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#371 変化の時代が実感できない。どうやってアンテナを立てたらいい?

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、過去の自分を認めて未来の自分に期待する、今の私が大好きになれるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週のタイトルコールは、きたちゃんが考えてくれました。
きたちゃん、ありがとうございます。

変化の時代を体感するために、どうやってアンテナを立てたらいい?

今日は、私たちが運営しているオンラインスクール育休スクラで、先週スクール運営をしていた時に出てきた質問をちょっと取り上げてみたいなと思います。
子どもを持ったビジネスパーソンたちが、子どもを見ながら自分のために学ぶというクラスなのですけれども、ここで「キャリア」系テーマの科目をやっているときに出てきたのが、便宜上Aちゃんと呼ばせていただきますけれども、「変化の時代と今言われていて、もちろん変化の時代だなと言ってることは分かるけれども、今の自分の職場では、なかなか変化の時代であるということが実感できない。」
こんなコメントでした。
世の中がすごく大きなうねりの中で動いているというのは、もちろん分かるけれども、職場にいて自分から見える景色というのはあまり変わらないんだよね。
同じ仕事が続いていく、同じ仲間と仕事をしていく、その中で同じ日常が続いていく、こういった感覚を持っている。
その中でどうしたら変化を実感できるか?そして、そういった変化にどうやってアンテナを立てていったらいいですか?
こんな質問でした。

皆さんはいかがでしょうか?
職場で毎日変化をビンビンに感じますという方もいれば、確かに変化の時代と頭では分かるし、その流れは理解してるけれども、職場が劇的に変わっている、もしくは変わろうとしているかは実感がない。
どっちの方もいるんじゃないかなと思います。
Aちゃんがこういった投げ込みをしてくれたのですけれども、私はベリーグッドクエスチョンだなって思いました。
Aちゃんナイス。
変化を感じるか感じないか以上に、起こっている変化にいかにアンテナを立てるか?こういった考え方ってすごく重要ですよね。
どんな変化が起こっているか以上に、起こっている変化にアンテナが立っているか?

じゃあ、アンテナが立っていないとどうなるかというと、変化はしているわけなので、この変化の流れに流れるままに翻弄されるのか、それとも大きな流れの中でも自分で舵をとって自分という船を漕ぐのか、こういうところに決定的な違いが出てくるのかなと思いますし、職場で仕事をするにしても、言われるままに仕事をするのか、それともどんな変化の流れの中にいるかというのが分かっているので、仕事に対して自分で意味付けをしたり、何が大事かを見極めて大事なことに集中するということもできるようになるのが、変化にアンテナが立っているからこそかと思います。
仕事の楽しさにも通じていきますよね。

変化にどうやってアンテナを立てるか?

この変化にどうやってアンテナを立てるか?ですけれども、もちろん一般論でいくと、新聞を読んだり、ニュースをよく見たり、そういうことをしたほうがいいよねとなると思うのですけれども、それはできたらグッドだと思うのですが、私はもっと大事なのは、社内で発信される経営メッセージだとか、いろんな方針が打ち出されていくと思うのですけれども、この方針をキャッチするということかなと思います。
方針をキャッチして、「へー」じゃなくて、「なんでその方針を今出すんだろうな?」、「なんでそういう決定をしたんだろうな?」ここを自分に引き寄せて考えたり、それを上司だとか仲間と対話するというのが、アンテナの具体的な立て方になるかなと思います。

Aちゃんに聞いてみたら、Aちゃん自身は、仕事がすぐに急激に変わったり、仲間が入れ替わったりだとか、そういった変化の体感値は少ないものの、どういったメッセージが出てるかなと考えたら、Aちゃんは金融機関なのですけれども、全体の支店数を減らしていくよ、統合していくよというメッセージが出ていたり、従来の営業にかけるリソースを効率化していくよ、そんなメッセージが出ていると言うんですよね。
それですよ、Aちゃん。しかもちゃんとキャッチしていて偉い。

