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#1001 「仕事だから」の前に、「人間だもの」(義務では気持ちは動かない)

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

昨日は、放送が1000回でしたという放送をワイワイお届けし、今日は1001回目です。
日常の中で、ちょっと思い出した時に聴いてもらえる、そんな放送をコツコツ続けていこうと思っておりますので、皆さん、引き続きよろしくお願いいたします。

私たちって感情を持った人間だよな

今日は金曜日ですけれども、先週はゆる金放送をしたので、通常放送をお届けしようかなと思っています。
何をテーマにしようかなと思ったんですけど、私が常々に思っていることを言語化してみようかなと思いますので、聴いていただけますでしょうか。
何を思っているかというと、私たちって感情を持った人間だよな、これを常々に思うんですよね。
何を当たり前のことを言ってんの?と思うかもしれないんですけど、これを頭に置き続けるって、すごく大事なことだと私が思っているという、小田木所感として聴いてください。

私たちって感情を持った人間だよな。
「私たち」というのがポイントで、私も感情を持った人間だし、自分の周りにいる一人一人が感情を持った人間だよなというところなんですよね。
そして、一方で義務ってたくさんあるじゃないですか。
これも必要だし、私たちもちゃんと受け入れている。
例えば、義務教育もそうだし、社会がうまくちゃんとまわるためのルールも、義務としてちゃんと受け入れているなと思うんですよね。
なので義務は大事なものだと思うし、一切否定しないけれども、でも義務だけで語られると、気持ちがついてこない時もある
これを知っておくってすごく大事だなって思うんですよね。

愛犬が「飼い主だから散歩に行って当然」って態度だったら嫌ですよね

例えば、分かりやすいかどうか分からないですけど、わが家の愛犬の柴犬の保護犬のフクちゃんがいるじゃないですか。フクちゃんは、普段はぼーっとしているし、まったりしているし、おじさん犬なんですけど、散歩がめちゃくちゃ好きなんですよね。たぶんフクちゃんの毎日の中で、一番好きなのは散歩なんじゃないかな。本当にスローでおっとりした犬なんですけれども、そろそろ散歩なんじゃないか?の2時間ぐらい前になると、なんかソワソワと散歩を待ちだす。ソワソワしだすのがめちゃくちゃ早いんですけれども、
いざ行けるという時には、全身で喜びを表現するんですよね。そのはしゃぎっぷりが超かわいい。毎日毎日、朝と晩に家族が交代で行っていますけれども、その一個一個でちゃんとはしゃいで喜ぶ。なので、本当に行きがいがあるんですよね。散歩への行きがいが。
もしもこれが例えば、フクちゃんが「散歩は飼い主だから行くべきでしょう、ほらほら、早く行きなさいよ」みたいな、もしくはやって当然みたいな態度だったらどうかというと、ワンコをきちんと世話するものとして、当然行きますけれども、もしかしたら気持ちがついてこないかもしれないなって思うんですよね。
それと同じです。
伝わるかな、伝わらないかもしれませんね。すみません。
義務は大事だし、義務を受け入れてるけれども、でも義務で語られると気持ちがついてこない時がある。
こういうイメージです。

義務だけで語られると、気持ちがついてこない

なので私が大事にしたいなと思っているのは、仕事だからやって当然とか、例えば、上司だからそうして当然、メンバーだから上司に対してこうすべきとか、顧客だから、パートナーだから、親だから、〇〇だからやって当然、こういう前提を持たないようにしたいなと思うんですよね。
なぜならば、やるべきことを受け入れている相手も、「やって当然でしょ?」相手がそうとらえた瞬間、気持ちがついてこなくなるということが、結構日常にある。
でも一方で、やって当然なんだけれども、やったときに感謝やねぎらい、もっと言うと、やったことに対しての承認があれば、やっぱりやってよかったと思う
このサイクルがあるかどうかって、職場だとか家庭だとか日常の彩りをずいぶん変えるなって思っています。

例えば、会議があります。会議は進行役がいます。その進行役が、会議の準備をして、会議を運営してくれました。
これも、仕事だから当然になっちゃうと、進行役だから当然準備もするし、当然進行もするし、そういう役割ですからね。になっちゃうんですけど、やっぱり「準備してくれてありがとう」だと思うんですよね。
会議の中で積極的にコメントをしてくれたら、「意見をありがとう」だし、議事録を取ってくれた人がいたら、「議事録をありがとう」。
こういう世界観ってすごく大事で、特に仕事の場合は、「仕事ですから」「仕事だから当然だよね」と思っちゃうことがすごく多いと思うんですけれども、「仕事だから」の前に「人間ですから」これをすごく大事にしたいなと思っています。

やったことに対しての承認があれば、やってよかったと思う

これをどこかで大事にしないと、どんどん薄くなっていくんですよね。
でも一方で、少しでも大事にすると、そういったコミュニケーションがひとかけでもあると、逆にどんどん広がっていく。
「そうありたい」とか「そうしたい」ということに、なんの労力も時間もほぼ皆無に等しいぐらい、かからない。
こんなお買い得で、一方で効果が絶大なこともないなって思っているんですよね。

今はこんな話をしていますけれども、昔を振り返って、「ああ、浅はかだったな」と思うことなんかも、この話をすると思い出されるんですけど、20代ぐらいの私は、「私は仕事であれば何でもやります。仕事だっていえば、何でもできちゃいます。」そんなふうに思っていたし、そういうタイプなのかなと思っちゃってたりしましたけれども、でもそれが言えたのって、尊重したり親身になったりねぎらってくれる人がいたからこそ、仕事ならできるって思えていただけで、決して「仕事だから当然」というだけで頑張れたわけじゃないんだなって思うんですよね。
今、思い出しても、ちょっと浅はかだったなって思ったりします。

最後に、「仕事だからやって当然」と思っちゃっている人がだめかというと、私はそうでもないと思います。
なぜなら、義務の力ってめちゃくちゃ強いんですよね。
仕事であるとか、夫婦であるとか、親である、そういう中で無意識にそうしちゃっている、そうなっちゃっているだけということのほうが、圧倒的に多くなくて、今、そうであるということが、決してその人の人間性そのものを語るものではないし、それぐらい前提の力とか義務であるというところの吸引力が強いんだな。そんなふうにも思えると思います。

だからこそ、どこかでちょっとでも大事にすると、どんどん広がっていく。そうしたほうが、自分も相手も気持ちがいいし、そうしていこうよという、そういう見えない空気がどんどん広がっていくというところもありますので、「仕事だから」の前に「人間だもの」そこを大事にできるといいよね。そんなふうにこれからも思って、そして思ったことに即して、いろいろ動いていけたらいいなと思っております。

ちょっと短いですけれども、金曜日放送に常々に思っていることを言葉にさせていただきました。

そして今日は、次のチャプターで、昨日の木曜日にできなかった、先週のコメントをありがとうございますのコーナーをお届けしたいと思いますので、よかったらこのまま聴いてください。

先週の一番放送は、「個性に良し悪しはない」のあの放送

続きはぜひVoicyでお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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