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#1029 ストップ!ぎりぎり仕事(書籍「仕事は初速が9割」感想)

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は12月27日水曜日です。
皆さん、年末の仕事納めまでカウントダウンといったところでしょうか。
私は、28日を仕事納めにしまして、29日から年末冬休みに入る予定になっております。
そして、この両立サプリの放送は、29日金曜日を年内最終放送にさせていただき、お正月三が日まで皆さんと一緒に冬休みをいただこうかなと思っています。
いろいろご支持されているチャンネルがあると思いますが、この両立サプリの放送に関しましては、年末年始はゆっくり手放していただいていいですよ。また年始は4日から放送開始しますので、どうぞよろしくお願いします。そんな予定を立てさせていただいております。

2024年の選択肢を増やそう(お知らせタイムです)

続きはぜひVoicyでお聴きください。

コッシーさんの新刊「仕事は初速が9割」を読みました

今日の放送は、最近、読んだ本の感想を共有させていただきたいと思います。
今日のチョイスはこちらでございます。
仕事は初速が9割
もうピンと来られた方がいらっしゃいますよね。
そうなんです。先週の木曜日に生放送生対談を一緒にさせていただき、さらにその放送を土曜の対談放送として配信させていただいたところ、大変いろんな反響とリアクションをいただくことができました。
そうなんです。Voicyで『トップ5%社員の習慣ラジオ』という超人気チャンネルを運営されている越川慎司さん、通称「コッシーさん」と一緒に対談をさせていただきまして、私もあのコッシーさんと対談ができるということで、コッシーさんの話を浴びるように聴いたり読んだりしたという、そんな中での『仕事は初速が9割』というコッシーさんの新刊ですよね。このブルーの本を読ませていただきまして、腹にfallでした。
これはコッシーさんのチャンネルのペンペンズさんたちが考えて、そしてコッシーさんに教えていただいたルー語の一つなんですけど、「腹落ち」を「腹にfall」と呼ぶ。めちゃくちゃおもしろくないですか。
機会があればいろいろ使いたいなと思っていたその機会がここにあるという感じで、早速使ってみました。
腹にfall。言葉遊びじゃなくて、腹にfallなんですよ。

忙しい、だからこそ前倒し

ここからは書籍の紹介というよりも、私自身の個人所感・感想ですので、皆さん、そんなトーンで聴いていただければと思うんですけれども、『仕事は初速が9割』は、ギリギリ仕事はだめだよ。早く仕事に着手することが、結果的に仕事のパフォーマンスをあげますよ。仕事ができる人は、仕事の初速が早いということがデータでも出てますよ。こんなトーンで始まり、そしてどうやって仕事の初速を早めるかという、具体的テクニックも満載。
そんな本なんですけど、私自身もつい「忙しい、だからギリギリになっても仕方がない」という誘惑に負けてきた時もありますけれども、今は「忙しい、だからこそ前倒し」これがずいぶん習慣になったなと思います。
このVoicyでも、ギリギリ仕事は仕事の質を落としちゃうよみたいな感じで、いろんな放送を過去にもさせていただきましたけれども、「忙しい、だからこそ前倒し」。
どうやって前倒して、ギリギリ仕事をなくしていくか?
自分の中での期限を本当の期限よりも前に設定して、そして細分化して、具体化して、将来時間を予約する
これが、気合いと根性に頼らない仕事の基本スキルですよね。
こんな発信をしてきましたが、ここに対して「初速を上げる」という切り口が秀逸じゃないですか。
細分化、具体化、将来時間予約、これを覚えるのが大変だなと思ったとしても、「初速を上げる」とにかく着手を早くするんだよ。このワンメッセージで伝わるコンセプトの中身かなって思いましたよね。
しかもそれが、コッシーさんが「越川所感で」とか言うんじゃなくて、仕事で成果をあげるビジネスパーソンの観察と、そのデータにより導き出されたコンセプトです。
もう最強かなって思いました。

私がギリギリ仕事が嫌なワケ

この本を読んで、まず前半で思ったことは、私自身がなぜこんなにもギリギリ仕事が嫌なのか?ギリギリ仕事を徹底的になくそうと思っているのか?ここがすごいクリアに説明されたなと思っています。
二つぐらいの観点から、なぜギリギリじゃないほうがいいのかということが説明されていたなと思うんですけれども、一つはもちろんアウトプットの質を上げるからですよね。
早めに着手して早めに仕上げることで、多くの修正が可能。
コッシーさんの言葉だと、行動実験が可能になりますよ。それが結果的に仕事の質を上げるんです
これも、本当にそうだなって思うんですよね。
早く終われば気持ちもいいけれども、気持ちがいいだけじゃなくて、同じ時間をかけたとしても、圧倒的に仕事の質を上げる、成果の量を上げる方法がある。だったらこれを採用しない手はないよなと思いますよね。
それも明朗明快に説明されていました。

