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#908 絵本にまつわる思い出~子どもの頃の記憶と、大人になって思うこと~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も木曜日がやってまいりましたので、毎週木曜日恒例のチャンネルを一緒に運営しているなつさんの質問コーナーをお届けしたいと思います。
ちなみに、なつさんは福岡在住で、フルオンラインのチームで一緒に仕事をしているんですけど、先週の放送でもお伝えした通り、全社セッションを開催しましたので、浜松に駆けつけてくれ、リアルでの交流を楽しみました。
福岡在住のなつさんのお土産の定番は、めんべい。明太子味のおせんべいのめんべいなんですけど、これが本当にいつ食べてもめちゃくちゃおいしいんですよね。
なつさん、いつもめんべいをありがとうございます。

推しの絵本はありますか?

そんななつさんの今日の質問はこちらです。
今週は、大人の視点で見る絵本の魅力についてです。
最近、本屋で『一年一組 せんせいあのね』という絵本を衝動買いしました。
下の子が、この春、小学校一年生になったことと、作画をヨシタケシンスケさんがされていたことで手に取ったのですが、一年生の生徒の視点で子どもの見る世界がつづられており、娘が寝る時に楽しみに読んでいます。
大人にとっては当たり前のことも、子どもの視点から見ることで、自分の中にある固定概念にも気づかせてくれる一冊でもあります。
仕事ではビジネス書を手に取ることが多いのですが、小田木さんがこの視点や表現が好きと感じる推し絵本がありましたら、ぜひ教えてください。
そして、リスナーの皆さんも、子どもの頃に印象に残っているものや、子育てを通じて好きになった絵本がありましたら、ぜひ教えてください。】

という内容です。
なつさん、いつもありがとうございます。
皆さん、今日は絵本ですよ。
推しの絵本があったらぜひ教えてというなつさんのコメントもありますので、好きな絵本や思い出が詰まっている絵本があれば、タイトルだけで結構ですので、よかったらコメントにひと言ください。

絵本の記憶って、なんであんなに残っているんでしょうね

絵本ですか。いろんなことを考えたら、思い出す機会をいただいたなと思うんですけど、私は純粋に思うんですけど、絵本の記憶ってなんであんなに残るんだろう?って思いますよね。
自分自身が子どもの頃に絵本で感じたこととか、あの時に考えたことが、結構鮮明に残るなと思いますし、絵本に付随するシーンが、何気ないけど、なんであそこが断片的に記憶に残っているんだろう?と思うものもありますよね。
自分自身の絵本体験もそうだし、自分の子どもの絵本体験も、絵本に付随していろんな記憶が、もはや絵本とセットになって残っているな。
そんなふうに感じますよね。

皆さんは、どんな絵本が好きですか。
そして、その絵本にどんな記憶が残っていますか。
ちなみに、私自身が自分の子ども体験として好きだった絵本は、パッと思い出せるもので、『からすのパンやさん』。
カラスのパン屋さんを営むお父さんとお母さんが、風邪をひいちゃったので、オモチちゃんとかリンゴちゃんとか、いろんなおもしろい名前のカラスの子どもたちが、パンを作ろうと頑張ったり、でもやっぱりお父さんとお母さんのパンがおいしくて、いろんな山からカラスがパンを買いにくるという、あの話というか、あの絵が、そこで出てくるパンの一つ一つがめっちゃ好きだったなという記憶が鮮明に残っています。
あとは、『ぐりとぐら』とか、『はらぺこあおむし』『おおきなおおきなおいも』この辺が結構鮮明に記憶に残っている、今でも好きな絵本ですかね。ふと気づいてみると、全部食べ物にまつわる話なんですよね。
そうなんです。
私は、小さい頃は食べることが大好きで、そこから作ることも大好きになり、今でも作ることも食べることも大好きなので、絵本も食べ物にまつわる本が好きだったんだと、今、改めて思い返しました。

世代が変わって私の子ども達なんですけれども、わが家は今でも絵本をたくさんとってあるんですけど、どういうラインナップでなぜこの絵本になっているかというところでいくと、もちろん夫や私が、「これがほしい、買いたい、読ませたい、置きたい」といったセレクトでチョイスした絵本もあるんですけど、長女とちゃんが生まれた時に夫の母が、絵本のサブスクで毎月フリーチョイスの絵本を送ってくれる、こんな粋な贈り物をしてくれたことがありまして、わが家の子どもたちの絵本本棚には、私はこれまで聞いたこともなかったけれども、こんなおもしろいのがあるんだな、なんか好きだなみたいな、そんな本が並んでいます。
例えば、『ちいさなヒッポ』とか、『ひみつのカレーライス』『おだんごぱん』など、私は子どもと一緒に読むまで全然知らなかった本。
大人になっても、子どもを通じて新たな出会いをさせてもらい、「読んで、読んで」とめちゃくちゃ言われたな、あの時の子どものこのページを読んだときの、あのリアクションがめっちゃかわいかったな。そんな記憶が、鮮明に残っている絵本ラインナップが残っております。

