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#291 転職したり副業したりしないとヤバイのか?

今日は、「転職したり副業したりしないとヤバイのか?
こんな意味深な問いかけで放送してみたいと思います。
ちなみに、皆さんはこんなふうに考えることがありますか?
そもそもどういう経緯か?ですけれども、今、『人生百年時代』といわれるじゃないですか。
要は、働く期間ってぐっと長くなってますよね。
その中で変化がすごく早いですよね。
そうなってくると、自分の人材価値を下げないために、一ヶ所にとどまるとか、同じ環境にずっといるということが、リスクになってくるんじゃないでしょうか。
外に出ましょう、いろんな経験をしましょうといった文脈の中で、「どうしよう、自分は転職経験がないけど、転職しなきゃやばいのかな」、「副業とか、いろんな経験を積まないとまずいのかな」こんなふうな声をよく聞くので、今日はちょっとこれを取り上げてみようと思います。

転職したり副業したりしないとヤバイのか?

まず、こういう文脈って今たくさんありますよね。
本もたくさんあると思います。
有名な所だと『LIFE SHIFT 』、3ステージの人生がありますよ。
3ステージというのは学生、そして社会人、そこから引退。
人生百年時代で仕事をしながら生きるという時間がすごく長くなってくるので、スキルや経験という無形資産に投資をして、メンテナンスをして、人生が長くなっても豊かに生きられるようにしましょうねとか、副業とかリモートとか、移住もそうですし、プロボノみたいな文脈でも、とにかく変化を恐れず、いろんな経験をしましょうといったメッセージって、今すごくたくさんあるし、自分にも届いてるんじゃないかなと思います。

そうなった時にどう考えてしまうか?ですけれども、例えば、「どうしよう、私ずっと同じ会社にいる」とか、「この場所しか知らない、新しいことしてない、これってもしかしてやばいんじゃないの?リスクなんじゃないの?なんかしなきゃ」という感覚からの「え、転職?副業?」こんな感じの心境をタイトルにしてみて、今日は一緒に考えてみたい放送にできればなと思っています。

くれぐれもこの話は、転職すべきかしないべきかという放送ではなくて、本当に大事なのはどこだったっけ?そこから考えると何が言えるのか?こんな感じでお届けできればと思ってます。

手段の話よりも大事なポイントは?

結局本当に大事なのは何なのか?
これはいわゆる「手段」じゃなくて「目的」の話ですよね。
転職とか副業というのが「手段」だとした場合に、じゃあそもそも「目的」って何なのか?
いざそのケースになると、それぞれに目的があると思うのですけれども、人生百年時代とか変化の早い時代といわれる中では、たぶん目的は、「変化に適応していくって大事だよね」こういうことなんじゃないかなと思います。
さらに言い換えると、変化する時代に、それでもやっぱり豊かな人生を送りたいじゃん。この豊かな人生を送るために、経済的にも精神的にも充足感のある人生を送るためにどうしよう?という話がたぶん前提にあるのかなと思います。
その中で、転職とか副業というのが「手段」だとしたら、本質的に転職とか副業によって得たいものは何なのか?
どういったことがそれによって起こると、自分にとって良いのか?
ということが考えられるといいのかなと思います。

実験的であること、生産的であること

ここからは私の完全な私見ですので、「ああ、そうも考えるわけね」といった感じで聴いていただければと思うのですけれども、転職とか副業で、すなわちどういったことが大事だといっているのか?私は二つあるなと思ってまして、一つは、実験的であること
これは言い換えると、トライアルしてますか?こういうことですね。
二つ目が生産的であること
これも言い換えると、本当に大事なことにリソースを投じていますか?
もしくは、限られた時間の中で成果をちゃんとあげられてますか?
こういったことを実現したり、実践したり、満たしたりする手段として、転職とか副業というものがいわれているんじゃないかなと思います。

一個ずつみてみると、「実験的」というのは、「トライアルしてますか?」と言い換えができると思うのですけれども、要は、今の職場であれ、転職先であれ、今やってることを「もっとよくできないか?」と思いながら工夫しているか?とか、「やったことないけど、やってみよう」こういったチャレンジをしているか?とか、失敗経験も積みながら、そこから発見できているか?固定的でない人間関係を作れているか?とか、こういったことが「実験的」トライアルといえるのかなと思います。

「生産的」というのは、「とにかく言われたので」と、目の前の仕事をただこなすというよりも、「そもそも目的なんだっけ?」とか、「その目的を達成するために何に最も時間を投じるべきだったっけ?」、「限られている時間の中で最大限成果を上げるためにはどういった工夫ができるかな?」こういった時間の使い方ができていることが「生産的」なのかなと思います。

今いる環境の中でも自分の価値は磨ける

「どうしよう、転職したり副業したりしないとやばいのかな?」ここを考える前に、おそらくですよ、今いる場所でできていますか?
これがまず「実験的」「生産的」に対して、ここでできているか?というところが、本当は最初に考えたいことなのかなと思います。
言い換えると、今いる場所でできていない事が本当に新しい場所でできるか?
たぶん考えると、「いや、確かにそうだよな、答えは・・・」と言えるんじゃないかなと思いまして、実験の手段として、副業や転職が良いオプションとしていわれていたりだとか、転職とか副業で、スキルや経験を培おうと思うと、環境が忙しいということは変わらない中で、新しいことを覚えるとか、ダブルでいろいろできるということは、そこで期待する手応えだとか、効果を得るために不可欠なのが、生産的であることなのかなと思います。

今日のこの放送は、決して転職とか副業を否定するものでもないし、その選択肢を今取らない人に問題提起をしているものでもなくて、可能性のある話ととってもらえたらうれしいなと思ってまして、要は、「転職したり副業しないと、いろんな経験を積めない」とか、「自分の人材価値を高めたり、外を知ったりすることができない」、そうではなくて、今いる環境の中でも自分の価値は磨けるし、人的ネットワークを広げたり、自分では気付かないいろんなゆらぎの中で成長したりすることってできるんじゃないかな。
これってスタンスや工夫次第で、まだまだやれる余地があるよね。
これをポテンシャル、可能性のある話としてとらえられると、「チャンスはいくらでもある」このふうに考えられるかなと思いました。
もっと言うと、忙しい毎日の中で工夫して、例えば、私の放送じゃなくても、Voicyで何か新しいインプットをすることをルーティンにしながら情報を得ているとか、あと育休中に今までつながりのなかった人とつながれるようなコミュニティに入ってみたとか、子どもに向き合う中で、時間も全然ないけれども、自分のための時間をつくってみたとか、新しいことをちょっと試してみた、こういったものも十分に実験的で生産的といえるんじゃないかなと思いまして、0か十かの話ではなく、今できていることにも目を向けたり、今の環境の中でできること、そんな着眼点でも毎日の見え方とか、その中の自分の評価ってまたできるところがあるんじゃないかなと思いました。

育休のイメージが変わる!セミナー開催します

今日は最後に、私たちがつくる実験的な機会のご案内をさせてください。
『持続的な両立のための育休戦略』~”とにかく頑張る”だけが両立じゃない!よくある失敗経験に学ぶこれからの働き方~
ランチタイムのオンラインセミナーを開催させていただきます。
トークライブ形式になってますので、今日の話とつなげると、自分以外の第三者の実験的なトライアルの話、そこからテーマが『働き方』ですので、生産的であるためにできる工夫ってどういったことがあるのか?
こんなことを考える機会にもなるかなと思いますので、良かったらお越しください。
イベントのリンクを貼っておきます。

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それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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