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#361 読書は1人でやらない。仲間でやる読書がおすすめ

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、働き方をアップデートしたいあなたのためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週のタイトルコールは、志賀ちゃんが考えてくれました。
ありがとうございます。

Voicy#企画『読書のマイルール』

今日は木曜日ですが、Voicyマネージャーリナちゃんから、Voicyさんで『読書のマイルール』というハッシュタグ企画があるのですけれども、これで放送してみましょうよという提案というか、指令をいただきましたので、読書というテーマを取り上げてみたいと思います。

どこから切っていいのか分からないぐらい大きいテーマですよね。
私は、今めちゃくちゃ注目している読書がありまして、それは何かというと、読書って普通一般的に一人でするじゃないですか。
プライベートの時間を使って、読みたい本とか、必要な本を読むというのが、普通の読書スタイルだと思うのですけれども、これは一人でやる読書。それに対して、私が今めちゃくちゃいいなと思っているのが、仲間でやる読書
これは、めちゃくちゃ忙しいビジネスパーソンにぴったりじゃんと思っていまして、こんな話をしたいと思います。

何はさておき、本ってやっぱりすごいですよね。
ネットにもいろいろ情報があるのですけれども、本って知識がそこにあるだけじゃなくて、きちんと体系化されていたり、いろんな人の経験がベースになっているケースもあるのですけれども、その経験もちゃんと意味付けされていたり、あと、読む人にとって再現性のあるノウハウにきちんと転化してくれている。
本ってすごいなって思います。
この一つ一つのテーマって、自分一人だと一生かかっても無理、自分の経験でそれを得ていこうと思うと、一生かかっても無理じゃんって思うことを、たった千円前後で買える本ってすごいなって思ってます。

一人でやる読書の課題

そんなことは皆さん頭で百も承知だと思うのですけれども、読む時間がないんですよね。
欲しい本を買っても、溜まっちゃうんですよね。
一人でやる読書はスタンダードだし、すごく良いのだけれども、私は今、一人でやる読書の課題をいくつか感じていて、その一つが、読むという段階において、時間がない。
言い訳かもしれないですけれども、なかなか時間を捻出するということが難しいですよね。夜は眠くなっちゃうし。

あと、理解するという段階においては、一人で読むと、自分一人で気付ける範囲を超えない
こういう課題もあるなと思っています。
読んでいくうちに、ついページを消費するモードになっちゃっている時ってないですか?
早く読み終わりたいという時に、バーっと流しモードに入っちゃう。
ちゃんと読みたい理由があって、本当はそこからちゃんと読みたいのですけれども、ついつい流しモードになっちゃう。
そうなると、本当は自分にとって大事なことがそこにあるのに、スルーしちゃったりだとか、本で「ここが大事だよ」と言ってることも、「そういうことね、はいはい」みたいな、浅い気付きを超えない、そんなことがあるなって思っています。

さらに、これが一番大変なのですけれども、読んだことを実践したいとか、活かしたい、だいたいこう思って読むじゃないですか。
この実践するという段階においては、特に仕事でやろうと思うと、周りを巻き込んでやるとか、周りが同じ事を理解してくれていたらもっと早いのになって思いながらやっていく。これって結構大変なんですよね。

ということで、一人でやる読書の課題は、読む時間がない。理解する段階では、一人の気付きの範囲を超えない。実践する段階は、周りの巻き込みが大変。
こういった課題も一方であるなと思ってます。

仲間でやる読書がおすすめ

私はこれを解決するのが、仲間でやる読書だなと思っていまして、まずそうなると前提が、仕事で活かしたいための読書だったり、ビジネス書であるということだと思うのですけれども、これは仕事の一環で読書するという発想です。
そうすると、読む時間がないと言っていた時間が、期日があったりだとか、仕事としてそれをインプットしなきゃいけないということで読むじゃないですか。
理解するという段階においては、同じインプットをした仲間と、自分たちの仕事について、どこが大事かとか、どこが活かせるかとか、徹底的に実務に引き寄せて考えることができるので、理解も深まるし、実践しやすくなる。
こういうサイクルが回せるなって思っています。