ということは、まさにこれを受けて「へー、支店を減らすんだ」というよりも、なんで今支店を減らすのか?そして減らした分の人員だとかパワーをどこに振り向けるのか?そして支店を減らすということは、たぶんお客さんとのコミュニケーションだとか、何をもって価値を提供していくのかというやり方も変わっていくということなので、じゃあ代わりにどんなふうにしてお客さんに価値を提供する方向になるのかな?
こんなことを考えると、今自分たちの業界が置かれている状況だとか、その中で危機感を持っているテーマだとか、あと今後どうなっていきたいのか、どういうふうな変化が、会社全体というよりも自分の仕事だとか職場にも起こっていくのか?こういったことが本当に理解できるようになるんじゃないかなと思います。

社内で発信されるメッセージを自分に引き寄せて考える

なので、アンテナの立て方は、社内の経営メッセージだとか方針だとかをキャッチして、「なんでだろう?」こういうふうに考える習慣を持つ
これが手っ取り早くて、すごく実のあるアンテナの立て方になるんじゃないかなと思います。
だいたい経営メッセージというのは、いつ何時もリスクにアンテナを立てて、変化の中をなんとかこの荒波を泳ぎ切ってやろう、その中でなんとか新しい価値を生み出してやろうというものになっていると思いますので、だいたいメッセージのトーンとしては、「大変だよ」、「やばいよ」、「変わらなきゃだよ」こんな感じのメッセージになっているかと思います。

ただ、それで「うわ、うちやばいんだ」こういった受け止めをするのか、それとも、今ここでしか体感できない変化を味わう、「わくわく」そんなふうに楽しんでやるぞ、もしくは、今ここでしか体感できない変化を味わい尽くしてやるぞ、こんなふうに向き合うかどうかで、毎日の景色の色が全然変わってくるんじゃないかと思います。
もちろん後者のほうが、圧倒的に楽しいし、どんなに大変な状況だったとしても、そこで得るもの、収穫の大きさは格段に違いますよね。
イメージでいくと、昔ドクタースランプアラレちゃんというアニメがあったじゃないですか。私は大好きだったのですけれども、その中でアラレちゃんが、何かあると表情を変えずに、「わくわく、わくわく」と言ってたと思うのですけれども、そんな感じのトーンをイメージしていただけるといいんじゃないかなと思います。

これからにワクワクしてほしい

そんなAちゃんのクエスチョンを聞きながら、私は今まさに仕事で来期の事業計画を作っているんですよね。
来期の事業計画って、作らなきゃいけないものというよりも、会社で経営上欲しいものというよりも、最終的にはメンバーとのコミュニケーションツールが事業計画なのかなって思います。
なので、これからにワクワクしてほしいし、もちろん簡単じゃないテーマが上がっていたり、課題をクリアしていくぜという内容もあるのですけれども、課題というのも、これまでの否定というよりも、これまで一生懸命積み上げてきて試行錯誤して、その中で見えた可能性もあれば、もしくはクリアしなきゃいけない課題というものもあっての今後に向けての事業計画だと思うので、「これまでがだめだったから、次はこうするんだよ」というよりも、これまでみんなで汗かいてやってきた、そこで見えたこと分かったことが成功であっても失敗であっても、これを資産にしながら、次はどんな未来を描いていくのか、どういった目標を達成して、みんなで達成感を味わいたいのか、こういったことをコミュニケーションするツール、そして景色合わせするための地図、対話のたたき台、こんな感じのものができればいいなと思いながら、「こんな書き方しようかな」、「こういった伝え方をしたらワクワクできるかな」もしくは、「ここは大事なところだから、みんなで同じ景色が見れるように、こういうふうに表現した方がいいかな」なんてことを考えながら作っています。
これも「わくわく、わくわく」みんなでできたらいいなと思っています。

ということで、今日は、変化の時代を体感するためにどうやってアンテナを立てるのが良い?そんなAちゃんのクエスチョンをもとに放送してみました。
Aちゃん、ナイスクエスチョンをありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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