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#851 仕事も家庭も同じ!良い状態のチームかどうかが分かるモノサシ

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートしました。
5月の最終週であり、6月がもうスタートするんですね。
週はどんな一週間でしたでしょうか。
最近の私、つまり「にわか植物愛好家」の私としては、いつ梅雨が始まるのか?そして、湿度が高くなってくるのか?これが最近の関心事なんですよね。
長雨、高い湿度、そこからの高温、これが植物の大敵でして、今から始まる高温多湿期をどう乗り越えようかなというのが、私の最近の関心ごとです。
皆さんの最近の関心ごとは何でしょうか。

#心理的安全性の作り方

今日は、Voicyさんのハッシュタグテーマで放送させていただこうと思います。
今日のハッシュタグはこちら。
#心理的安全性の作り方 』です。
また大きいテーマがきましたよね。
大きいテーマですけれども、私なりにぐっと身近なフォーカスポイントにできる限り絞ってお届けしようと思います。

具体の話に入る前に、「そもそも心理的安全性って?」というところの解説は不要だと思うのですが、心理的安全性について考える上で結構大事な前提があるなと思っていまして、それは何かというと、つい心理的安全性って聞くと、仲の良い状態をイメージしちゃうのですが、本来、心理的安全性という言葉が広がるきっかけって、確かGoogleのチームが行った「パフォーマンスの高いチームは、一体どんな要因が共通してあるのか?」これの研究だったと思うんですよね。
いろいろ調べてみたら、パフォーマンスの高いチームは、ノーリスクで言いたいことを言い合えるチームである。
ノーリスクで言いたいことを言い合える、そのために欠かせないのが、心理的安全性である。
こんな感じのロジックだったなと思います。
なので、仲が良いかどうかといった表面的な状態ではなくて、ノーリスクで言いたいことが言い合える。だからチームの中に視点が多くて、本質的なことにちゃんと集中できる環境がある。だからパフォーマンスが上がる。
なので心理的安全性とはゴールではなくて、パフォーマンスの高いチームを作るための手段として非常に目を向けられている前提があるなと思います。
なので、いかに良いチームを作るか、パフォーマンスをみんなで発揮し合える良いチームを作るかの手段としての心理的安全性、これがまず前提なんですよね。

ノーリスクで言いたいことが言い合えるためには

ノーリスクで言いたいことが言い合える、この状態を実現しようと思った時に、たぶん私たちは本来、二つのことに目を向けなきゃいけなくて、一つはもちろん言いたいことが言い合える
もう一つは、メンバー一人一人に言いたいことがちゃんとある
本質的なことに目を向けて、そこにちゃんと一人一人が意見を持つし、その意見を表明したいという仕事のやり方というか、チームとしての成果や目的への目の向け方ができている。
たぶん、この両側面が欠かせないんじゃないかなと思います。

なんというかたい前置きをしていますけれども、「言いたいことが言い合える」ということは、日本語としてはなんとなく分かるんですけれども、この状態ってすごくぼんやりしていると思うので、私たちがどういうコンディション、どういう状態を目指したらいいのかというところの、ちょっと分かりやすいモノサシを二つ、今日は共有したいと思います。
「それっていいな」と思った時に、具体的にじゃあ、その状態ってどんな状態かを私たちがありありと思い描ける。そうしないと、そっちに行きようがないので、どうなればいいのかの具体的なおすすめなモノサシの二つを共有したいと思います。
今日も完全に小田木所感ですので、ググっても出てこないことをどうぞご承知おきください。

どういう状態を目指したらいいのか?具体的なおすすめなモノサシ

二つのモノサシは何かというと、これとこれです。
まず一つ目は、「ねばならぬ」が少ないチームかどうか
もう一つは、昨日あったことを言いたくなるチームかどうか
この二つが、今、自分が所属しているチームだとか、ファミリーは心理的安全性が高いかどうか。
そして、そんなチームやファミリーが、どんな状態を目指せばいいのかのモノサシだと思っています。