読書法「アクティブブックダイアローグ」スタイルを取り入れてみました

実際に、私たちは仕事で絶賛ビジネス書を活用してまして、私の会社チームのケースですけれども、本はめちゃくちゃコスパが高いので、「一人年間一万円、仕事で必要な書籍をバンバン買って読んでください」といった「本当に買っていいのよ」という制度があり、そして読むという段階では、どういった方法が今いいかなと思っているかというと、皆さん「アクティブブックダイアローグ」という読書手法をご存知ですか?
読書会というと、「みんな事前に読んで集まってね」になっちゃうのですけれども、これってめちゃくちゃ時間がかかるんですよね。
「アクティブブックダイアローグ」というのは、検索していただけると、すごく分かりやすい説明がいろいろ出てくると思うのですけれども、例えば、100ページの本があって、5人でその本の内容をインプットしようと思うと、100÷5で1人20ページだけ担当して読んでくる。
ページをみんなで分割する。
担当して読んだページだけ、そこに何が書いてあったか、2、3枚の要約書を書いたり、編集して持ち寄るので、自分の担当分だけ読んで、担当分だけ要約したものを仲間でつなげると、一冊分の本の要約が出来上がって、これをリレーでプレゼンしていくと、あれよあれよという間に、一冊分の本が仲間全員で理解できる。かつアウトプットも残る。
こういった方法をインプットに使っています。

インプットの時間がめちゃくちゃ効率化できれば、その内容をもとに自分たちの仕事に引き寄せて、「どうする?どうやって問題解決する?」とか、「何をして、何をしない?」こんなことをワイワイ話していくことで、実践につなげて仕事も前に進んでいく。
こういったことにすごく今手応えを感じています。

仲間でやる読書の圧倒的な効果を実感

なので、元々は私も読書は一人でやるもんだよと思っていたのですけど、仲間でやる読書、この発想の圧倒的な効果を実感していまして、「読書のマイルール」でぜひ発信をしたいなと思った次第です。

ちなみに、私達のチームでは最近どんな本を取り上げたかというと、まず中原淳さんの『チームワーキング
これは、私が代表で読んでプレゼンテーションをする形をとりましたけれども、「チームを良く運営する技術って、チームみんなで知っているとめっちゃやりやすいよ」という内容で、これはみんなでやった方が断然いいですよね。
例えば、法人営業のチームで、営業のプロセスはどうやって作っていって、仕組み化していくか、ここの精度を上げたいという課題があった場合は、マーケティングからカスタマーサクセスまでの一連のプロセスについて、客観的、合理的にプロセスを解明した『ザ・モデル』という本がありましたので、「これはみんなで読んで、今期のプランニングに転用しようぜ」そんな感じで使ったり。

今、自分たちのチームだとか仕事に、どんなテーマとか、どんな課題があって、どんな本が有効だったり必要なのかというのは、それぞれあると思うのですけれども、私は、本というものを職場でバンバンを活用していいなという想いを今すごく持っています。
一人で読むと、時間がないとか、一人の気付きの範囲を超えないとか、さあやろうと腰を上げるのがめっちゃ大変、この辺をスパンと越えていける可能性が、「みんなで読書」にあるなと思っています。

そして最近は、仲間でやる読書に新しい手法が加わりまして、どんな手法かというと、毎週の定例ミーティングで、だいたい5分から10分、本の内容をシェアする。こんなやり方も新たに導入しております。
私たちは、人材開発、組織開発をテーマにしている事業チームですので、組織開発の探求といった重厚長大だけれども、重要なことを書いてある書籍を一つテーマに決めて、一気に読むと400ページを越えているのでめちゃくちゃ大変なのですけれども、毎週20ページずつぐらい読んで、スライド1枚2枚にまとめて、定例ミーティングでリレーでシェアしていく。こんなことをしております。
スタートから3ヶ月が経ちましたけれども、まだ一冊が終わってないけれども、毎回5分から10分、インプットもせいぜいスライド1枚2枚なので、ちゃんと入ってくるんですよね。
チームのナレッジをみんなそろってコツコツ積み上げていくということができているなという手応えを持てておりますので、忙しいビジネスパーソン、そしてチームの皆さんにおすすめです。

ということで、今日は「読書のマイルール」そんな話をつれづれにさせていただきましたけれども、仲間でやる読書はめっちゃ面白いし、まだまだ読書の可能性を広げられそうだよということでシェアさせていただきました。
ありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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