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#899 自分の経験と、状況に合った選択ができるマネジメントの突破口

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートしました。
あわせて、子どもたちの夏休みがスタートした方も多いんじゃないでしょうか。
わが家は今日、長女ちゃんと次女ちゃんの三者面談がダブルで重なったので、私と夫で手分けをして、午前中にそれぞれの三者面談に行ってきます。

今日の放送に入る前に、先週の水曜日の放送にコメントを頂戴しまして、「小田木さん、ちょっとセミの声が大きすぎるかもしれません」と、アドバイスをしてくださった方がいたんですよね。
ありがとうございます。
私も聴き返してみたら、先週の水曜日はBGMレベルではなくて、どちらかというと、10分間、セミの放送を聴かされたみたいな感じで、本当に聴きづらい形になっちゃったなと思って、改めて聴いてくださった方にお詫びをお伝えしたいと思います。
そして、アドバイスをくださった方、本当にありがとうございます。
今日はやや控えめかと思いますけれども、朝はつい解放感から窓を開けちゃうのですが、今日はさすがに窓を閉めさせていただいています。
どうしても、漏れ聴こえちゃう部分はあると思いますが、皆さまの快適な視聴生活のために工夫を凝らしていきたいと思いますので、また何か気付くことがありましたら、遠慮なくコメントやアドバイスをいただけるとうれしいです。

#マネジメントの突破口

今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグ企画に乗せて放送をお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは、『 #マネジメントの突破口 』というお題でございます。
毎回、「おっと、そうきたか」というボールが飛んでくるのが、個人的にはおもしろいなと思っています。

今、マネージャーをされている方とか、役割にかかわらずチームやプロジェクトを動かしている方には、皆さん、自分なりの「ここがいろんなことを前に進める糸口になったな」という体験や持論があると思うので、そこはよかったらコメントで共有していただきたいなと思いつつ、私のケースはどんなところにあったかを今日はお話ししたいと思います。

「マネジメントは、チームの成果を最大にすること」を前提にすると、景色が変わった話

ちなみに私が、「いつまでもプレーヤーをやっていないで、そろそろマネジメントをよろしく」こんな感じでキャリアの転機になったのは、34歳のときだったなと思います。
一方で、この放送でおなじみですけれども、私の30代は、気合い・根性・長時間労働の絶頂期とも重なりますので、先週もこんな話をしましたけれども、「マネージャーっておいしいの?よく分からないから、とりあえずプレイヤーとしてやってきた頑張り方で、さらにもう一丁頑張るか」こんな考え方をして、もがき期に突入したタイミングとも重なります。
ただ、このもがき期がパーッと霧が晴れるようなタイミングがあって、たぶんそこに突破口があったんじゃないかなと思うんですけど、それは何だったかなと振り返ると、マネジメントはチームの成果を最大にすること、このすっきりとしてシンプルな構文が頭の中に入った、このタイミングだったなと思います。
目から鱗とよく言いますけれども、目から鱗であり、もっと言うと、ずっとカッチカチのどうしようもなかった大きな大きなかさぶたがぽろっと取れて、その下にきれいな皮膚が広がっていた、こういう瞬間のように、まさに目の前に広がる霧が晴れた。 ずっと長く長くついていたつきものが、ぽろっと落ちた。そんな感じの感覚ですかね。
すごいシンプルな構文じゃないですか。

あらゆる判断基準になる

マネジメントはチームの成果を最大にすること、この前提を置いてみると、あらゆる判断基準にこれがなるんですよね。
迷っていたことに自分なりに答えを出せていく
こういった手ごたえも持てましたし、何に時間を使うのかということも、本当にびっくりするぐらいクリアになっていったなと思います。
なので、私の突破口、転換点はどこにあったかというと、マネージメントはチームの成果を最大にすること。この構文が頭の中にすっと入ってきたときだったなと思います。

これを前提に考えると、一人でどんだけ頑張れるか?これは無理なんですよね。
一人でやれることには限界があって、そもそも一人でどんだけ頑張ったってチームの成果は最大になれない
こういう方程式もすっきりと出てきますので、じゃあ、私が一人で何をするか?どう頑張るか?ではなくて、みんなが一人一人、いいパフォーマンスをチームの中で発揮する。これがなくしては、チームの成果なんて最大にならないな。そんなふうに思います。

