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未経験文系30歳からのエンジニア転職【転職インタビュー】

こんにちは!
株式会社テクトレでTechCommitを運営している小田川です。

今回は転職活動インタビューということで、TechCommitメンバーのなべさんにお話を伺いました。
未経験文系30歳からSES企業に転職されましたので、同様の境遇で転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

なべさんの紹介

転職前まではITとは関係のない事務職をやられていました。

経済学部卒・新卒で国立大学事務職(4年半勤務)
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派遣で事業性融資会社の事務員&スナックバイト&NPOインターンなど(約1年半)
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教育系NPOで事務中心のアシスタントスタッフ(1年勤務)

最初は営業職志望だった

ー なぜエンジニアに転職しようと思ったのですか?

転職活動を始めたときはエンジニアを選択肢に入れておらず、自己分析や企業研究などを悩みながらやりつつ、2020年4月1日付の転職を目指して、基本的には未経験からの営業職でいろんな企業に応募していました。

(最初からエンジニアを目指していたわけではなかったのですね)

ただ、転職活動を進める中で自己理解が深まってきて、営業職は自分には向いていないかもしれないと思い始めました。

転職活動する上で次の3つを志望の軸にしていたことも、エンジニア職が候補に入った理由です。

● 何かの専門性を持ってその技術を極めていきたい
● 食いっぱぐれたくなくて、年収350万円は欲しいと思った
● 効率化や新しいことを学んでいくことが好きで、人を喜ばせたり役に立てたと感じられることがめちゃめちゃ好き

(動いてみると想像していたのと違うことがわかったりしますよね。特に未経験職の転職は実際に話しを聞いてみないと分からないことがけっこうありそうです。)


細かく記録を付けて転職活動の進捗を管理

ー どのように転職活動を進めていきましたか?

以下のように進めました。
内定は5月30日にもらったので約1ヶ月間活動していた感じです。

2020年4月20日〜
● 業界、職種について情報収集、情報をGoogleブックマークで整理&管理
● Twitterをエンジニアアカウントにして情報収集とモチベーション維持
● Progateとドットインストールに登録、HTMLから着手
● 生活ログの作成(Googleスプレッドシート)
● 計画表の作成(Evernote)
2020年5月
● TechCommitに入会
● MENTAでメンタリングを受ける
● 転職サイト登録

ー 生活ログはどのように作成しましたか?

Googleスプレッドシートに、1日あたりで何にどれぐらい時間を割いているのかログを取っていました。

どうしてこんなにも時間が足りなくなるのだろうと不思議だったので、やってみたのですが、家事に割く時間が意外と多かったことに気が付きました。

▼ なべさんが作成した生活ログ

時間泥棒を見つけるためのログ(生活編)

(分単位で記録されていて細かい!)

ー Evernoteはどのように使っていましたか?

Evernoteは収集した情報の整理や直近の計画などを立てるのに使っていました。

▼ なべさんが作成したEvernote

Evernote(中期的な学習計画)

▼ なべさんが作成したToDoマトリクス

Evernote(ToDoメモとその分類)

ー TechCommitはどのように利用しましたか?

毎日20時から開催しているオンラインもくもく会に参加したり、月一の交流会に参加していました。

特に、交流会で現役エンジニアの方に「未経験ならプログラミングの勉強と並行して転職活動した方がいい」とアドバイスいただいたことは非常にありがたかったです。

転職エージェント?MENTA?どっち!

ー 転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーさんと面談はしましたか?

はい。ただ、遠回しに「SEはお薦めしません、長くて1ヶ月で内定を目指すべきなのでこれまでの事務経験を生かしてITサポートデスクでの就職を目指しましょう」と担当者の方から度々勧められ、エンジニア転職のサポートはほぼしてもらえませんでした。
未経験からエンジニアを目指すには市場価値が低すぎると判断されたのでしょうか…

(私も非エンジニア時代に転職エージェントのキャリアアドバイザーさんに似たようなこと言われたことあります(^_^;))

ー MENTAのメンターさんはどのように選びましたか

そもそもエンジニアを目指して大丈夫なのかというところから相談に乗ってくれるメンターさんを選びました。

50社ほど応募して最初の方は書類選考がなかなか通らなかったのですが、職務経歴書をメンターさんのアドバイスのとおりに修正したら書類が通り始めたという感じでした。

メンターさんからは、「その人自身の人柄とかストーリーが見えるようにしながら、なぜエンジニアになりたいのかということも書くといい」という内容のアドバイスをもらいました。

自己分析と面接練習に力を注ぐ

ー 転職活動でやってよかったと思うことは何かありましたか?