「ねばならぬ」が少ないチームかどうか

ここからの話は、職場で所属しているチームだとか、家庭・ファミリーも同じだと思いますので、どっちかを具体的に頭に置きながらイメージしていただけますでしょうか。
まず一つ目の、「ねばならぬ」が少ないチームかどうか。
「ねばならぬ」って、私もそうなんですけれども、自分で自覚する以上に、私たちはかなり多くの「ねばならぬ」を抱えていると思うんですね。
例えば、冒頭から言いたいことが言い合えるチームかどうかという観点を共有しましたけれども、これについても、何か意見を言わないといけないみたいな発想でとらえちゃうケース、そうじゃなくて、言ってもいいはずじゃないですか。でも、「なんかここで意見を言わないといけない」とか、「正解っぽいことを言わないといけない」「ちゃんと結論を言わないといけない」こんな感じで「ねばならぬ」で自分や相手をガッチガチにしてしまう。
このガッチガチ状態が、本来大事なことに目を向けるとか、一人一人が良いコンディションにあって、良いパフォーマンスを発揮するという状態を、なんか縛るなというイメージ、すごくあるんじゃないかなと思います。
他には、「これは私がやらないといけない」「上司には結論を持っていかないといけない」「空気を読まないといけない」「的外れなことを言ってはいけない」「弱いところを見せてはいけない」「みんなが頑張っている中で、自分だけ弱音を吐いてはいけない」もっと言うと、例えば家庭の中では、「こういうルールで生活をしなければいけない」「母親たるもの、こうでなければ」「父親たるもの」とか、「子どもってこういうもんでしょ?」「勉強はこうでなければいけない」「学校は行かなければいけない」ちょっとくどいかもしれないですけど、でもこういうことです。
「ねばならぬ」でガッチガチ状態。想像がつきますよね。
これって自分の中で半ば当然な感じになっちゃって、疑いの目も向けないことも増えちゃうんですけれども、でも、はたと立ち止まって、私はどんな「ねばならぬ」に縛られているんだろうか?とか、もしくは、このチームの中には、どんな「ねばならぬ」がみんなの前提として、みんなを縛っているんだろうか?ここに目を向けることができるだけで、じゃあ、今はこの「ねばならぬ」はいったん脇に置いといてみようかとか、本当に大事なことに集中しようと思うと、この「ねばならぬ」は邪魔じゃない?そんなふうに選択することが、少なくともできるようになっていくと思いますので、「ねばならぬ」が少ないチームが、一つの目指す良い状態のイメージとして物差しをあてていくことが、私はすごく大事だと思います。
私も「ねばならぬ」でガッチガチだったときがありますけれども、これって相手や周りも縛ってしまいますし、なによりもガッチガチで自分自身がそこにいること、それをやることに安心できなくなっちゃうんですよね。
「ねばならぬ」が少ないチームが、目指すコンディションのその一。

