めてきてはいる頃かと思います。

僕は福島をもっと知ろうと、先日浜通→中通り→会津といろいろ見て回っていました。
その中で移動したからこその素敵な人や風景との出会い＝セレンディピティ（偶然の幸福）がたくさんあり、ノープランの旅こそ面白いと改めて感じました。

さて、しばらく最近のパイオニアヴィレッジの様子をお伝えできていなかったのですが、また新しい取り組みが産まれようとしています。

１プロジェクト同士の連携/チーム化
２小高駅を舞台にした新しいプロジェクト~WayWay~
３地域留学さとのば大学のスタート
４オンラインインターンが始まる！

１プロジェクト同士の連携/チーム化

現在ホースシェアリングのプロジェクトで活動されている神さん（じん）とローカルシステムエンジニアのプロジェクトで着任された塚本さん（つかもと）が連携し、来年の馬のお祭り「ウマツリ」に向けて活動されています。

馬の体調管理などの部分にIT技術を用いることで、よりパフォーマンスをあげたり世話の効率をあげることで、より注力すべきことに時間とエネルギーを割けるようになる、というビジョンのもと二人が手を組みました。

さらに塚本さんの縁でエンジニアをされている方が南相馬に移り住んで一緒に住んで、強力チームになりそうです。
今年は伝統行事であり街の一大イベント「相馬野馬追」が大幅縮小になってしまった分、来年はウマツリも合わせて街が大盛り上がりになることでしょう。

他にも地域に日本酒のブリューパブ（醸造所兼バー）を作るCommunityBreweryProjectに強力なメンバーが参画してくれたりするなど、一人ではなし得ないことに挑むチームの力を感じています！

新しく着任された塚本さんの特集インタビューもNCL南相馬シンブン2020年6月号に掲載されています。

こちらからご覧ください。

２小高駅を活用するプロジェクト、始まる！

2020年3月14日。東日本大震災により分断されていた常磐線が再び全線開通となるとともに、小高駅は無人駅となりました。

ただ無人になってしまったわけではなく、JR東日本スタートアップ✖️NextCommonsLabが手を組んで駅の持つ役割と可能性ををより広げるための挑戦が始まりました。

7/14日には駅舎を舞台にオンライン配信イベントを開催し、背景の説明、アイディアの候補などが共有されました。
会ではYoutubeのコメントを通じて視聴者の方からも積極的にアイディアをつのり、これからの小高駅の未来が楽しみになるのでした。

駅を舞台に活動する、コミュニティマネジャーのような役割を果たす民間の「駅長」の募集も始まりました。
ご興味のある方、ぜひチェックしてみてください。

NCLとJR東日本スタートアップによる地域創生の新プロジェクト「Way-Way」が始動しました。第1弾となる南相馬市のJR小高駅でコミュニティマネージャーを務める「民間駅長」を本日から募集しますhttps://t.co/oRtxMRHyDe
— Next Commons Lab (@nextcommonslab) March 30, 2020

https://t.co/MdlG5WuHTT
生まれ変わりつつある小高駅の未来像を話し合うオンラインイベント、今夜開催です。
皆様からもアイディアをいただくことで更に面白くしていきましょう！#関係人口　 #NCL南相馬　 #NextCommonsLab
— 小高パイオニアヴィレッジ🐴ローカル起業家の集まる泊まれるコワーキングスペース (@OdakaPV) July 14, 2020

３地域留学さとのば大学がスタート！

株式会社アスノオトによるオンライン講義と地域への留学をかけあわせた、「地域がキャンパスになり、旅するように学ぶ」さとのば大学のプロジェクトが7月末から始まります！

小高パイオニアヴィレッジを運営する小高ワーカーズベースが、受講生の受け入れ及びプロジェクト伴走、メンタリング等を担う地域事務局として参画します。
さとのば大学とは、正解のわからないこの時代に、自分なりの問いと仮説をつくり、「自分として、生きること」「人と協働して、ほしい未来を自らつくること」が学べる場です。

とてもアクティブな方達がきてくれる予定なので、彼ら彼女らと会えるのがとても楽しみです！

移動と出会いと始まり

他にも様々な火種が日々生まれています。共通することとしては、３点とも、「人の移動」と「出会い」から始まっていることです。
一つとしてここ南相馬にこなければ出会うことも、始まることもありませんでした。そこにある地域やいる人に出会ったからこそ生まれる取組やコラボレーションがあることを大切にしたいですね。

それぞれ属性も性質も違う人同士が混ざることでの化学反応で、想像を超える物が生まれるでしょう。
アナタもぜひ南相馬の地域、そこで活動する人々に出会ってみてください。