自己分析と面接練習です。
個人的には下記noteの通りに転職活動を進めたのが良かったです。
転職活動についてはいろいろと情報収集しましたが、このnoteに一番お世話になりました。

(なるほど💡こちらの記事をご覧になって、自己分析と面接練習に力を入れたわけですね。)

私の状況(未経験、文系出身、30歳目前の女性、職歴多い)だとじっくりスキルを高めていく時間的余裕がなかったですし、採用にあたりこの人は粘り強く長く働いてくれる?採用コストの元が取れそうな人材か?をシビアに見られると思ったので、面接でその点で安心してもらえるように準備を進めました。

ー 自己分析はどのようにしましたか?

XMindを使ってマインドマップで整理しました。
これがけっこう楽しくて、バックエンドエンジニアを目指す動機や、価値観、過去についての整理に役立ちました。
やってよかったと思います。

▼ 実際になべさんが作成した自己分析マインドマップ

XMind(現状分析)

コロナ渦での面接対策は1人で◯◯に向かって

ー 面接の練習は誰かに付き合ってもらいましたか?

いえ、新型コロナウィルスの影響もあって、就職支援機関で模擬面接ができませんでしたし、誰かに頼むのはちょっと気が引けたのもあり、一人でパソコンのインカメを使って受け答えの練習をしました。

録画して見返してみると、いろいろ気がついたことがありました。
自分の挙動不審なクセだとか、表情だとか...真顔がキレ顔になっているな〜とか。

(キレ顔😂一生懸命答えようとして真剣なお顔になっていたのでしょうね😅)

それと、パソコンを置く高さを変えてカメラに映る位置にも気を配りました
見下ろすアングルだとなんかちょっと印象が良くないなと思って。

(Web面接ならではの対策ですね!)

ー 実際の面接ではどのようなことを聞かれましたか?

志望動機とかななぜエンジニアになろうと思ったのかということはもちろん聞かれましたが、その他には人となりを知るような質問が多かったです。

● 休日の過ごし方
● ずっと続けていること
● 仕事と生活どちらが大切ですか?

ー 「仕事と生活どちらが大切ですか?」って答えにくくなかったですか?

はい、、思いっきりもごもご答えていたら「正直に答えていいよ」って言われました(^_^;)
でも、当たり障りない回答をしました。

1人で情報収集は要注意

ー これは失敗したと思ったことはありますか?
バックエンドエンジニアを目指すことに決めて、主にProgateを使って手当たり次第に言語学習を進めてしまったのは良くなかったと思います。
その結果、ほとんど何も習得せず仕舞いになってしまいました。

1人で情報収集していると取捨選択があまりできずいろいろ手を出してしまいましたね。

SESすべてが良いか悪いかは一概に言えない

ー 今の会社に転職して良かったと思うことはありますか?

長い目で見て、今回の転職が正解なのかはまだわからない段階ですが、少なくとも今は自分の状況に納得してスッキリした気持ちで目の前の勉強に取り組んでいます

ネット上には「SESなんてクソだ!未経験でもがんばって自社開発企業から内定もらわないとこの先暗いぞ!業務時間中はヒマゲーで何年いてもスキルアップできず雑用で終わるぞ!」といった情報がたくさんありました。

確かにその側面もあるのかもしれませんが、仕事や生活に何を求めるのか?を考えたときに、私の場合はバリバリの会社に背伸びして無理しまくって入社できたとしても絶対続けられないと思いました。

ー なべさんは今どんなことをしていますか?

今は研修中で、Javaの基礎〜フレームワークSpringbootの学習を進めています。
会社にオススメしてもらったIT入門書籍スッキリシリーズが分かりやすいので、以下の4点を購入して勉強中です。

Java入門
Java入門 実践編
サーブレット&JSP
SQL

(3ヶ月間の研修の後、実務に入られるようです。)

まとめ

なべさんのお話を聴いて、自己分析と面接練習に力を入れて、ポテンシャルをアピールする戦略が内定への近道になったのではないかと思いました。

それと、情報収集は1人でやると情報が偏ってきたり、客観的判断ができなくなったりする恐れがあるので、誰かに相談するのは大切ですね。

これから実務に入られるということなので、実務が始まったらまたお話伺いたいと思います。

なべさん、ありがとうございました!

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今後もこのようにエンジニア転職を実現したメンバーのお話を『エンジニア転職者インタビューマガジン』にまとめていきますので、よろしければフォローもぜひお願いします。


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