#957 すぐできる会議テク！「上手に止まる」はイイコトだらけ
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日は、最近、私が盛り上がったテーマを取り上げて、放送させていただきたいと思います。
誰と盛り上がったかというと、私たちが運営するオンラインスクールスクラ、タイトルコールでもおなじみのオンラインスクールスクラなんですけれども、スクラを修了した皆さんの勉強会の仕組みというのがあるんですよね。オンラインスクールスクラは、スクールだけに一定の期間に在籍して、仲間と一緒にチームで成果をあげるビジネススキルを学ぶという期間限定のスクール形式になっているんですけれども、こちらを修了した仲間たちのつながり、そして勉強会の仕組みがあります。
先月、そこで大盛り上がりしたテーマの一つが、今日の放送のタイトルにもさせていただいた、「上手に止まる」このテーマだったんですよね。
これを取り上げて、今日の放送をお届けしたいと思います。
「上手に止まる」はイイコトだらけ
上手に止まるというのは、どこで止まるのか？
これは、仕事全般に言えると思います。
具体的なシーンとしては、例えば、会議とかミーティングとか1on1、この辺をイメージしていただけると分かりやすいんじゃないかなと思います。
例えば、仕事でミーティングをしていて、うまく決まらなかったなと思うこととか、あるじゃないですか。もしくは、なんか途中でずれちゃったなとか、一時間もミーティングをしたのに、本質じゃないことに時間を使っちゃったなとか、もしくは、終わった時に「あれ？これでよかったっけ？」と思うことはありますよね。
これらに効くのが、今日のテーマの「上手に止まる」ということなんです。
皆さん、上手に止まってますか？
私は過去は、「突っ走っちゃう人」「止まれない女」「猪突猛進」みたいな感じで、イノシシ扱いをされたこともありますけれども、これは典型的な止まれないパターンですよね。
会議とかミーティングにおいても、スタートしたら最後、止まらずに最後までいっちゃって、最後で止まったときに、さっき言ったように、「あれ、うまく決まってないな」とか「なんかずれちゃったな」とか、「本質じゃないことに時間を使っちゃっていたな」「これでよかったっけ？」となるのが、うまく止まれてないことに起因するんじゃないかということで、改めて上手に止まるというのはどういうことかというと、この言葉の通りですよね。
止まる。一旦停止。
これを、仕事やミーティングにおいて、うまく使いこなしていくといいよね、そんな話です。
過去の私も含めて、意外と止まるという発想がなかったり、上手な止まり方を知らない、本当に知らないだけだと思うので、これを知ってるともしかしたらいいかもよというところが、今日の放送にできたらと思った所以です。
止まって、現在地確認と、進行方向確認をしよう
止まるというのは一旦停止のことだということなんですけど、止まって何をするのか？これが大事ですよね。
小田木所感ですけれども、上手に止まるということはどういうことかというと、止まって何をするか、ちょっとイメージしてみてください。
止まって、まず一つやることは、ここまでを振り返る。
例えば、会議であれば、ここまでどういうことを話してきたっけ？今、何のことを話してましたっけ？これがここまでを振り返るですよね。
そしてもう一つは、ここまでを振り返って、プラスここからどう進めるのかを決める。
これが止まってやることです。
上手に止まるというのは、止まることによって、ここまでを振り返って、今、どこにいるのかを確認し、その上でここからどう進むのか、あっちに行くのか、向こうに行くのか、これを決める。
これがすなわち止まるをうまく生かしている。
ここまでを振り返って、ここからどう進めるのかを決めるというのは、キーワードで言い換えると、現在地確認と進行方向確認。これなんですよね。
「え？それだけ？」と思うかもしれないですけど、たったこれだけを一旦停止してやるだけで、劇的に手ごたえが変わると思いますので、ぜひみんなで上手に止まっていこうということを提案したいなと思っています。
皆さん、止まるイメージと、いったん止まって何をするかのイメージが、具体的にできましたでしょうか。
まず止まるというのはこんな感じですね。
「ちょっといったんここで立ち止まって確認しましょう」とか、「ちょっと一回、ここで止めてみない？」 本当にこれだけ。これが一旦停止ですよね。