あらゆる判断基準になるというのは、どんな判断基準を示してくれたかというと、例えば、チームの成果を最大にしなきゃなと思うと、そもそも最大にすべき私たちのチームの成果って何でしたっけ? ここに絶対に立ちかえるんですよね。
ついつい私たちがはまりがちな「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」「あれも片付けなきゃ」ということは、実はチームの成果ではなくて、今、チームが抱えているやることリストなわけじゃないですか。
やること=成果なのではなくて、やった結果、どうならなきゃいけないのか?そもそもどんな成果をあげるのか?から、何をやるかを考えなきゃいけないな。
こういう発想にもとづいて、じゃあ、何をやるかということをちゃんと景色合わせができるようになりますし、何に時間を使うのか?も同じですよね。
例えば、リーダーとしての自分の時間を何に使うか?
先週もプレイングマネージャーというテーマがありまして、プレイの時間とマネジメントをやってる時間の比率みたいな着眼点もありましたが、これも同じですよね。
黄金法則があるというよりも、私たちのチームの成果を最大にするために、例えば、リーダーは何にどれくらい時間を使うか?少なくとも何の時間がどれぐらい確保できてなきゃいけないか?という発想になりますし、メンバーみんなで、チームの時間を何に使うと、私たちチームの成果は最大になるのか?
こういう感じで、何に時間を使うのか?ということが、よりよりシャープになってくるんですよね。
あと例えば、メンバー一人一人がいいパフォーマンスを発揮するためには、会議は何をどれぐらいすべきか?とか、その会議は明るいほうがいいのか、暗いほうがいいのか?チームの雰囲気はどんな感じであれば、メンバー一人一人のパフォーマンスは最大になるのか?
こういう感じで、自分のリーダー経験がゼロであっても10年であっても、割りと明確に答えの出やすいテーマにいろんなことが置き換わっていく
こういう発想ができるようになったのも、改めて「マネジメントはチームの成果を最大化すること」この構文が頭の中に入った瞬間だったなと思うんですね。

発想が根本から変わっていった

そうすると、おもしろいぐらい発想が根本から変わっていったなと思います。
例えば、いろんなジレンマを抱えるじゃないですか。「組織がこうだからな」とか、「うちのチームはやることが多いしな」とか、「メンバーがこうしてくれない」こういう発想は、基本的にはその要件を織り込んだ上で、最大にするにはどうする?こんな感じでガラッと転換して、ストレスが驚くほど減る効果もありますし、あと、たぶん多くの人が、私も含めてですけど、マネージャーになった時に、「でも自分にはスキルがない、経験がない、力がない」こんな感じで考えちゃうんですけれども、これも同じようにその要件を織り込んで、チームの成果を最大にするためにどうする?こういった考え方ができるようになりますので、「そうか!ない力は借りなきゃいけないな」と、ヘルプシーキングですよね。
メンバーに対して、もしくは、自分の上司に対して、周りに対して、ありとあらゆる発想で、「自分にはないけれども、チームの成果を最大にするために必要なことは、まわりの力を借りていこう」こんな感じで考えられるようになるんですよ。

今回は私のケースはですけれども、ここにマネジメントの突破口があったなと思います。
あと10年早く教えてほしかったなというのも、あわせて思いますけどね。

最後にですが、こうやって考えると、さらに何と出会えるかというと、改めて、自分のタイプとか、メンバーのスキルや個性の中で自分たちなりのやり方を考えていくきっかけを作ってくれるのも、マネジメントはチームの成果を最大にすることという構文がきっかけになるなと思うんです。
この前提があることで、「ねばならぬ」から、まず私たちが抜けられるんですね。
「あれをやらなければいけない」とか、「リーダーはこう振る舞わなければいけない」「マネジメントって、こういうことをせねばならない仕事だ」という「ねばならぬ」からどうするかを考えるんじゃなくて、今の自分たちの状況だとか、メンバーだとか、自分自身のスキルや経験も含めて、チームの成果を最大にするにはどうしたらいいかという発想になるので、「ねばならぬ」を見事なぐらいに抜けていきます。
その上で、集中する力もチームに備わっていきますし、さらに、リーダーがこういう発想だと、チームがよく連携していくなと思います。
なぜならば、じゃあ、チームとしてどうする?チームの成果を最大化するために、みんなでどうする?こういった考え方ができるようになるので、驚くほど気持ちよく連携が生まれていったのも、この構文が頭の中にあって、そういうスタンスでチームを動かせるようになった以降だと思います。
この考え方は、メンバーのうちから頭にあるといいですし、もっと言うと、家族みたいな単位の中でも、こう考えることで変わる景色もあると思いますので、ぜひおすすめしたいなと思います。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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