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#1142 相手の話がぐんぐん理解できるようになる「聴き方」

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

「先生の話が頭に入らない」という長女ちゃんのお悩みを考える

今日の放送は何を話そうかなと思ったんですけど、わが家の長女ちゃんのお悩みを取り上げて放送させていただきたいと思います。
「そこ?」「そんなにネタがないの?」と思うかもしれないですけど、そうなんです。毎日、今日は何を話そうかなというのを結構探求してますので、皆さん、こんなテーマを取り上げてほしいがあれば、よかったらチャンネルの質問ボックスへ、プロフィール欄からリンクを貼っておりますので、質問の形でも、こんなテーマを取り上げてみてというお題の指令でも構いませんので、ぜひリクエストをいただきたいと思います。

今日、取り上げたいわが家の長女ちゃんの悩みは、先生の話が頭に入らないなんですけれども、これは意外ともしかしたら私たちも改めて考えていいテーマかもしれないなと思ったので、取り上げようと思った次第です。
どんなきっかけだったかというと、週末に長女ちゃんが「ママ、聞いてよ」
と言ってワイワイした話がこれだったんですね。
先生の話がなかなか頭に入らない。
背景を軽く添えますと、先生の話、要は学校の授業なんですよね。
長女ちゃんは、4月からちょっと忙しい部活に入りましたと。こんなに週末も含めて毎日あるの?って感じなんですけれども、毎日結構忙しい部活で、たぶん生活もまだ慣れていく途中だと思うんですけど、帰ると疲れて寝ちゃうんですよね。
そうすると、勉強する時間がないということで、「じゃあ授業だ」ってなるじゃないですか。家に帰って勉強する時間がなかなかまとめて取れないので、じゃあ授業でタイパを上げていこう。
長女ちゃんの先輩にあたるいとこのお姉さんたちも、「授業をちゃんと聴きなよ」とか、「授業の受け方で成績が全然変わるよ」みたいな感じでアドバイスをしてくれていたので、長女ちゃん的には「じゃあ授業だ」と心意気もあったんですけど、聴いても頭に入らないと言うんですね。
聴こうと思えば思うほど眠くなる。どうしよう。
これがお悩みの背景なわけです。
でも、これって確かに学生だったら先生の話だろうし、大人になっても付いてまわるテーマですね。上司の話とか、相手の話とか、お客様の話、ちゃんと聴いているんだけれども、聴きたいんだけど、なかなか頭に入らない。あるかもしれないな。
意外と大事なテーマかもしれないなということで取り上げようと思った次第です。

相手の話をきちんと理解するための聴き方

さっきのシチュエーションでいくと、「ちゃんと聴きなよ」とか、「集中して聴かなきゃだめだよ」こんな話じゃ何のアドバイスにもならないわけなんですよね。長女ちゃん的にもどうしようだし、親としてもそのままじゃやばいな、どうしようみたいな感じで、一緒にいろいろ考えた結果、今回は聴き方を変えようというテーマに至りました。
話を聴いてみると、やっぱり漫然と聞いちゃうんですよね。
漫然と聞くと、耳には入るけれども頭に入らない。これはよくありますよね。
そうなると、当然理解はできていないわけで、理解できない話を聴こうとするから余計にしんどい
このスパイラルを変えるには、集中して聴くとかの話じゃなくて、やっぱり聴き方を変えるしかないなということで、じゃあどう聴くのかという観点で、こんなポイントに至りました。

テーマ・内容・要約の三つをおさえながら聴く

この三つをおさえながら聴こうということで、一つは、そもそも何について話しているのか。この人は今、何について話しているのか、要はテーマですよね。
次に、何を言っているのか。具体的に何を言ってるのか、これは内容ですよね。
最後に、要するに何だったのか。聴いた話の要約・まとめ。これをつかんでいこう。
これをつかみながら聴くことが、たぶん漫然と聞く沼を脱する具体的なアクションになるんじゃないかということで、テーマ・内容・要約の三つをおさえながら聴くことを始めようと、こんな結論に至りました。