現在地確認はこんな感じですよ。
「ここまで決まったことと、決まってないことを整理してみようか」とか、「ここまでは何について話をしてきたんだっけ？」「これだよね、こっちはまだだよね」こんな感じのイメージですよね。
進行方向確認については、「ここからどうやって進めていく？」「あと15分だよね、何を決める？」「あとどこについて話ができたらいいかな？」こんな感じのイメージです。
今のをイメージしていただいて分かると思うんですけど、一人で立ち回っていないんですよね。
「ちょっと止まろうよ」という声かけもそうだし、「ここまで何を話してきたっけ？」「ここからどうやって進めていく？」これの一個一個が、相手や仲間と一緒にやっているイメージが湧きませんか。
これもたぶん「上手に止まる」の超重要なエッセンスだと思います。
これをやることによって、そこから先の質がぐんぐんとあがっていくんですよね。
私は以前、止まらない女でしたけれども、上手に止まる・一旦停止するということを覚えてからは、めちゃくちゃ手ごたえが変わったなと思いますし、とても良いのでめっちゃ使っています。
会議、ミーティング、1on1、仕事を進めるときもそうですよね。あらゆる仕事。
一旦停止することで、迷子にならないし、迷子を生まない
止まると何がいいかというとね、これは絶対に言えます。迷子にならない。
自分も迷子にならないし、一緒にミーティングに参加している仲間も迷子にならないんですよ。
会議に参加しながら、「あれ、今、何の話をしているか分からなくなっちゃったな」そういうことって誰しもあるじゃないですか。
こういう自分や仲間を生み出さない。
一旦停止することで、迷子にならないし、迷子を生まない。
これは絶大な効果があると思います。
二つ目は、ちゃんとゴールにたどり着ける（みんなで）。
これは、いったん止まって、進行方向確認をする。これの大きな効果ですよね。
例えば、社外のお客様とのミーティングであっても、いったん止まると、「あと何分でそこまで行きたいですよね、じゃあ、巻いていきましょう」
とか、みんなが協力してくれる。みんなが同じゴールを目指して、改めて再スタートを切れる。本当にこの効果が大きいと思います。
もしくは、一旦停止して目的や現在地が確認できると、「もっとここを掘ってみようか？」みたいな、良いゴールや目的達成のために、どこに集中したり、注目すべきかというところを、みんなで工夫をしながらブラッシュアップができますので、みんなでゴールにたどり着ける。これも確実に言えると思います。
こういうことをすると、最後の三つ目なんですけど、ミーティングとか対話の質ががぜんあがるんですよね。
そうすると、そこから先の仕事や行動も進みやすくなるし、ただ止まるだけで、ただ途中で進み続けずに一旦停止するだけで、こんなにも変わるんだという手ごたえがあると思っていますので、ぜひ皆さん、一度だまされたと思ってやってみていただきたいなと思います。
すぐできる会議テク！とにかく一旦停止
いろいろ言いましたけれども、一旦停止だったらすぐできると思いませんか。
場を仕切るとかだったら、ちょっとハードルが高いな。いいファシリテーションをするというと、さらにハードルが高いなと思うかもしれないですけど、進行者であっても参加者であっても、一旦停止する。みんなで止まる。
たったこれだけです。
さらに、さっき話したように、上手に止まるイメージ、止まって何をするかのイメージがあれば、あとは試すだけです。
「いやいや、本当？」と思うかもしれないですけど、ぜひ試してみてください。
会議、ミーティング、1on1、もしくは30分の個人ワークとかでもいいので、一度止まる。これができると本当に良いということでぜひおすすめしたいなと思っています。
ということで今日は「上手に止まる」をテーマに放送させていただきました。
オンラインスクール「スクラ」、次回は2024年2月開校期に向けてオープン説明会実施中
続きはぜひVoicyでお聴きください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子（おだぎともこ）です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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