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おだぶんの「日々雑観」27 進み行く秋の旅


こんにちは。おだぶんです。
前回、暑さから急転直下で冬が来ると書き記しましたが、まだ10月というのに既に冬の空気が席巻し、今朝は8℃という寒さでした。
晩秋もすっ飛ばして初冬、関東でも初冠雪初霜などの便りがちらほら届いています。

10月初めに体調を壊して、一ヶ月ほど経過観察の身の上、お酒もご法度のつまらない日々を過ごして来ましたが、昨日医師からもう大丈夫とお墨付きをいただき、めでたく通常生活に戻る事が出来ました。

秋空の下、千葉県東部の佐原と銚子を旅して来ました。朝晩は寒いですが昼間は秋らしい空気で、気持ちも晴れやかに過ごせました。
伊能忠敬ゆかりの地、川の流れ穏やかな小江戸佐原。市中を流れる小野川沿いの歴史を感じる古民家は、きちんと手入れされ美しい街並みを保っていました。
川面を鴨や白鳥がのんびりと泳ぎ、目で追いながら歩いていると、時間が止まったかのような気持ちになりました。
市内には数軒の酒蔵があり、軒の杉玉が赤茶色になっていて、お酒の熟成が進んでいる事を思わせられました。秋はひやおろし、次回は是非味わってみようと思います。
佐原から成田線で40分あまりで銚子に着きました。
銚子はこの一年ですっかり気に入って、毎月訪れる街、何度来ても飽きない街です。
元々は銚子電鉄を応援するためでしたが、今では銚子という街全体的が好きになってしまいました。
いつも通り銚子電鉄には、一つ先まで歩き仲ノ町駅から乗車します。
最近メディアで取り上げられるためか、平日昼間でもかなりの乗客がいました。昨年夏に乗った時はコロナ禍真っ最中で、人影もホント疎らでしたが、コロナもだいぶ落ち着いて人出も戻り、本来の姿を取り戻しつつあるようでした。
犬吠からまた銚子へ戻り、宿に荷物を置いて再度犬吠駅へ。そこから徒歩で西側の小高い丘を目指します。丘の上から眺める海と灯台とキャベツ畑の丘陵、朝昼夕と見る時間によって変化し、どれも素晴らしい景色です。さらに登ると、地球がまるく見える丘展望台が見えてきます。その辺りから夕陽を望むつもりでしたが、水平線付近雲がかかり、海に没する夕陽は残念ながら見れませんでした。
丘を下りて銚子電鉄の終点外川駅へ。
駅に向かう道すがらも、古き良き昭和を思わせる風景と空気が、そこかしこにあります。古い木造の家から漂ってくる煮炊きの匂いや、夕餉の支度をするまな板をトントンと打つ音、薄暗い路地に灯る街灯、薄暮の空に瞬く一番星。子供時分に昭和を過ごした私には、涙が出るような懐かしさです。
外川駅の木造駅舎は大正生まれ。誰もいない待合室の裸電球の光に包まれると、遥か昔にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。
犬吠駅に戻り灯台を目指すと、西の空は短い秋の残照も僅か、東の空には満天の星が望めます。
夏の天の川で有名な銚子。秋から冬の空気の澄んだ晩は、まさに降るような星空になると思います。
この日は多少の雲が出てはいましたが、それでも都会の空では見る事の出来ない星空が広がっていました。
海岸線の道を君ヶ浜方向へと歩くと、更に周囲の灯りは無くなるので、その数はグッと増してきます。
久しぶりに素晴らしい星空を見ることができました。
この日君ヶ浜駅から銚子電鉄で銚子に戻り一泊、翌日も街歩きと海を堪能して夜遅くに帰りました。

旅行割引とやらも始まりましたが、近場なのでその恩恵も関係ない旅でしたが、一泊二日をのんびりゆっくり過ごす事が出来ました。 

明日から11月、もう本格的な冬も間近です。
残り少ない秋ですが、紅葉も始まりますし、もう少し楽しみたいと思います。

ありがとうございました😇😇😇

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