絵本って本当におもしろいですよね。
何十年たっても色あせないなみたいな不朽の名作がある一方で、聞いたこともなかった本なんだけれども、やっぱりおもしろいし、読んでいくうちに自分たち家族のオリジナリティがあふれる思い出が追加されていく。
すごいな、おもしろいなと思いますね。

なつさんは、ヨシタケシンスケさんが大好きなんですよね。
私は、ヨシタケシンスケさんが大好きだし本もあるんですけど、いわさきちひろさんの絵がめちゃくちゃ好きなんですよね。
長野にあるいわさきちひろ美術館にも行かせてもらったし、なんでいわさきさんが描くちゃんってこんなに赤ちゃんらしいんだろう?本当に赤ちゃんのいいところをギュッと凝縮したようなあの絵がすごい好きだなと思っています。

体験や思い出がしみついたもの

最初にお伝えしたように、絵本の記憶ってなんであんなに残るんだろう?
ここでは一つずつは紹介しないですけれども、絵本という対象の話とか絵とか物体じゃない、体験とか思い出がしみついたものなんだなと思いますよね。
だから捨てられないし、わが家も絵本を読む年齢は子どもたちは過ぎちゃったんですけれども、わが家の中に絵本コーナーの一角が残っていて、私はひそかに、これをもしも子どもたちが自分の子どもを持つことがあれば、引き継ぎしちゃおうみたいな感じで、実は置いてあったりします。

絵本の記憶で、こんな朝の放送でふたを開けたらとめどなくなりそうなので、そこはそっと残しながらなんですけど、あともう一つ思うのって、絵本ってやっぱり贈られるもの、誰かから誰かに手渡されるものなんだなと思うんですよね。
特に小さい子どもって自分では選ばないじゃないですか。
なので、親を介してとか、誰かを介して、どこかから来ているんですよね。
そういう人の手を介して渡っていくみたいなところも、結構絵本の大きな特徴じゃないかなって思います。
そうすると、この絵本ってどこから来たんだっけ?とか、誰が選ぶにしても、どんな気持ちで選んだんだろう?どんなことを想像しながら、この絵本をチョイスして渡してくれたんだろう?これがあるということが、絵本のすごい特徴というか、私的におもしろいところだなと思うんですよね。
例えば、私の父は本当に気の利いたこととも無縁な人ですし、そんな父なのでプレゼントといったものには一切縁がないんですけれども、孫もたくさんいるんですけど、大人としての自分を確立しちゃっているんですよね。
子どもに媚びることが一切ないんですけれども、そんな父が唯一私の子どもにくれたプレゼントというのが、絵本だったんですよ。
もりのかくれんぼう』という絵本で、子どもと何度も読んでいろいろ残っているんですけど、そういう不思議な感覚が残っていたりします。

幼少期に絵本に多く触れてほしいけど

最後にもう一つ、今だから言える話をすると、絵本って、親として子どもにたくさん触れさせてあげたいし、読んであげたいと、心からそう思うんですけど、いざ育児の真っただ中で、繰り返し「今日も読んで」「もう一回読んで」「もう一回読んで」みたいな感じで子どもにおねだりをされると、「めんどくさい、眠いから寝たいな」という気持ちが湧き上がってきちゃっていたなって思うんですよね。
なんて言うんでしょう?大人の矛盾ですか。
絵本に多く触れてほしい、たくさん読んであげたい、そんな時間を慈しんで大事にできるような親になりたいと思っていたけど、いざ繰り返されると、「ちょっとめんどくさいな、パパにお願いしてくれないかな?」「あー、ちょっと今日は寝たいな」そんな人間臭い葛藤もしみついているのが、わが家の絵本たちだなと思っておりまして、絵本にまつわる悲喜こもごも。

今度は逆に子どもに、絵本に対してどんな記憶が残っているかとか、どれが一番好きかとか、そんなことを聞いてみたいなとも、この放送をさせていただいて思いました。

ということで、なつさん、今週も質問をありがとうございます。
絵本にまつわる思い出をちょっとゆるめの放送としてお届けさせていただきました。
皆さん、推しの絵本があれば、ぜひコメントで共有をお願いします。

それでは、次のチャプターで先週の一番放送とコメントをありがとうございますのコーナーをお届けします。

先週の一番放送は、「私の人生を変えた本」の対談!&今週のコメントご紹介

続きはぜひVoicyでお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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