ギリギリ仕事は小さな妥協の積み重ね

私自身を過去を振り返ると、ギリギリ仕事ってやっぱり小さな妥協の積み重ねでしちゃうんですよね。
私はそうでしたけれども、皆さんはどうですか?
「時間がないし、ここまででいいか」とか、「これぐらいで、もうまとめるしかないな」「この時間の中でやれるところまでやるしかない」これが小さな妥協の積み重ねになっちゃって、悪気はないし、もちろんもっと手をかけてやりたいと思うけれども、物理的に時間がないから仕方がない
こういうことを積み重ねちゃうんですよね。
さらに、当然ながらギリギリなのでほぼ一人の視点しか入らなくて、完成物に対して、多様な人が多様な観点でフィードバックをして質を上げるというプロセスを、物理的に踏むことができなくて、結果的にどうしても成果の高いアウトプットを出していくのが、物理的に難しくなっちゃう。
これがやっぱりギリギリ仕事だなって思います。
だから、初速を上げて完了を早めることで、アウトプットの質が上がっていく。
本当にうなずきしかないなと思います。

ギリギリ仕事は疲れる

でも、これはもちろんなんですけれども、私が超「腹にfall」したのは、もう一つの理由のほうで、これを読んだ時に「あ、だから私はギリギリ仕事は本当に嫌なんだな」ということを、改めて自覚して納得した着眼点が、ギリギリ仕事は疲れるんですよ。
当たり前じゃんと思うかもしれないですけれども、これは本当に甘く見ちゃいけないなと思うんですよね。
ギリギリ仕事は疲れる。
どういうことか、いろんなシーンをイメージしていただければと思うんですけれども、追い込まれてやるじゃないですか、ギリギリって。
期限が迫ってきたその緊張感と、そして急激に上がっていくモチベーションでもって仕事を進めるというのが、たぶんギリギリ。期限が近づかないとやる気が出ないという理論だと思うんですけれども、追い込まれてやると、平常時よりエネルギーを使うと思いませんか。
緊張・焦り、これがいいスパイスになっているという意見があるかもしれないですけれども、これがやっぱりストレス状態だと思うんですよね。
なので、エコかどうかでいくと、決してエコじゃないなって思います。

追い込まれてやると、周りもお祭り状態にしちゃう

もう一つが、追い込まれてやると、周りもお祭り状態にしちゃうときはないですか?
「すみません、私はギリギリでこんなことを抱えているので」そういった発信をせざるを得ない。もちろん周りは大いに協力するけれども、「やばいよ、やばいよ、お祭りだよ、いろいろ調整するしかないよ」こんな状態で、周りもお祭り状態にしちゃうと思うんですよね。
なんとかかんとか、一山を越えるとするじゃないですか。期限にギリギリだけれども、なんとか間に合わせるというのが、一山を越えた状態だと思うんですけれども、越えた山が高ければ高いほど、一山を越えた安心感から、終わった後に急に緩むんですよね。
緊張の後の弛緩みたいな感じですかね。
「はあ、やれやれ」と言って、山が高ければ高いほど、今度は大きく緩む。
そうするとどうするかというと、一山を越えた後の緩みの中で、なかなか次の仕事に着手ができなかったり、一気に疲労感が襲ってきて、一山を越えた後のパフォーマンスが低下してしまう
こういう緩急のアップダウンの激しい道を歩くことになるのが、やっぱりギリギリだと思うんですよ。
私はこれが疲れるんですよね。
「おー、山を登ったぞ、今度はぐっと下がったぞ」みたいな。このアップダウンの差が本当に疲れるな。エネルギーを無駄に使っちゃうな。
そう思うから、私自身はギリギリ仕事を今は徹底的に避けるというスタンスなんだなと改めて思いました。
ご説明ありがとうございます。そんな気持ちになれる本です。

目の前に広がることにまだまだヒントがある

私は感想しか言ってませんけれども、具体的な方法が本にはちゃんと書いてあります。
「とにかく早くやろう」とか「スピードを上げよう」といったふんわりしたメッセージじゃなくて、初速をあげよう、そのために着手を早めるために、「これならできるね」とか「これなら簡単に今すぐ取り入れられるね」という方法が、見事に書いてありますので、具体的に実践して初速を上げたいなという方は、ぜひ本を手に取っていただければなと思います。
冬空のように爽やかなブルーの本ですので、横に置いておくだけで気持ちがいいかもしれない。そんなふうに感じました。

そして、最後までどこまでいっても私の所感なんですけれども、これってやっぱり仕事のやり方を変えようということだと思うんですよね。成果の出し方を変えよう。
こういうことがテーマだと思うんですけど、これって新しい知識を身につけるとは違うと思うんですよね。
例えば、「AIについて学習しました」とか「マーケティングについて新しい知識を入れました」こういうテーマとは違うと思うんです。
どっちかというと、仕事の中で、今、やっていることとか、習慣にしていることをちょっと変えてみよう、アップデートしていこう、それによって見える景色を劇的に変えていこう
これがたぶん「仕事のやり方を変える」とか「成果の出し方を変える」というテーマやジャンルなんだなって改めて思いまして、私たちの中で当たり前になっちゃっていることや、習慣になっちゃっていることや、なかなか気づけないこと、でも、目の前に広がることにまだまだヒントも変える可能性もあるんだよ。そんなメッセージを受け取りまして、私自身も「チームワーキング」チームで成果をあげる方法を変えていこうという発信をする一人でもありますので、コッシーさんの姿勢やスタンスにも、改めて学ばせていただきました。
ありがとうございます。

今日の放送は以上です。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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