ここだけ聴くと、「ふーん」かもしれないんですけど、これは意外と大人がやっても難しいケースがあるんじゃないかなと思います。
実際に、長女ちゃんと練習でやってみたのが、『すずめの戸締まり』という映画があるじゃないですか。最近テレビでやっていたので一緒に見たんですけど、『すずめの戸締まり』の映画を、何についての話だったか、具体的にどんな内容だったか、要するに何かを、1分でまとめて話そう。
こんな感じのお題で練習してみたんですけど、やっぱり結構難しいんですよね。
「あれ、見た見た」と言って、頭の中になんとなく入っているつもりでも、じゃあ何についての話だったか、この時点でまず「えっとー」みたいな感じになるんですよね。
テーマの切り取り方に別に正解はないので、例えば、大震災をモチーフにした、青年と女子高生の冒険劇ですと言えるかもしれないし、長女ちゃんは「なんか恋愛っぽい話だったな」ぐらいな感じなので、そこをもし切り取るとしたら、震災を防ぐ家系の青年と思春期で家族とうまくいってない少女の冒険と恋愛の話ですと言えるかもしれないですよね。
これがたぶん映画について漫然と見るんじゃなくて、何についての話なのか自分でとらえて言葉にするというところになるかなと思います。

そんな感じなので、何を言ってるのか内容についても、きちんと内容をおさえようと思わない限りは、難しいんですよね。やってみると本当に。
呪いがどうだとか、ミミズがどうだとか、ネコがどうだとか、長女ちゃんの話がパラパラのピースになればなるほど、やっぱりこのトレーニングは正解かもしれないなと思った次第です。
これって今すぐできなくても、腹筋みたいなものじゃないですか。トレーニングして習慣になったときに、やっぱり力がついているものだと思うので、今日より明日、明日よりあさって、あさってよりも一年後。
今、できるできないよりも、こうやって話を聴く。聴き方を変える。
効果的に聴くということが身について、授業のタイパが上がっていくといいなと思った次第です。

何についての話なのか自分でとらえて言葉にする

なるほど、そうかテーマ・内容・要約だね。テーマをつかむために、読解力が付き、内容をおさえて要約をすることで要約力がついて、要約ができるからちゃんと理解ができる。理解力がついていくという、たぶんこんなメカニズムだなと思います。
先ほどは『すずめの戸締まり』の話をしましたけど、長女ちゃんは韓ドラがめっちゃ好きなんですよね。
本当に何本も見ていて、「ママ、これはまじでおすすめだから」というものをいくつか紹介してくれるんですけれども、この紹介の話が、そういえば全然よく分からなかったな、「何それ、どんな話なの?よく分からんな」という話だったなと思ったりもしたので、そうかそうか、そういうことだねと。
なので、学校では授業で練習し、家ではおすすめの韓ドラを、ママが見たくなるようなテーマと内容と要約で話す練習をしてみようか、みたいな話になったという、そんな感じです。

そんな話をしながら、長女ちゃんのケースは学校の先生の話だったけれども、社会人のリアルともつながるな。
学校の授業は、まだ教科書があって、一本の道のりの中で先生も解説をする。そういった流れだと思うんですけど、大人のリアルになってくると、目の前の人がいきなり何の話をし出すかは、結構突発的だったり、前提や脈絡を、聞き手がきちんとおさえて聴かないと分からない話だったりということも、意外とあるじゃないですか。
なので、こういった聴き方が身に付けば、きっと大人になっても役立つだろうから頑張れよと心から思った次第です。

ということで今日は、相手の話をきちんと理解するための聴き方ですかね、名前をつけるとしたら。
そんな感じでのわが家の一コマを切り取って、放送にさせていただきました。
皆さんは、どんなポイントがあると思いますか?
思うことがあれば、ぜひコメントでもお聞かせください。

それでは、お聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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