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#1215 仕事を「小分け」にした方がいい理由~ひらめきが降りてくる~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

仕事は小分けにしたほうがいいと思う

今日は、仕事のやり方について、本当にベリーベリーベイシックなんですけど、やっぱりこれだよねと思うことについて放送にしてみたいと思います。
それは何かというと、仕事はやっぱり小分けにしたほうがいい
最近もちょうど「あ、やっぱりこれだよね」と思ったので、今日はこちらを取り上げたいと思うんですけれども、仕事を小分けにするというイメージができますでしょうか?
このチャンネルでは何度か放送させていただきましたけど、私たちは忙しいとまとまった時間が取れないじゃないですか。
3時間ぐらいかけて集中してこのテーマについてやりたいなと思っても、多くはまとまった時間が取れないと思うんですよね。取れたとしても、ちょっと先。取れるタイミングでやるかというと、結果的にギリギリになってしまう。
忙しいとこういうサイクルが起こりやすいと思うんですけど、小分けにするという発想は、まさにまとまった時間を取ってやらない
ステップや時間で区切って小分けにしてちょっとずつ進めることを「小分けにする」なんていう呼び方をしております。
放送では、「細分化と将来時間予約が仕事のベーシックセットだよね」そんな話をしてまいりましたが、カジュアルに「小分け」という表現を今日はしています。
すごく分かりやすく言うと、「これはトータルで5時間ぐらいかかりそうだな」と思ったら、まず一時間、その次にまた一時間、最後に2,3時間、こんなイメージだったり、例えば、企画を立てるにしても、そもそも前提を整理するステップが必要で、次には骨子を固めるステップが必要で、そうしたら骨子ごとのメインメッセージを決めて、最後にがっと資料を仕上げる、こういったステップが仮にあるのであれば、ステップごとに細かい時間を割り振って、隙間時間でちょっとずつ前に進めいく、そんなイメージですね。
何か考えなきゃいけないとか、計画を立てる、文章を作る、仕事で何らかのアウトプットを作って誰かを動かす、この全般に使える発想が、私は仕事を小分けにするという発想だよなと思っています。

仕事を小分けにしたほうがいい理由

なので今日は、仕事を小分けにしたほうがいい理由を改めて放送にしてみようと思ったという感じです。
既にやっているという方は、どんなところに魅力を感じたからそういった発想で仕事をするのか、そしてまとまった時間が取れないということが結構悩みなんだよねという方は、「小分けもいいんじゃないか、ちょっと取り入れてみようかな」そんな気づきになればいいなと思います。

トータルでかかる時間が圧倒的に少ない

じゃあ早速いきましょう。
仕事を小分けにしたほうがいい理由、一つは、トータルでかかる時間がこっちのほうが圧倒的に少ない
これに尽きるなと思います。
小分けにすると、思い出さなきゃいけないし、またエンジンをかけ直さなきゃいけないし、と思うかもしれないですけど、私はそれを上回ってお釣りがくるトータル時間を少なくする効果があるなと思います。
具体的にはどうするかというと、早い段階で仲間や上司とすり合わせてフィードバックを受けられる。これがトータル時間を少なくするのにめちゃくちゃ効果的だと思うんですよね。
まさに「仕事は自分ひとりでやらない」発想です。
例えば、完成までの段階が段階1から段階10まであるとするじゃないですか。ついやっちゃうのは、8,9あたりまで進めてシェアするとか、フィードバックをもらうだと思うんですけど、もしも1の段階の例えば目的設計の段階でズレやギャップがあると、8,9まで進んだ上で、「そもそも」みたいなことを言われても、膨大に修正に時間が必要になるんですよね。
なので、早い段階ですり合わせてフィードバックを受けるというのは、最初のゼロイチぐらいの段階をイメージするといいかなと思います。
私たちのチームでも、着手前相談・壁打ちみたいな感じで呼ばれるコミュニケーションが、10分とか15分なんですけど、手をつける前に前提を整理するとか、10まで進める上で必要な論点を最初に出しておく、前提を整理するというのは「こういうことだよね」「そうそう、目的ってこういうことですよね」ここを握るイメージだったり、論点出しをするというのは、「ここがキーになるよね、でもこっちの観点もちゃんと押さえておいたほうがいいよね」こういうイメージですね。