昨日あったことを言いたくなるチームかどうか

もう一つは、昨日あったことを言いたくなるチームか?
例えば、身近なところで、家庭の中で子どもも自分たちもパートナーも、昨日あったこと、もしくは、今日の日中にあったことを「ちょっと聞いてよ、今日さ」「うん、うん」と、お互いに関心を持って聞き合う・知っている。そのコミュニケーションはどのぐらいありますか?
これは、お互いに関心を持っているし、お互いが自分の関心ごとを共有し合うとか、相手の関心ごとに目を向け合う、そういうコミュニケーションのかなり具体的な、でも本質的に大事なことだと思うんですよね。
例えば、私たちのチームも、「昨日、犬の夜泣きがすごくてさ」とか、「今日は朝から子どもがこんな状態でさ」「今、パートナーが出張でワンオペでさ」とか、仕事日記みたいなシステムの中で、「昨日、こんなことがあって、こんな事を考えた」「こういう危機感を持った、ここに可能性と手応えを感じた」これを言い合う・聞き合うことが、お互いに関心を向け合うし、この蓄積が本当に大事なことに目を向け合って、そこについてお互いに意見を言い合うことのベースになっているなと感じます。
家庭においても、例えば本当に大事なこととして、「パートナーとお互いのキャリアのことを話したいな」とか、「子どもと進学について話しをしたいな」そういう大事なことを話をしたいからといって、いきなり大事なことを会話して、ちゃんと対話ができるって難しいじゃないですか。
その根底に、昨日あったことを言い合いたくなるチームであるかどうか、ずっとそういった蓄積があるかどうかというのが、たぶん本当に大事なことをちゃんと会話していける関係性の前提になっているんじゃないかなと思いますので、家庭でも職場でも、昨日あったことを言いたくなるチームかどうかは、大事な大事な物差しである、目指す状態の具体的なイメージだなと思っています。

そんなわけで、二つの具体的なイメージ、目指すべき状態のイメージを共有させていただきましたが、具体的なイメージがあると、そこに対してギャップがあるかどうか?とか、そのギャップって具体的に何から埋めていければ良いのか?ここが具体化できますし、「そこに行こう」「あのレベルになろう」そういったこともイメージができるし、みんなとどうなりたいかも共有できると思いますので、今日はVoicyさんの「心理的安全性の作り方」というハッシュタグに紐づいて、私なりに考えていることを共有させていただきましたが、まずどうなりたいかを具体化しようという話でしたね。

「こんなチームで仕事したい」をみんなでワイガヤするイベント!

今日は、この放送に関心があった方、必見!ということで、アナウンスチャプターを追加させていただきます。
今日の放送は、「ああなりたいな」とか、「こういうことが実現できたらいいな」と思う対象をありありとリアルに具体化してみよう。そんな話でしたし、良いチームってどんなチームかをワイガヤする、そんな放送だったなとも思います。
もうピンときた方もいらっしゃると思いますけれども、良いチームを作りたい、チームの景色をよくしていきたいという方、必見のイベントが6月にございます。
6月の90分腹落ちオンラインライブは、スペシャルスピンオフ企画ということで、私たちNOKIOOが今、チームの景色ってまだまだよくなるよね。さらに、一人で抱えて、気合い・根性・長時間労働で成果を出す、頑張る人が「ねばならぬ」でガッチガチに自分や周りを縛りながら頑張るのではなくて、もっと連携して一人であげる以上の成果をあげる。そして「このチームで良かった」「このチームだからもっと頑張りたい」と言い合えるような関係性でパフォーマンスをガンガン上げていく。そんなチームの景色をみんなで見ましょう。「じゃあ、それってどんなチーム?」を、ワイガヤするイベントが、6月の90分腹落ちオンラインライブのスピンオフ企画です。
題して、【日本のチームの景色を変えよう ビジョン・トークイベント~NOKIOOが目指す世界観~】タイトルはややかために聞こえるかもしれないですけれども、今日の放送と同じです。
良いチームを作りたい。仕事をしていて、楽しい、良かったとみんなで言い合いたい。
じゃあ、そんなチームって具体的にどんなチームか?
そこに向かうために何が課題になるのか?
私たちは、何から一歩を踏み出せたらいいのか?
そんなことを私たちも発信しつつ、来てくださるみんなとワイガヤしたいという企画ですので、「良いチームを作りたいな」「良いチームで仕事がしたいな」そんなふうに日々思っている方が、一人でも参加してくれるとうれしいです。
おなじみ沢渡あまねさんと、みんなで盛り上がる企画としてワクワク準備をしておりますので、ぜひみなさん6月13日火曜日午後15時から16時30分の90分、ちょっと仕事の手を止めるか、ラジオ的視聴をしながら参加していただけるとうれしいです。
放送にリンクを貼っておきます。

それでは、今日も最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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