#278 キャリアを描く力が求められている〜イベント勝手にレポート〜
今週も月曜日がやってまいりました。
皆さん、どんな一週間にしたいでしょうか？
イベント勝手にレポート
先週7月14日にオンラインでイベントを開催させていただきまして、どんなイベントかというと、【これからの『自分価値』を高める育休の活用方法とは～】副題として【「あなたと働きたい」と言われるスキル、ありますか？～】このテーマのイベントを開催させていただきました。
株式会社QOOLキャリアの酒井さんと一緒にトークライブ形式で実施をいたしまして、参加してくださった方、本当にありがとうございます。
今日はこのイベントの私個人の注目ポイントにフォーカスをした、勝手にレポートを放送させていただこうかなと思います。
参加してくれた方は、ぜひ振り返りながら聴いていただければと思いますし、参加してないよという方は、今日の放送単体で分かるようにお話ししますので、楽しんでいただければと思います。
このイベントのキーワードって、「自分価値を高める」というところと、「あなたと働きたいと言われるスキル」これがビッグなキーワードだったのですけれども、まず全体としては、「あなたと働きたいと言われるスキル」を三つ提示しまして、この3つのスキルを深掘りしながら話をしていく構成にしました。
あなたと働きたいと言われるスキルとは
あなたと働きたいと言われる3つのスキル、まずこのイベントではどんな定義をしていたか？ですけれども、ちょっと聴いていただいていいですか。
一つ目は、キャリアを描ける力。
自分はどうしたいか？とか、何を大事にしたいか？何のために働くのか？どうなりたいか？もしくはどうありたいか？こんなことを自分で描ける力を一つ目のスキルにしておりました。
キャリアを描くって、自分の前に続く道をどこに向けて歩いていきたいか？とか、どう歩いていきたいか？これを決めて進める力になりますので、道をイメージして「ロード」なんて呼び方をイベントではしておりました。
2つ目が、限られた時間で成果をあげる力ですね。
「生産性スキル」とも呼びますし、一人であげる成果には必ず天井がきますので、そういう意味で、「チームで成果をあげる力」みたいなとらえ方もできるかなと思います。
そして3つ目が、会社と握手できる力。
自分の役割だとか、期待をきちんと理解して把握して、その上でチームに貢献できる力。
この3つを挙げて、トークライブで深掘っていったんですね。
キャリアを描ける力、限られた時間で成果をあげる力、そして会社と握手できる力。
今日のこの放送は、一個目のキャリアを描ける力、「ロード」って当日は呼んでいたのですけれども、この「ロード」に注目をしたいと思います。
キャリアを描く力が求められている
ちなみに、「ロードが明確になるって、どんなアウトプットイメージですか？」こんな質問もイベントでいただいたのですけれども、これも表現は自由だと思います。
私はいろんな方のロードを聞く機会が多いのですけれども、例えば、先週の土曜スペシャル対談に登場してくれていた大川さんが、まさにロードについて語ってくれたかなって思うのですけれども、大川さんのロードは、「できなかったことができるようになること」、これが大川さんにとっての大事な軸の一つで、なので、できるようになったことを続けるよりも、次は何をできるようになろうか？こんな観点でキャリアの選択をしてきたというのが大川さんでしたよね。
人によっては、子どもに誇れる仕事への向き合い方をしたいとか、あとチームで達成感や仲間と何かを成し遂げることを大事な価値観に置きながら選択をする人もいると思います。
結構共通して言えるのは、仕事も何か成したいことを実現する手段とか、ありたい自分でいるための方法みたいな位置付けで、やることだとか、タスクそのものが目的になるのではなくて、それを通じてどうなりたいか？どんな自分でいたいか？これがうまく言語化されているケースが多いのかなと思います。
これって、個人的な所に見えるかもしれないですけれども、なぜロードを描けることが、あなたと働きたいと言われるスキルなのか？という、ここが結構大事なポイントですよね。
もっと言うと、私はこれは個人に必要なだけではなくて、企業もめちゃくちゃ求めているスキルだと思うのですけれども、なんで企業がこういうスキルを求めるのか？ここを考えることが結構大事なポイントだなって思いました。
理由はですね、ロードが不明確だとどうなるか？ということですよね。