もちろん一人で考えられるかもしれないですけど、一人で考えるとどうしても一人分の着眼点しかないので、せいぜい30。
二人だと60になるというよりも、キャッチボールの中で気づけることが本当にいろいろあるので、一人で考えて30のところが、たぶん二人なら70,80ぐらいの手ごたえさえも出せるんじゃないかなと思います。
最初にここがきちんと固まってると、自分がアウトプットしていく時間も短くなるし、最後の完成に近くなった段階で修正するとか手直しをするという時間も少なくなるので、圧倒的なトータル時間の削減効果があるなと思います。

小分けにした合間の時間で、頭が勝手に考えてくれるようになる

もう一つがあるんですけど、それはひらめきが増えるということだと思っています。
なんでひらめきが増えるかというと、小分けにした時間と時間の間で頭が勝手に考えてくれるんですよね。
アイドリングタイムも頭が勝手に考えてくれて、結果的にひらめきが増えたり、また手を動かし始めた段階で仕事がはかどる。
これは私は、小分けにしたほうがいい理由の中で、結構実感もあるし、支持しています。
これを聴いてくださる皆さん、ひらめくってどういった時にひらめくかイメージができますか?
私は、どうしようかなとぐるぐる考えている中では、ほとんどはひらめかないんですけれども、考える対象が明確になっているときは、頭が勝手に考えてくれちゃっているという実感をすごく持っています。
具体的なほうがイメージができると思うので、例えば、「今日の夕飯はどうしようかな?」これって一見すると考える対象は「夕飯をどうしようかな?」と明確になっていると思うんですけれども、これだと「うーん、どうしようかな?」とぐるぐるぐるぐる回っちゃうんですよね。
ひらめくというのは考える対象が明確になっている時で、ここで言うと例えば、「ひき肉を使って短時間で何を作れるかな?」このぐらい明確になっていると、頭が勝手にひき肉を使ったメニューを考え出しちゃうという感覚はないですか?
「夕飯はどうしようかな?」という時は、「麺かな、ご飯かな、でも肉も食べたいな、でも材料は何があるかな?」こんな感じで全然考えがまとまらないし、ひらめかないんですよね。
でも、「ひき肉を使って短時間で何を作れるかな?」こういう発想だと、「ハンバーグ、いやいやそれは時間がかかるな、そぼろご飯はいつもだよな、そうだ!エスニックに味変をして、ガパオライス的なやつもいいな、でもレタスがあるから、おかずサラダっぽくしちゃうのもありかも」こんな感じで頭が勝手に考え出しちゃいますよね。
これが私はひらめくということだなと思います。
アイドリングタイムの中で別にずっとそれを考えている必要はないんですけど、頭が勝手に「そういうことならさ」みたいな感じでアイデアを出してくれる。
これが、さっき言ったトータル時間を少なくすることと結果的にアウトプットの質を上げていくことに結構貢献してくれるなと思います。
もちろん3時間とかまとまった時間をかけて考えている中でも思いつくことはあると思うんですけど、今、その仕事をしていないアイドリングタイムが期せずして発想をもたらしてくれる、このぐらいのゆとりとか余白があったほうが、忙しい私たちにとっては本当にありがたいじゃないかなと思います。

ということで、仕事は小分けにしたほうがいい理由を、今日は放送にさせていただきました。
最後に、個人の仕事術的発想ではありますけれども、チームの仲間とも小分けにして進めるとか、着手前の壁打ちがみんなの習慣になっていくと、またさらに効果は大きくなると思いますので、ぜひおすすめしたいと思います。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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