平たく言うと、パフォーマンスが出せない。
自分がどうしたいか、どこだったらバリューを出せるかということが分かっていないと、やっぱりパフォーマンスが出せないと思うんですよね。
かつ何がやりたいのか分からないという中で仕事をしていくことは、仕事に対する自己主体観というものが低下していきますし、そういう中で結果として、やりがいや満足が低下したり、結果また自己肯定感まで低下したりっていうことで、ロードが不明確、すなわちパフォーマンスが最大限発揮されないということで、だから企業が求めるっていう背景があると思います。
自分に置き換えてみても、何のためにこれをやってるのか分からないという中でやる仕事よりも、なぜこの仕事をやるのか？なぜ自分はここにいるのか？ということが、明確に自分のロードとつなぎ込みができている人の方が圧倒的にパフォーマンスも生産性も高いことが容易に想像がつきますよね。
だから、企業が求める側面もありますし、かつキャリアを描けるということは、いろいろ想起できる力があると思います。
例えば、自分を理解する力、できることとか、やってきたこと、そして自分が大事にしていること、強み、弱みをきちんと把握しているということも想起されますし、かつ自己決定ができると思うんですね。
正解のない中で考える力があるだとか、他者がどうか、周囲の目がどうか、誰かの評価がどうかに流されずに決める力があるとも言えますし、理想と現実のギャップを把握して冷静に向き合える人だとも言えるんじゃないかなと思います。
だからロードが明確である、キャリアを自分で描ける力があるということが、あなたと働きたいにつながる理由。こんな感じにつながっていきますよね。
ロードを明確にするヒントは過去にある
最後、「必要なのは分かった」ということで、じゃあどうやったらこのロードを明確にしていけるか？ここがポイントになるかと思います。
こちらのイベントでは、棚卸し、仮置き、ブラッシュアップ、こんな3つを共有させていただきました。
棚卸しというのは、ロードってこれからどうしたいかを考えるイメージがあるので、ついつい今後どうしたいかなって未来に目を向けちゃいそうなイメージがあるのですけれども、これですね、実はヒントは未来になくて、過去にヒントがあるというのが最大のポイントじゃないかなと思います。
要は、これからないものを作っていくという発想ではなくて、これまでに自分が向き合ってきたこと、経験したことの中からヒントを見出していく。
どんな時に嬉しいと思って、どんな時にやりがいを感じて、一方でどんな時にがっかりしたのか、この辺を振り返ることで、自分の大事にしたいもの、大事にしてきたもの、強みや弱み、ここを見出していって、それがロードのヒントになるんじゃないかなと思います。
唯一絶対の答えを見つけるのは難しいので、仮置きして、とりあえずその方向に動いてみる。
これが大事な意味で「仮置き」。
一旦仮置きして、「こうかな？」みたいな前提で動いてみる。
さらに動いて「あっ、違った」と思えば、どんどん変えていく。
これはすごく大事なポイントになるかと思います。
ロードは不変ではなくて、変わっていく、成長していくので、大事なのはとらえ続けること。
こんな感じでつかんでいただけるといいんじゃないかなと思います。
これを一人で考えちゃうと、本当に難しいテーマですし、時間もかかるかと思います。
「どうやって考えたらいいですか？」
ここについてイベントでは、一人で考えるんじゃなくて、外に出て、他者と関わる中でつかんでいく。
こういった具体的なアクションのヒントを提供させていただきました。
ということで、勝手にイベントレポート、今日は7月14日の【『自分価値』を高める育休の活用方法】から抜粋させていただきました。
次回イベントのご案内
次回のオープンイベントは7月29日木曜日の午前中になりますが、【『育休×サードプレイス』で自分らしい復職後のキャリアを実現する】こんなテーマのイベントをトークライブで開催しますので、良かったらお越しください。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子（おだぎともこ）です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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